7月~8月

ヒメガマ ガマの穂

夏の水辺ではよく見られる植物。す~っと背が高く茶色いキリタンポのような形のシードポットが目印です。葉はすらりとスムーズで長いのですがベアグラスの類とは違い、手を切る心配がありません。市場で出回るのは初夏限定の為、編み込んでランチョンマットにしたり、ちょっと違った形に活用し季節ものを楽しみたいものです。今回は直線的な植物を探していましたのでぴったりです。

穂は茶色い皮をかぶっていますが、夏も終わりに近ずくと熟成し綿状の種が一気に舞います。かってはすだれを作ったそうです。その名残で別名は御簾草(みすぐさ)というそうです。

「蒲黄(ほおう)」と呼ばれる生薬でもあり、「古事記」には怪我をした因幡の白うさぎが大国主命(おおくにぬしのみこと)の指示でガマの穂にくるまり、その花粉で止血して傷を治したという記載があるらしいです。
ref: https://www.hana300.com/gama00.html

 

 

ファレノプシス KVビューティ

優しく甘いオレンジ色の地にピンクのストライプが入ります。リップは濃いピンク。小ぶりのミディタイプです。白い大きなものから比べれば小さめですが、品質はかなりよく花は肉厚色もはっきりと出ています。蘭を始めトロピカルなエリアで育つ花々は暑さに強いですが、日本の夏の気温では毎日のお水替えをしてください。茎も洗い、少しずつナイフでカットし茎の先端をリフレッシュしましょう。

アンスリューム マレア

やや細目の仏炎苞、色は白地にピンクが先端から半分くらいまで乗っています。裏側は肉穂花序と同じ薄いグリーンがかかっています。お色がシンプルで上品。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

アンスリューム ヌンツィア

生産者さんあるいはロットによって色の出方が大きく異なるような気がします。昨年使った時は白地に柔らかいピンクやグリーンが乗っているが、個体により色にばらつきがありとの記載でした。今回はオレンジが強いですね。いずれにせよ素敵なお花です。ギフト用のアレンジメントにはぴったりだと思いませんか?

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

フロックス

小さなブーケにと思い初めて入荷。蕾の状態の時はよかったのですが、花が開花すると日毎に古い花がポロポロとこぼれ落ちてしまいました。あまりにもその落下の量が多くついに使いませんでした。夏の庭をにぎわす花として馴染はあったのですが、切り花として短時間で花が落ちてしまうのはとても使いにくいです。

 

ゲンペイシモツケ

Spiraea japonica 'Genpei' と呼ばれ、日本をはじめとする東アジアが原産です。水あがりもよく小さくデリケートで細かい白や赤の花が咲きます。蕾の段階からどことなく品があり、今まで目に留まらなかったのが不思議なくらいです。同じ属にはコデマリやユキヤナギもあり、葉や茎がとてもよく似ています。夏の間咲くとの事、暑さにも強くお勧めです。

'源平' の呼び名は一つの花から白と淡紅色の花をつける事からだそうです。一般的には古木になると赤が出やすくなるとの事です。

Ref: https://shiny-garden.com/genpei/

ベンケイソウ オランダセダム

セダムは乾燥を好む多肉植物で、切り花にするとお水が濁りやすい品種です。頻繁に水替えをし茎を切り戻すと長持ちしてくれます。長さもありブーケにも入れられるのですが、重さがあるため初心者向きではありません。また水も濁るためどちらかというとフローラルフォームを使ったアレンジメントのほうが使いやすいと思います。

今回は短く目立たたなく使う目的で入荷しました。低い空間を埋めるにはちょうどいいお花です。やはり秋以降に使う方が花の色もよく、ベターかもしれません。