初夏

5月中旬~6月

トルコキキョウ エグゼグリーン(K493)

薄いライムグリーンの爽やかな色のトルコキキョウです。トルコキキョウという名前ですが、北米原産で日本で改良が進み多くが世界に流通しています。今回も番号の表記がありましたので、新種なのかと思います。4ヘッドは確実についていますが、7ヘッドの物がまぎれていました。将来的には7ヘッドも夢ではないのかなと感じます。基本のアレンジメントは多くの花を使うため、時としてバラ一輪よりも4つ取れる一枝の方がトータルで見ると安くなります。今日は初めてのアレンジメントでしたが、蕾まですべて使い切り豪華なラウンドのセンターピースが出来ました。

北米 ワイオミング州南西部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色のシングル咲き、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったり、近年では人気のアンバーなどニュアンスカラーもあり色は豊富です。気温の高い時期にも活躍できるお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

カンパニュラ チャンピオンライラック

昨年も丁度今頃入荷していました。季節感あるお花です。

ベル状の大きな花が一つの茎からいくつもついていますが、全体のシルエットはすらりと縦長です。花は見た目も実際のウエィトも軽めです。長さが必要なエルシェイプのアレンジメントの用途でご用意しました。10日位は花もきちんと上を向き咲き続けます。ただし暑い日が数日続きましたので、花瓶で飾ってある花の茎はぬめりました。色が変わってしまった部分の茎は切り落としもう少し楽しめそうです。

フランス南部からイタリアにかけてが原産地だそうです。最近は四季咲の庭の花として人気で種が出回っています。色は白系、ピンクに紫、濃い紫色もあります。広い庭が欲しいですね! 他の花同様水に浸かる葉はすべて取り除き、茎を斜めに切ってください。お水を取り替えるたびに切り戻しをかけましょう。初夏の花ですが暑さが苦手です。暑い日が続くようでしたら少しこまめに切り戻しをかけて下さい。

アルストロメリア ミルクティ

4月に購入した時のクオリティがとてもよかったため、今月も入荷しました。くすみ系のオフホワイトと優しいピンクの複色。やさしいく他を邪魔しないイメージです。ですが、今回は花びらが落ちやすく残念ですがよいお品とはいえませんでした。生産者さんは同じなのですが、前回とはグレードが違っておりました。

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドが多く色も豊富。柔らかい花びらではあるがとても丈夫です。花は散形花序・茎の先端に沢山の花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。切り分けて使う場合は茎が弱いので給水フォームに挿すときは丁寧に扱ってください。切り花の部類では大変長く楽しめるお花の一つです。路地ものの花は5月から6月頃ピークを迎えますが、花屋さんで一年中入手できるとてもポピュラーなお花です。

花言葉ref: https://hananokotoba.com/alstroemeria/

セリンセ マヨール

グレーイッシュで密集した葉が茎にびっしりと付き、その先端に1㎝位の小さく細長い花が付きます。滑らない触感が独特です。花は黄色系と今回入荷の紫系があります。イギリスのフラワーショーで初めて見た時、名前を聞いてメモしました。茎は空洞の為扱いにくい花ですが雰囲気のある花の為、ちょっと個性的な器のツインアレンジメントに合わせようと購入しました。モサモサした茎を横に寝かして使ってみました。

シャクヤク バンカヒル

4月下旬にはもう芍薬が出回りだしました。通常ピークの5月に入れていますが、今回はシャクヤクともう一種類程度をごく少ない数で使う予定ですので、思い切ってお値段高めのものを買いました。生産者さんの前処理技術が飛躍的に進化しており、また湿度も気温も上がっていない天候でしたので、なんと2週間近くも楽しめました。花は深いピンク色、サラベルに似た咲き方で綺麗に開花、花びらが2週間経っても落ちる事なくドライになってきました。他の代表的な芍薬がこちらに乗っています。P. 'バンカヒル'を使ったアレンジメントはこんな感じになりました。「花瓶と竹ひご」

茎が長く花にもボリュームがあるため水揚げが難しい植物です。私は蕾の時に色が出ていて少し開きかけた花を買い、かならず深水で水あげをします。葉が多く付いている場合は水につかる部分を処理し、湿らせた新聞紙にくるんで葉からの乾燥を防ぎながら水あげをするのもよいです。また茎を炭化するまで焼きすぐに水につける方法や化学処理もありますが、新鮮なものは特別な処理は必要ありません。

アリウム スネークボール

芍薬に合わせるためできるだけ面白い花を探していました。アリム 'スネークヘッド'でしたら、茎の動きが面白く、なおかつ芍薬を邪魔しない大きさです。ミデリノステックで一つ手を加えた花瓶にそっと入れてみようと思います。2024年にはA.'陽気なオテモヤン'という名前のアリウムを使っています。

アリウムは日々成長し丸いボールを形成してゆきます。切り花にしてもとても開花期間が長いのも特徴です。また球体の形は目を捉えやすくインパクトも出ますので、今の時期は大いに取り入れたいですね。

コーカサス地方(黒海とカスピ海を結んで連なるカフカス山脈の周辺地域、アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)の西アジアからヨーロッパまで、またアフリカ北部地中海沿岸や北米にも広く分布。暑さも寒さも強い球根植物です。見つけたら庭で育ててみるのもいいかもしれません。