キジカクシ科アマドコロ属

ナルコユリ 鳴子百合/ナルコラン 日本・朝鮮半島原産 クリームの覆輪があり初夏に出回る葉

アマドコロ/ナルコラン

斑入りアマドコロなのですが、流通はナルコランとして出回っています。紛らわしいのはナルコユリと呼ぶ方もいらっしゃいますが、ナルコユリは大型で1mも伸び、葉は細長く濃い緑で別物*です。斑入りアマドコロの葉の淵はクリーム色の覆輪で囲まれ美しく、そのままでも切り分けても使いやすいリーフです。斑入りアマドコロは園芸種との事で、基本種のPolygonatum odoratumはヨーロッパに自生しています。また日本にも斑入りのアマドコロがあり、こちらは春に茎が赤い種類との事で、P. odoratum thunbergi (=japonicum)**となります。おそらく今手元にあるのは茎が赤いため固有品種名は‘Variegatum’ (Variegated Solomon’s-seal) だと思います。

特別な手入れは不要で、ブーケにもアレンジメントにも万能です。明るいグレーイッシュなグリーンが初夏を感じさせてくれます。

若芽は食べられ根はお茶にできるとの事ですが、黒くなる実は毒があります。この属には50品種もありますので食べないほうが無難。

アマドコロ/ナルコラン

ナルコランとも呼ばれますが、斑入りのアマドコロです。初夏の季節に流通し、葉の淵にクリーム色の覆輪が入るアマドコロの園芸種です。ぱりっとした茎、水揚げのよい葉は使い勝手がよく、アレンジメントやブーケに爽やかさを添えてくれます。葉は約一週間で茶色くなってきます。庭で育てたいと思っていますがなかなか苗が見つかりません。品種はヴァリエガタム 'Variegatum'