時々花ブログ

花・レッスン・イギリスのフラワースクール・日々の私的な出来事など綴っています。旧ブログ

東京オリンピック2020 ビクトリーブーケ

Webmaster2021/07/23(金) - 11:45 に投稿
ヒマワリ オリンピックブーケの花

本日2021年7月23日開催です。本来ならばとても喜ばしいイベントなのですが、世界的なコロナウィルスのパンデミックの影響でとんでもなく困難を伴う事となってしまいました。でも開催は開催です。世界から集まってきた選手たちにエールをお送りしたいと思います。

気になっているのはビクトリーブーケです。数年前村松先生がデザインのご担当と聞きました。当時発表されたアイディアは花とマスコットの合体したブーケでした。とても不思議な感覚で他の国では見たことがありません。マスコットがなぜブーケにつくの???というくらい異物に感じました。昨日ビクトリーブーケの記事が目に留まりました。小ぶりのヒマワリをブルーのリンドウ、そして爽やかなライムグリーンのトルコキキョウを合わせたものでした。向日葵は宮城、リンドウは岩手、そしてトルコキキョウは福島県産といずれも東日本大震災の被災地のお花で、震災の時の援助のお礼の気持ちを込めたもの(被災地の復興援助の意味もあると思います)の事です。花は旬なもの、花の形もはっきりとしており花束にしてもだれもが好感をもてるイメージです。さて、やっぱりマスコットのような物がブーケに付けられています。ホルダーで水がいれられる仕組みだったらよいのですね。メダリストたちにどのような形で贈呈するのかを楽しみにしています。

府中もロードレースでヨーロッパの著名なレーサーたちが通過するとの事です。すべての参加者が安全で楽しいレース展開となる事を祈ります。

ビクトリーブーケについて、2016年コンペがあり出展した時のデザインです。大量に作らなければならないブーケ。花材も吟味しました。私もリンドウを選んでいました。懐かしい作品です。大会に携わるすべての皆さんのご活躍とご健闘に感謝です。

染められたカーネーション

Webmaster2021/05/13(木) - 13:44 に投稿
カーネーション/ダイアンサス

母の日の週、市場でこんなカーネーションを手に取りました。ヨーロッパでも好みが分かれる染の花です。カーネーションだけでなく輪菊やファレノに至るまで染の花がオランダやロンドンの市場に出荷されているのを目にしたことがあります。流行りものはとりあえず使ってみるというのが我が先生の教えでしたので思い切って購入してみました。

一般的にはどうかなと思い日ごろ花を置いていただいているお店へ持ってゆきました。お客様は目をまん丸くして「えっ、生の花ですか?」早々に反応がありました。ビックリされた様子です。花自体は香りがありとても太くてよい茎、花の開花した姿も美しく節から折れる事もありません。それほどのクオリティの花でしたが、アレンジやブーケに入れようと思うと今一つ他の花との掛け合いがよろしくありません。結局花瓶にこの花だけ残っている状態です。一週間とちょっと過ぎましたが香もあり色落ちも感じられません。う~ん染めてしまうのはかわいそうですね。せっかく立派に育った花はやはりそのまま使ってあげたい、正直な気持ちはこんな所です。皆さんはどう受け止められうでしょうか....

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スズランの日

Webmaster2021/05/01(土) - 14:38 に投稿
スズランのブーケ

5月1日はスズランの日。これはフランスの事なのですが、我が家にもスズランがあり必ずこの日には花を付けています。今年も数日前から咲いていたのは気が付いていましたが、今日様子を見に行ったらなんと花も終わりに近づいていました。例年より春速い時期に暖かい日が続いたせいでしょうか。もう何十年も植え替えをせずほったらかし。いままで何のケアもしなかったため花は小さく、遠目でも花が少ない事が分かります。
 

それでもやはり香を楽しみたいと思い、少しばかりの花をかき集め手元にあったデルフィニウムと一緒に束ねてみました。花が終わったころ手入れをしてあげようと思います。

スズランの日の習慣についてはスクールの下のトピックのページhttp://act-flower.com/LA_FETE_DU_MUGUETにご紹介しています。

イースターエッグ作り

Webmaster2021/03/21(日) - 14:05 に投稿
子供と楽しむイースターエッグ作り

イースターのレッスンには卵が欠かせません。ゆで卵では日持ちも悪く長く置いておくことができないため、卵の殻だけを使います。手頃に入手できるのはニワトリとウズラの卵。レッスン前の一週間は、卵に穴をあけ思い切り吹いて中身を取り出す作業が我が家の年中行事です。最近は年齢も上がり朝から卵を3個も吹くとめまいがしそうです!うずらの卵に限っては便利は卵スライサーがあるのでそれを利用しました。(実はこのために購入)

今年は卵に色を塗りました。アレンジに添えるだけのオーナメントですので、水彩絵の具とアクリル絵の具を使いました。原色に白を混ぜるとティント=パステルができます。ピンクが欲しい場合は赤+白、水色は青+白などです。何の技術もいらないため子供たちも楽しめると思います。

イースターのクラスは親子参加OKのレッスンとしましたので、お子さんが色のついた卵に色鉛筆を使って自由に絵を描き、その卵は全部お母さんのアレンジメントに使いました。カラフルなイースターエッグを囲み、皆で楽しめる時間はとても楽しく私にとっても思い出になるレッスンでした。

今年のイースターは4月4日、春の花で卵を添えた可愛いアレンジメント作ってみてはいかがでしょう。イースターの事はアレンジメントのアイディアと共にトピックスのページでご紹介しています。

唐子咲きの椿 

Webmaster2021/03/17(水) - 14:26 に投稿
椿 大唐子
椿 大唐子 蕾

最初はボタンの花かと思いましたが、まだその季節でない事に気づき、葉を観察するとまぎれもなく椿。椿にもこんな咲き方をする花があるんですね。このユニークな咲き方は唐子咲というそうで、大唐子(オオカラコ)もしくは紅唐子だと思いますが、どちらかはわかりません。椿はどこのお庭でも見られるためあまり気に留めていなかったのですが、花も千差万別で美しいです。紅色系 唐子咲きの椿を集めたページ見つけましたのでリンクします。http://www.nagominoniwa.net/camellia/karako-r.html

ツバキ科 ツバキ属
日本 台湾 などが原産

 

アートフラワーアレンジメント

Webmaster2021/01/28(木) - 16:49 に投稿
アートフラワーアレンジメント
ヘアーサロン なごみはなれ 美容室 調布市 布田

調布市のヘアーサロン なごみはなれ様へお届けです。限られたスペースでのデザイン、ご希望に沿ったものをご提供したく、幾度もお話しをして色、形、サイズなど詳細をつめました。

高さのある空間を飾るデザインでしたので、一つ一つの花にエクステンションをかけながらアレンジしてゆきました。小さなお子さんが触って倒れないよう器には我が家の庭石2つ入っています。器の底にはフエルトを貼り、床に傷がつかないようにも致しました。お手入れの話題となった時、ドライヤーで軽く埃を吹き飛ばすとの事。美容師さんらしい発想です!ベストな方法ではないでしょうか。

最近はアーティフィシャルも質感が良くなり美しくなっています。ご自宅用でも店舗用でもお気軽にご相談下さい。

なごみはなれ様 日本の古き良きものを大切にしながらもモダンなテーストのサロンです。ナチュラルさをコンセプトとしお店の名前である「和み」に繋がっています。とことん丁寧な性格の古井剛さん、店に入った瞬間から隅々まで彼の仕事のクオリティを感じます。ホームページはこちらです。

 

ジャック・オー・ランタン Jack-o'-Lantern

Webmaster2020/11/03(火) - 15:49 に投稿
ジャック・オー・ランタン Jack-o'-Lantern ハロウィン

イギリスやアメリカではハロウィンのシーズンになると、南瓜をくりぬいてジャック・オー・ランタン(Jack-o'-Lantern)という飾りを作ります。ハロウィンはイギリスやスコットランドに住むケルト人の秋の収穫を祝い、同時に冬の始まりとしてのイベントが風習となりました。詳細

さて、ステイホームしている今年、南瓜のランタンを作ってみました。夕方になりキャンドルを灯すとなにやら怪しげな雰囲気となりなかなか満足です!ご近所の方も少しだけ季節のイベントを楽しんでいただければと思いました。

<材料>

  1. 南瓜 小さめ
  2. キャンドル

<作り方>

  1. 南瓜に目と口の部分をマジックでマーク
  2. 包丁でボトムとトップを切り落とす(LEDライトを使うのでしたらトップはそのままで)
  3. 中の種や実の部分をスプーンで取り出す
  4. シャープなペティナイフでマークした所を南瓜に対して垂直に切り目を入れる

たまたまLEDライトの準備がなくキャンドルを使いましたが、やはり温かみがあり明るくきれいでした。念のためバケツに水を用意し、子供たちの手の届かない所へ置きました。来年はコロナウィルスも落ち着き、皆さんと一緒にランタン作りができるといいですね。

さて、南瓜は野菜としてお馴染みですが、黄色い大きな花も若い葉も食べられるそうです。くりぬいた種の周りや本体の実の部分はぜひその日のうちにスープにご利用下さい!

南瓜 Cucurbita L.
ウリ科カボチャ属
アメリカ原産

Happy Halloween!

 

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上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)

Webmaster2020/10/30(金) - 15:58 に投稿
上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)

住宅街で初めて見た花です。

上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)
上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)

調べてみたらホトトギスの一種。茶花でよく使われるそうです。上臈とは貴婦人・高僧とかいう意味だそうです。一般的にみるホトトギスとかなり違うのでびっくりしました。
Ref: https://www.hana300.com/kiijyo1.html

ユリ科ホトトギス属(Tricyrtis)
Tricyrtis macranthopsis
 

ガーデンアクセサリー ~Part 2~

Webmaster2020/10/16(金) - 16:20 に投稿
花と一緒のうさぎ

動物の置物もなかなか可愛いですね。一番下は沖縄でよく見る置物のシーサーですが、こちらでもかなり多くの家庭の門に置かれています。

カエルでハッピーハロウィン フクロウ君はポットにくっついているみたいです ハロウィンパンプキン 花と一緒のガーデンアクセサリー
ウサギさんたち 小鹿たち 鉄製の置物は海外からお持ち帰りだったのでしょうか。
雨宿り中のシーサー    

たった一時間の散歩でこんなに沢山見つける事ができました。動物たちもよく見ると表情があり楽しい物です。また変わったものがあったら追加したいと思います。

 

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ガーデンアクセサリー

Webmaster2020/10/05(月) - 16:25 に投稿
玄関先のガーデンアクセサリー キリン

散歩ではご家庭の庭の花を見て歩くが楽しみなのですが、いろいろな置物があるのに気づきました。ガーデンアクセサリーは、新しく建てられた家々に多くみられる傾向です。お花と共にとても可愛い、あるいはユニークなアクセントになっており、道行く人の目を楽しませてくれています。

ブレーメンの音楽隊 ガーデンアクセサリー 陶器の置物 テディベアのウェルカムボード
ひょうきんなフクロウたち 動きだしそうなリス 玄関前の犬?もしかしたら猫?
犬の置物 タヌキたち 大きなスヌーピー

 

小さなものから大きな物まで様々です。極めつけのビックリは白黒のキリンさんでした。まだありますので続編書きます!

 

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9月9日 重陽の節句 菊の節句

Webmaster2020/09/08(火) - 17:13 に投稿
菊 マム 'アルバドロスブロンズ'

中国では奇数はよい数字で陽、偶数は悪い数字で陰とされ、9月9日は最も大きな奇数が重なる事から、「重陽」となります。この日は家から出て高い山へ登り菊の花の酒を飲み邪気払いをする日とされ、5つある節句の一つとなります。旧暦の9月9日は10月の菊の開花時期に当たるため、別名「菊の節句」ともよばれます。
 

<菊の渡来と発展>
菊は紀元前15世紀ごろの中国が起源、7世紀から8世紀の奈良・平安時代に日本に渡ってきました。宮中では秋の行事として菊を食し、酒に浮かべ健康を願う行事となりました。女官たちはその日の前日夜に菊のつぼみに綿をかぶせ香を移し、その「被綿(きせわた)」で体を撫で邪気払いをしたとの事です。江戸時代になると一般庶民にも広まり育種が盛んになり、大輪の菊の「菊合わせ」という品評会が行われるようになりました。

原産地の中国では不老長寿の薬草として扱われ、ノーブルな限られた人しか栽培できなかったようです。長寿と太陽を意味する高貴な菊は日本の天皇家の紋章として代々継承されています。
 

<関連記事>
活け花の世界では菊を使ったデザインが9月のテーマとなります。10年前のブログですがリンクをしておきます。
菊は香もよく大変長持ちするお花です。タイプも大きな一輪咲、枝分かれしたスプレー咲き、本当に小さく数えきれないほどの輪を付けるものまで多様化が進み年々新種が発表されます。海外でも人気で、今では沢山の交配品種が日本へ逆輸入されるくらいです。種類については下記ページで少しご紹介しております。
菊 マム 花形と咲き方・手入れ法 
菊 マム 品種の紹介 
進化する菊!マムいろいろ 2019 


9月の上旬では残暑も厳しく菊の季節には早いのですが、重陽の節句が来ると毎年そろそろ秋かなと感じます。皆さんも少しばかり秋の走りを菊の花と共に楽しんでみてはいかがでしょう。

 

東京競馬場

Webmaster2020/08/23(日) - 16:18 に投稿
東京競馬場 歩道
東京競馬場 VIP入口

住まいの近くに東京競馬場があり、好きな散歩コースです。大きな樹々が茂り歩道は涼しく快適です。

競馬場の中に赤いバラばかりをコレクションした小さなバラ園があります。競馬開催日には入場ができるのですが、今年はコロナ禍のためまだ一度も花をめでる機会がありません。時々門にへばりついて中の花の様子を伺っています。近所のバラ園へ出かけるという些細な楽しみでさえ今は我慢。普通の生活ができなくなり誰もが不自由を感じ、生活の変化を強いられています。一刻も早くこの忌々しいウィルスが収束に向かうとよいと願っております。


 

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