春 3月~4月、5月中旬ごろ

ムスカリ ホワイトマジック

絵の個展の会場に飾るため、できるだけ長持ちするお花を探していました。球根付きのムスカリは、少量の水分があれば徐々に伸びてきて花が咲きます。パラレルのアレンジメントでしたので、ちょうどベース部分を埋めるのには持って来い!の花材です。花は日々香ってきますのでぜひ近くに寄って確認してみて下さい!

ムスカリはベル状の小さなフロレットが一本の茎に密集して付きます(総状花序)。トルコの松の森が原産。球根付ですので根が水に浸かっていれば楽に1週間~10日は持ちます。色は紫・濃いブルー・白などでどれも素敵。茎も美しく濃い色でしたら小さなアレンジメントやブーケにアクセントカラーとしてのご利用もお勧めです。

小さな花が密集している形が葡萄のように見えるためグレープヒヤシンスとも呼ばれます。交配種がほとんどで、水色や白との複色など様々あります。

ムスカリの代表品種

アルストロメリア クリーム色

真冬のこの時期、かなり立派なアルストロメリアです。様々な花、様々な色を使いたいため揃えました。色は薄いクリーム/オフホワイトで、開花が進むとほぼ白となりました。寒い部屋に置いているためもう2週間も持っています。もともと長持ちする花ですが、品質もかなりよくそのせいでもあると思います。JA上伊那様、ぜひ名前の記載をしてください。

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドで色も白、ピンク、赤、オレンジなどどれも複色で豊富です。デリケートな花びらではありますがとても丈夫で長持ち。花は散形花序・茎の頭頂で5つから7つに分かれひらひらとした花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。本来は春の花ですが流通は通年です。雄蕊は花が完全に開ききってしまったころに取り除くと水替えの時など服につく心配がありません。

オニソガラム/オーニソガラム サンデルシー

オーニソガラムのサンデルシーは周りから開花するため頭が平べったい形になります。特徴は6枚の白いペタルに中心にモスグリーンのビーズを張り付けたような形のフロレットが一つの茎に沢山集まって咲きます。長さも50㎝以上となり、茎はつるりとしてとてもジューシーです。カットするとちょっと粘り気のある液が出ます。見た目もユニークですので今月はO.シルソイデスとこちらのO.サンデルシーの2種類を入れてみました。同じ花の仲間でも容姿がとても違うので生徒さんはどちらを選ぶか楽しみです。

アフリカ東部ムプマランガ州の、スワジーランドやクワズール=ナタールなどの山岳地帯に自生しており、寒さに強い品種です。夏に花をつけます。オニソガラムはルツボ亜科オオアマ属/ヒヤシンス科の中でも一番大きなグループで約200種類もあるとの事です。その中でも123品種は南アフリカにある事が確認されています。

Ref: https://pza.sanbi.org/ornithogalum-saundersiae

オニソガラム/オーニソガラム シルソイデス

少し太目のつるりとした茎をもち、その先端に白い花を総状花序につけます。蕾のうちはちょっと寂しいかなと感じるほど何という事もないのですが、花が咲き揃うとある程度のボリュームが出ます。お日様が好きで斜めに置いても首を曲げながら上に持ち上がってきます。その姿も動きが出てユニークです。長さも40cmくらいはありますのでアレンジメントもブーケにも両方使えます。本来は春から夏、暖かくなった頃のお花ですが寒い1月に入荷。南アフリカケープ原産のお花で現地では10月から2月頃まで咲くとの事ですので、輸入かなと思います。とても長持ちするお花です。

ref: https://pza.sanbi.org/ornithogalum-thyrsoides

ラナンキュラス エレガンスオレンジ

鮮やかなオレンジ色で蕾の段階ではかなり小ぶり。しばらくするとほぼ半円状に美しく開花します。花びらには細かいフリンジが見られ、花びらは10日経っても半円状を保ち乱れません。とても美しいラナンキュラスに巡り合えました。こんな理由から星5つです。

水に浸かる部分の葉はすべて取り除きましょう。鋏と花瓶はいつも清潔に。花瓶の水を替える時に茎を斜めに少し切り戻ししてください。少しの手入れでお花は長持ちします。

花言葉 ref: https://hananokotoba.com/ranunculus/

シレネ アルメリア サクラコマチ

花の色はとても薄いピンク、ヨーロッパ原産で宿根草です。ーロッパでは夏の花ですが春が本来の季節です。可憐な姿で花と花の間を埋めるフィラーとして活躍します。花のすぐ下の茎が少しぺちょっとした触感。このため英語ではムシトリナデシコとのニックネームで親しまれています。カーネーションと同じ科ですので丈夫で長持ち!寒い時期の花持ちは1週間以上の時もあります。節もありますので、茎をカットする時は節と節の間で斜めにすかっと切り落としましょう。

年々この花も早く出てくるので季節感が薄れてきましたね。

スプレーカーネーション イマジン

優しいクリーム色です。若干固めの蕾でしたが暖かい部屋でしたら咲くと思いました。咲かないと思われる蕾も沢山ついているほど元気でしたが、栄養を分けるだけですので、それらの蕾は思い切って処分しメインのお花に栄養分を集中させます。このひと手間で美しさが違います。輸入も含めて一年中入手可能でしかもお値段もお手頃。レッスンでは頻繁に利用するお花の一つです。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、花瓶をきれいに洗い、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒です。

 

ガーベラ マルディーニ

透明感ある薄ピンクで思わず購入。中芯は黒でも優しい今の季節にぴったりの色かもしれません。強い色が多いデザインの為、なごみ系の優しい色を入れました。

ガーベラは水揚げ後は浅水で管理して下さい。特に気温が25度以上の時は毎日茎を切り戻してください。尚、茎がいびつな物は傷みやすいので購入するときはよくチェックしましょう。キク科のため、20度切る時期は長くお楽しみいただけます。やはりは秋か春がよいですね。周年入手可能ですのでありがたいお花でもありますが、逆に季節感が薄れてしまいます。春が本来の花の時期です。

リューココリネ コキンペンシス

優しい香りがするので好きなお花です。今回も見つけて購入したのですが、とても長い茎であまり切らなかったため水揚げがうまくゆきませんでした。寒すぎた部屋も問題だったかと思います。こんなにあがらなかったのは珍しいのですが反省です。長すぎ茎は今後は適度に調整をかけてゆきましょう。

交配により沢山の品種があります。南米チリ原産の特有種。すらりとしたスレンダーな茎の先端に5弁の花びらを持つ花が4つから5つそれぞれが違う方向を向いて散形状に咲きます。芳香があり白、紫、紫に赤、ストライプが入るもの、複色など多数あります。コキンペンシスは中心部分は白地で外側に行くにつれ薄紫色。透明感ある優しい色合いのため、他の花を邪魔するほど主張はしてきません。一般的な事ですが交配品種の香は弱いですがこの品種は昔からあり、香りもかなり強く感じます。学名にあるLindl.は John Lindley 英国人の植物学者/蘭研究者(Orchidology)

ファレノプシス/胡蝶蘭 ミディタイプ

優しくぽわんとした色が欲しいというリクエストにお答えして、お正月用のアレンジメントに入れるためご用意しました。イエローベースの優しいクリームやオレンジ系です。胡蝶蘭が一本入るだけでアレンジメントも上品に格上です。

小ぶりの胡蝶蘭の種類をミディと呼んでいますが、ミディタイプの胡蝶蘭には花の名前がついていない事が多いです。お花の名前は次回のリピート買いには非常に役立ちますのでぜひつけていただきたいものですが、品種改良が重なり色の出かたも多様で難しいのかなとも思うようになりました。今回のお花はミディタイプの中ではちょっと小ぶり。マムが大きいのでどう配置するかがちょっと悩ましい所ですが、もし予算が許されるのでしたら同じ品種を数本合わせて主役も可能でしょう。

花があまりにも多く付きすぎている場合は、時々この花も水落ちする場合があります。下の花の数個カットし、茎をざっくりと大きく斜め切りし水揚げをしてください。このひと手間で違ってきます。お試しを!ナイフ・鋏は消毒してから使ってください。

英語ではモスオーキッド、蛾が羽を広げているような所からそのニックネームが付いたらしいですが、それにしてもエレガントな蛾ではないですか.....