切り花 長持ちのコツ
お花は清潔な環境が大好きです。苦手はエアコンの風や直射日光、パッキングによる蒸れです。フローリストが普段実行している切り花のお手入れ法です。切り花はひと手間で長持ちさせることができます。
花束が届いたら
- 清潔な花瓶に水と切り花用フラワーフード(切り花栄養剤)を入れる。
- 水につかる部分の葉は丁寧に取り除き、茎を2cm位斜めにカット 斜めにカットするのは水に接する面積を広めるためです。
- 2-3日後水を取り換える際、花瓶を漂白剤などで洗い、茎を斜めにカット。
- この時も水につかる葉はすべて取り除く。
アレンジメントが届いたら
- まず水を差す! 水は花にかからないよう葉の間から入れる。お水の量は指を給水スポンジに触れながらゆっくりと水を差し、指先に水が触れてきた時にストップ。
- 数日後に水分チェック。指で給水スポンジを触り乾いていたら少し差す。
- 痛んだ花はすぐに処分。
花の茎のカットの場所
カーネーションなど節のある茎は節と節の間で切ります。節の部分は水を 吸いません。
置き場所
- 直接風の当たる所、直射日光は避けて置きましょう。
- 果物とは別に 果物のエチレンガスにより花の開花が促進されてしまいます。
スペシャルケアー
花によっては特別なケアーが必要の場合もあります。
- チューリップ、ヒヤシンス、ユリなどの球根植物はエチレンガスにより成長が妨げられ、花が咲かなかったり葉が落ちたりします。またカーネーションも同様です。果物や野菜とはかならず別に。
- ヒヤシンス 根元の白い部分に栄養があります。水揚の際切り落とさないように。
- 水仙 初日は別の花瓶で管理。ネバネバする液が他の花に悪影響を及ぼします。
- ガーベラとカラー 初日の水揚げが済んだら、少量の水(約5cm)にするとさらに長持ち。
- アンスリュームと蘭は南国生まれ。15℃以上が適温。
- アマリリス 花が重いため折れやすいので、空洞の茎の中に棒を入れると支柱になります。水は15cm位。長い花瓶がお薦め。室温20℃あるとベストです。
- 真夏のお花の手入れ
フローリストの家では..
切り戻しをして短くなった花はキッチンに飾ります。コーヒーカップを洗うついでに花瓶も手軽に洗ってしまっています!せっかくのお花、長く楽しみましょう!