アマドコロ/ナルコラン

斑入りアマドコロ
花の和名
アマドコロ 甘野老
ナルコラン 鳴子蘭
品種名
ヴァリエガタム
原産と分布
英語名
fragrant solmon's seal
Japanese solomon's seal
ラテン科名
花付き
スプレー
花の形状
シングル
季節
2024
6月
日持ち
1週間
お薦め度
★★★
ノート

斑入りアマドコロなのですが、流通はナルコランとして出回っています。紛らわしいのはナルコユリと呼ぶ方もいらっしゃいますが、ナルコユリは大型で1mも伸び、葉は細長く濃い緑で別物*です。斑入りアマドコロの葉の淵はクリーム色の覆輪で囲まれ美しく、そのままでも切り分けても使いやすいリーフです。斑入りアマドコロは園芸種との事で、基本種のPolygonatum odoratumはヨーロッパに自生しています。また日本にも斑入りのアマドコロがあり、こちらは春に茎が赤い種類との事で、P. odoratum thunbergi (=japonicum)**となります。おそらく今手元にあるのは茎が赤いため固有品種名は‘Variegatum’ (Variegated Solomon’s-seal) だと思います。

特別な手入れは不要で、ブーケにもアレンジメントにも万能です。明るいグレーイッシュなグリーンが初夏を感じさせてくれます。

若芽は食べられ根はお茶にできるとの事ですが、黒くなる実は毒があります。この属には50品種もありますので食べないほうが無難。

*ref: https://sakata-tsushin.com/yomimono/rensai/standard/eastasiaplants/20170516_005321.html
**ref: https://hort.extension.wisc.edu/articles/solomons-seal-polygonatum-spp/
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-615

エピソード
属名のPolygonatumとは根に多くの結節のあるという意味
odoratumは香という意味で、下向きの鐘状の花に芳香があるため
使用日