東アジア

日本、台湾、朝鮮半島など

ハイゴケ

苔は土を包んで苔玉にしたり、テラリウムに敷き詰め鑑賞したり、あるいはフローラルフォームをカバーしたりと様々利用できます。ほぐして伸ばして使う事もでき形も自由自在。今年は球根植物を使ったアレンジメントも多く、苔もトレンドアイテムとなりました。苔の類は奥が深くなかなか踏み込めない世界でしたが、ついに手にしてしまいました。今回購入したのは一番入手性のよいハイゴケです。とても丈夫で乾燥にも強いとの事。やはり日本の分布が一番多く、朝鮮半島から中国南部、そして西はインド北東部のヒマラヤ山脈あたりまで分布地帯が広がります。

Ref: https://www.gbif.org/species/2682008

アスチルベ

アスチルベは今まであまり使っていないお花でした。理由は水あがりが悪くまた水も下がりやすいためです。5月ころから咲くお花ですので2月は早いのですが逆に持ちはいいかなと思い仕入れました。いつもは短命ですが今回は一週間位頑張ってくれました。難しいお花ですがどことなく他にはない雰囲気です。

私たちが手にするアスチルベは A. chinensis, A. japonica, A. thunbergiiA. astilboidesの4つの品種を交配させてできています。ですので学名はなく交配を表す掛け合わせの表記となっています。Astilbe × arendsii。

水あげの方法は湯上げがよいです。細い茎ですが頑張ってナイフでシャープに切り落としましょう。茎の表面積を広げればそれだけ水あがりが良くなるはずです。

ref: https://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?taxonid=242008&isprofile=0&

 

 

シャリンバイベリー

クリスマスリースに使える黒い実を探していました。見かけた事はあるのですが、実際に使う機会は今回が初めてです。ビバーナムではすぐに水落ちしてしまいますが、この実は水あげもよく丈夫です。房になってみが付くため魅力的でもあります。梅の花のような可愛い花が5月頃に咲きます。とても丈夫との事で公園の植栽で見た事があるのではないでしょうか?

 

アメリカテマリシモツケ リトルエンジェル

今月は2回もテマリシモツケを購入。今回は紅葉しておりとても深い赤紫です。シモツケの種類は庭木として人気との事で、春に手毬状の花をつける樹木です。’リトルエンジェル'は前回購入したルテウスよりも状態は良かったです。一年中あるとの事ですが、ここ最近ライムグリーンや紅葉した葉の入荷があります。

北米東部原産、寒さにも暑さにも強い庭木ですが日本の湿度には弱いようです。花はコデマリのような花が春に沢山付きます。樹皮がむけるとの事で、浮き上がった樹皮の下には次の樹皮が見えるとの事で、ナインバーク(ninebark)と呼ばれるそうです。

ナイフで斜めに茎をカットし深水で水あげしました。葉が多いため下がりやすく油断するとすぐに頭を下げてしまいます。何度も切り戻しをかけなければなかったのですが、ちゃんと切り戻すと1週間爽やかなグリーンでいてくれます。庭にあったら切り取ってすぐに水につけられますが、日が経っている場合は微妙にむずかしい植物です。

アメリカテマリシモツケ ルテウス

ライムグリーンの優しい葉が今時珍しく、この魅力的な色に惹かれて購入しました。どことなくビバーナムの若葉のような感じです。実はバラ科のテマリシモツケ属でシモツケの仲間です。北米東部原産、寒さにも暑さにも強い庭木ですが日本の湿度には弱いようです。花はコデマリのような花が春に沢山付きます。樹皮がむけるとの事で、浮き上がった樹皮の下には次の樹皮が見えるとの事で、ナインバーク(ninebark)と呼ばれるそうです。

ナイフで斜めに茎をカットし深水で水あげしました。葉が多いため下がりやすく油断するとすぐに頭を下げてしまいます。何度も切り戻しをかけなければなかったのですが、ちゃんと切り戻すと1週間爽やかなグリーンでいてくれます。庭にあったら切り取ってすぐに水につけられますが、日が経っている場合は微妙にむずかしい植物です。今は短くして挿し木として庭で経過を見ています。

 

 

ヒメガマ ガマの穂

夏の水辺ではよく見られる植物。す~っと背が高く茶色いキリタンポのような形のシードポットが目印です。葉はすらりとスムーズで長いのですがベアグラスの類とは違い、手を切る心配がありません。市場で出回るのは初夏限定の為、編み込んでランチョンマットにしたり、ちょっと違った形に活用し季節ものを楽しみたいものです。今回は直線的な植物を探していましたのでぴったりです。

穂は茶色い皮をかぶっていますが、夏も終わりに近ずくと熟成し綿状の種が一気に舞います。かってはすだれを作ったそうです。その名残で別名は御簾草(みすぐさ)というそうです。

「蒲黄(ほおう)」と呼ばれる生薬でもあり、「古事記」には怪我をした因幡の白うさぎが大国主命(おおくにぬしのみこと)の指示でガマの穂にくるまり、その花粉で止血して傷を治したという記載があるらしいです。
ref: https://www.hana300.com/gama00.html

 

 

ナルコユリ

ナルコユリともナルコランとも呼ばれますが、斑入りのアマドコロです。初夏の季節におおく流通し、葉の淵にクリーム色の覆輪が入るアマドコロの一種です。ぱりっとした茎、水揚げのよい葉は使い勝手がよく、アレンジメントやブーケに爽やかさを添えてくれます。葉は約一週間で茶色くなってきます。庭で育てたいと思っていますがなかなか苗が見つかりません。品種はヴァリエガタム 'Variegatum'

キボウシ

ギボウシの名は花のつぼみの部分が神社・寺院の橋の廻縁の高欄や橋の欄干の飾りに使われている擬宝珠ににている事から呼ばれるそうです。リュウゼツラン亜科 Agavoideae 花の写真 http://act-flower.com/node/438

英語ではオオバコユリ plantain lilyと呼ばれますが、これはキボウシの葉がオオバコの葉に似ている事からきているとの事です。日陰を好みイギリスでも大人気の植物です。 葉からは粘りのある液がでますので、切ってから数日はこまめに水を取り替えて下さい。

ネズミモチ

花の季節は春の後半から初夏。クリーム色のほのかに香花を沢山つけます。葉は常緑で椿のようですが、椿よりは薄いです。花よりも実物の利用で活躍します。10月になれば青い実がなり、やがて秋が深まる頃ダークな色に変化。オリーブと同じモクセイ科ですので特徴はまったく同じです。実のついている枝はたいてい柔らかくとても使いやすいです。葉は切り花のすると落ちやすいため、さばいて使いましょう。

ネズミモチなどと変な名前ですが、黒くなった実からそのような名前になったのでしょう。また樹肌はモチノキと似ているため、両方から由来したようです。

ダスティミラー シラス

ぽってりと肉厚のシルバーグレーの葉。キク科の仲間でとても丈夫。そのためガーデニングでコントラストを出すため頻繁に利用されている。アフリカ北部、あるいはアジア西側やヨーロッパなど比較的温帯地域全域に分布。とても長持しドライでも利用可。今回はラムズイアーの代用として取り寄せました。