7月~8月

フウセントウワタ

ふんわりと風船のようにふくらみ、枝についているユニークな植物です。枝はしっかりしていますが、実自体は空気を含みとても軽いです。夏に下向きに咲く白い花からこんな実がなります。初秋ですがまだまだ暑さが残るので、ライムグリーンで少しでも涼し気に。個性が強い植物ですので、目を惹きますね。

旧ガガイモ科Asclepiadaceaeの為ガガイモ科としている事も多いです。

クルクマ パルビフローラ

30cm くらいの長さしかないクルクマです。小さいのですが色は透明感のあるピンク、南国のインドやタイ原産で、暑さにとても強いお花です。お値段張りますが小さくてもインパクトがありとても素敵です。ユニークな形で色のついている部分は苞となります。実際のお花はそのカップの間につきます。

お手入れはいたって簡単。花瓶をきれいにしお水を取り替えるたびに茎を少し切り戻して下さい。水が綺麗な状態がたもてれば10日くらい日持ちしてくれます。すらりとした茎も素敵ですのでわざわざ短く切って使うよりそのステムを生かしたデザインがよいと思います。暑い夏、お部屋を涼し気に飾ってくれる貴重なお花の一つです。

クルクマの根はターメリックとも呼ばれるショウガ科の植物で、カレーにかならず入る黄色いスパイスです。

アンスリューム ペルッツィ

この花が出た瞬間に掴んでしまいました。理由は目立つ花が欲しかったからです。少し吟味すればよかったと帰ってから反省です。この束はハズレでした。昨年の7月もこの花を購入していて、コメントを読んでみると肉穂花序が短くほとんどない物があったと書いています。写真に撮ったのはたまたまついていたもの。アンスの特徴である肉穂花序がどれも貧弱で短く魅力に欠けるものでした。茎も太く仏炎苞もかなり肉厚で申し分ないのですが花の容姿としては非常にアンバランス。生徒の皆様すみません。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

アンスリューム マキシマ

とても薄いサーモンピンクのグラデーションで先端のとがった部分だけが濃いオレンジ色。ツンとでている肉穂花序は白桃のようなベージュ。冷たく冷えたソルベのようで、どこか爽やかな雰囲気です。明度が高いせいでしょうか花を並べても一番に目を捉えます。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

アンスリューム サビア

ステムの色はブラウン 濃いピンクですが赤ほど強くなく程よい華やぎがあります。こちらの品種もやや細目の仏炎苞。肉穂花序はルージュにあるようなコーラルピンクです。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

クラスペディア グロボーサ

ニュージーランドやオーストラリア原産。乾燥した環境を好む植物です。福岡の生産者さんのお花ですが、状態がとてもよく入手する事にしました。水がしっかりとあがれば浅水で管理します。暑さも強いため長くお楽しみいただけます。比較的小さい球状の花ですので、グループでまとめて使うとインパクトが出ます。

私はキク科の植物にかなり強いアレルギーがあるため、水揚げ中もフィルムを軽くかけてなるべく動かさないようにして保管します。クラスではすべての空気清浄機を稼働させ、自分は厳重なマスク姿です。

 

ドラセナ サンデリアーナ

30年位前にかなり流行したミリオンバンブー。暑い時期でもなんとなく涼し気です。バンブーとついているので竹と勘違いする方も多いのですが、ドラセナ・サンデリアーナです。根が付いていますので、長いまま使う場合は根も残しておくといいと思います。私は後で鉢植えにしてみようと思います。
 

アフリカ原産の植物ですので、暑さにとても強くグリーンも爽やかです。スパイラルにツイツトして育てられていますので、スパイラルバンブーというタグもついていました。いずれにせよ個性的ですので目を引きます。フォーマルリニアのアレンジメントに使用予定でした。風水では幸運につながるよい植物として知られています。

ref: https://andplants.jp/blogs/magazine/luckybamboo

 

 

ヒマワリ/ヘリアンサス サンリッチライトオレンジ

誰もがなじみのある向日葵、色も典型的です。花は大型ではないのですが背は高く80㎝位あります。花の形もも色もはっきりしていますので、まとめて使い作品でのインパクトを狙ってゆきます。もう真夏の陽気ですので、夏の時期は夏の花が良いですね!

北米原産、種は可食でき、種から絞ったおいるはサンフラワーオイルです。

ベロニカ スカイラーブルー

水がしっかりと上がると穂先まで真っ直ぐに伸びます。脇から小さい花穂が出ていますが水あげがあまりよくない植物ですので、葉とともに思い切って処分してしまいましょう。ピンク、白などの色もあります。すらっと伸びる形は他の花とはまた違った趣です。和風にも洋風にも、ブーケにもアレンジメントにも向くお花です。以前はゴマノハグサ科に属していましたが、オオバコ科に変更となりました。

オオバコについてはよいサイトがあります https://flowers.hasma.jp/family/plantaginaceae/

エルムレス ルイテリーオレンジ

90㎝程にも成長する穂状の花で、ヒマラヤ西側、パキスタン、アフガニスタンからイランの比較的乾いた草原などが原産です。以前はユリ科に分類されていました。一本の太い穂に下から順次星形の花が開花し甘い香りが漂います。今回はオレンジかかった色ですが、鮮やかな黄色やサーモンピンク、白もあります。暑さに弱いデルフィニウムやユリ以外の背の高い初夏の花として頼もしい存在です。ヨーロッパの庭先でも一世に咲きそろった花群は一種類ひときわ目立っており、花言葉である「孤」ひとり他にぬきんでて高いこと、孤立しつつ自らの志を守るというイメージがぴったりの花です。

今回は少し線が細く、花に迫力がありませんでした。もう少し太い物のほうが見ごたえがあります。一度しっかり水があがったら浅水でも大丈夫です。茎が水に長時間浸かっているとぬめりが生じますので、毎日ぬめってきた茎の部分を少しずつ切るといいです。