初夏

5月中旬~6月

グラジオラス ペシェメルバ

まだ咲いていない状態での入荷です。花は下から順次開花します。毎日6日かけ上まで咲きますが、先端の2節くらいは咲きませんので、買った時点で取り除いておくとよいと思います。とても鮮やかなオレンジで、珍しいとの事で好評でした。茎も太くできるだけ葉も緑が濃く傷んでいない物を購入します。長い葉もグラジオラスの魅力の一つです。そのまま花瓶にどっさりと入れるとかなりインパクトが出ますよ!

南アフリカケープに分布が多く、アフリカのトロピカルエリア、地中海沿岸あたりが原産。種類が多く2017年では300もの登録がある。出回る大きなタイプは交配種です。水をよく吸いますのでもし小さめの花瓶に入れた場合はかならず毎日チェックして下さい。花はデリケートですので持ち運びの時は気を付けてください。またエアコンの風には当てないように。長い茎は水替えの度にどんどんカットすると今の時期でも約6日位お楽し実頂けます。

トルコキキョウ プリマアプリコット

気温が上がってきたらトルコキキョウの季節です!フリフリのダブル咲き、一枝から5輪ほど花が付いていて3本もあればほど良いサイズのブーケもできます。そこそこの暑さにも耐えられるためありがたいです。'プリマアプリコット'は色も優しいピーチ系です。ウェディングブーケのメインの花として入荷です。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。もともとは初夏のお花ですが、今は栽培により一年中入手が可能です。

デルフィニウム オーロラブルーインプ

北海道などの涼しい場所で栽培されており、暑さは苦手な方ですがあまりにも美しくヒマワリとのコントラストもよいため、今回はチャレンジです。

ラクスパーとも呼ばれ300種類もあります。北半球に自生する植物で原産地は不明です。アフリカのトロピカルエリアの高い山麓など冷涼な気候を好むとの事です。一つの茎に穂状に花が付くタイプと枝分かれしているスプレータイプがあります。属名のデルフィニウムは古代ギリシャ語でドルフィン=イルカを意味する言葉から派生。花がイルカの形に似ているとの事から来たようです。似てますでしょうか? 薬草としての利用があったようですが有毒植物です。

下葉をすっきりと整理し絶対に水につかる部分に葉が残っている事がないようにして下さい。水はこまめに替えその都度茎を斜めに切り戻して下さい。少しの手間で水がしっかりと花まで行き届き美しく保てます。

トルコキキョウ シェリーライトブルー

花びらはシングルタイプ。色は薄紫。すらりと可憐な姿ですが、暑い日々でも蕾の先端まできちんと咲いてくれる大変優秀なリシアンサスです。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。もともとは初夏のお花ですが、今は栽培により一年中入手が可能です。

バラ コーラルハート

リピ買いです。今年の色の「ピーチファズ」が脳裏にあり、今回もオレンジ系です。ピンクの強い濃いコーラルオレンジ。本当に珊瑚の色ですね。開いてくると明るいオレンジがお目見えです。ピークをちょっとすぎていますが以前と同じで、葉も艶やかでとても良質です。その上沢山流通するため価格もお手頃になります。基本形のアレンジメントは花を多く使うため今がバラの使い時!

水に浸かる葉はすべて取り除き、茎を斜めにナイフで切ります。初日はやや深水にしてタップリ水を吸わせ、その後は花の長さの半分くらいの水で管理しています。大きな花や葉になるほど水は吸いますので、気温の高い日が続けば水の減りかたも早くなります。フローラルフォームを使っている場合は水を差してください。

クラシカル ラインアレンジメント

クラシックとは永遠に変わらない完成されたという意味で使われます。ラインアレンジメントではありますが、茎は緩やかなラディアル(放射状)となっています。またボトムに入れるグリーンは下向きに入れるテラッシングというテクニックも使っています。詰めすぎず少しラフなくらいに入れてゆくと今回の花のボリューム感とバランスがとりやすくなります。

今回はニューサイランという葉が見つからず、急遽クロコスミアの花の葉で代用しました。葉を利用したかったため色は赤、目をつぶって購入してきましたが、結果all right!  彩度の強いアクセントカラーになり、夏の雰囲気が出てきました。季節の花材もお楽しみください。

クラシカル ラインアレンジメント

ヒマワリは首が曲がっている事が多く、実はアレンジメントにはちょっと難しいお花です。高さがある器ですのでヒマワリを数を7つに増やし、緩やかに動く列となるようにアレンジメントにしています。中心部の上から下まで目が自然に流れとても強くインパクトのある作品となりました。狙いはここです!

このラインアレンジメントは三方見のアレンジメントの基本となります。この形の両方のボトムを広げればトライアンギュラーとなり、インバーティトT、さらにはS字スタイルのホガースにも変化させられます。アドバンスレベルになっても時には基本のリビューも入れています。基本が身についていれば将来的にどんなスタイルにも展開がスムーズとなり、もぶれない技術につながります。

カラー キャプテンベンチュラ

Z. 'キャプテンベンチュラ' 白系のオランダカイウで初めて使います。とても美しく私の目を捉えた花でした。花は画像の向日葵の周りにある白い花です。

すらっとした茎でモダンな雰囲気の花です。高めにアレンジしたい場合は太い茎を選びましょう。給水フォームに挿す時は、予め木の枝などで穴をあけておくとよいです。

カラーも一度水が上がれば浅水が相応しく、ご自宅では切り戻しをかけながら管理して下さい。気温が高くなるとどうしてもバクテリアの発生により茎が柔らかくなって傷むものがあります。もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。なかなか購入時にはその見分けもつかず難しい所です。モノによっては2週間楽しめるものもあります。

どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

サンダーソニア

鮮やかなオレンジ色の提灯形の花が沢山付きます。葉もライムグリーンでとても繊細。トップシーズンは初夏です。南アフリカのガーベラと同じトランスヴァール南東、スワジランド、ナタール、ケープ東部の原産。

可愛いいお花ですが、実はそれほど長く持つ植物ではありません。下から花が開花しますので、時間の経過とともに一番下の古くなって茶色いお花をカットしながら楽しむとよいでしょう。