アルストロメリア マティーニ
白地にうっすらピンクとクリームがのり、中心部のドットも少な目、なかなかノーブルな花容姿です。
アルストロメリアは周年目にする事ができますが、やはり春の花だと思います。パッキングを外したら葉が変色していました。かなりの高温ですのでいたしかたないかと思いましたが、市場へ入荷してから数日経っていたようです。このまま自分でキープする事にし、お配りにもレッスンにも回しませんでした。やはり見てワクワクするようなお花でないとネ!
春 3月~4月、5月中旬ごろ
白地にうっすらピンクとクリームがのり、中心部のドットも少な目、なかなかノーブルな花容姿です。
アルストロメリアは周年目にする事ができますが、やはり春の花だと思います。パッキングを外したら葉が変色していました。かなりの高温ですのでいたしかたないかと思いましたが、市場へ入荷してから数日経っていたようです。このまま自分でキープする事にし、お配りにもレッスンにも回しませんでした。やはり見てワクワクするようなお花でないとネ!
蕾の時はちょっとくすんだオレンジ色です。あまり主張が強くないためトランジショナルにはぴったりのお花です。かなり沢山の蕾が付いています。少し蕾を落とし、栄養分は主力の花に集中したほうが長持ちするのではないかと思います。時として思い切りの判断も必要ですね。
茎は節と節の間で斜めに切りましょう。先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒しましょう。
花か、実物かどちらに該当するのか分かりません。北米原産のふわふわとしたオーナメンタルグラスで、花と花の空間に入れるフィラーとして大活躍です。葉の部分はたいていすぐに枯れますので、カットして使うとふわふわの部分が良く見えます。イネ科であるのでアレルギーのある人は要注意植物です。
青みのある薄ピンク地に中心部のリップはショックピンク。ちょっと大人色のファレノです。紫色のお好きなマダムへのお花の中に入れました。
もともと東南アジア生まれのランの園芸品種です。花を扱う時のナイフはいつもしっかりと消毒をし、夏の時期は少しこまめに水替え&切り戻しをかけて下さい。暑さには強い花ですので一週間はお楽しみいただけると思います。
大きなアスパラガス スプレンゲリーを見つけました。暑さも気になるこの頃ですので、少し軽めの葉を探していました。葉は細かく茎に沢山ついています。下の方には棘がありますのでナイフで手を入れてから使います。葉に見える部分は茎が平らに変化した葉状茎との事です。軽めではありますがボリューム感も出ます。かなり昔に庭にあったので記憶がありますが、今まであまり市場で目にしなかった(あるいは気が付かなかったのか)アスパラガスです。使ってみてわかりましたが、他のアスパラガスより短命で、ボロボロと落ちやすいのが難点です。
Z. 'キャプテンベンチュラ' 白系のオランダカイウで初めて使います。とても美しく私の目を捉えた花でした。花は画像の向日葵の周りにある白い花です。
すらっとした茎でモダンな雰囲気の花です。高めにアレンジしたい場合は太い茎を選びましょう。給水フォームに挿す時は、予め木の枝などで穴をあけておくとよいです。
カラーも一度水が上がれば浅水が相応しく、ご自宅では切り戻しをかけながら管理して下さい。気温が高くなるとどうしてもバクテリアの発生により茎が柔らかくなって傷むものがあります。もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。なかなか購入時にはその見分けもつかず難しい所です。モノによっては2週間楽しめるものもあります。
どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。
ガーベラは鋏についた雑菌が入らないように生産者さんは手でねじりながら収穫します。入手した段階でも鋏やナイフは消毒し花を長持ちさせる努力をしています。もともと丈夫な花ですが、そのひと手間でさらに美しさが増すと思っています。
ガーベラは最初の水揚げで花首がしっかりしたら少な目の水で管理をするとよいです。花瓶の水替えをする時に茎を斜めに切り戻しリフレッシュさせてください。花は新鮮な水が命!
御年96歳のアーティストの個展開催のお祝い用のバスケットアレンジメントに入れました。「常に前進」という素敵な花言葉を持つこのお花もセレクトしました。
とてもライトなレモンイエローです。梅雨時にはこんな色もいいでしょう。カーネーションは花のサイズがほぼ同じでアレンジメントやブーケに、そしてコサージュなどにも大活躍です。今回はカーネーションのフェザリングの練習用にそろえました。
カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間を斜めに切りましょう。花瓶で楽しむのでしたら水替えの時にまた斜めに切り戻すと持ちが違います。水に浸かる葉はきれいに取り除きましょう。
斑入りアマドコロなのですが、流通はナルコランとして出回っています。紛らわしいのはナルコユリと呼ぶ方もいらっしゃいますが、ナルコユリは大型で1mも伸び、葉は細長く濃い緑で別物*です。斑入りアマドコロの葉の淵はクリーム色の覆輪で囲まれ美しく、そのままでも切り分けても使いやすいリーフです。斑入りアマドコロは園芸種との事で、基本種のPolygonatum odoratumはヨーロッパに自生しています。また日本にも斑入りのアマドコロがあり、こちらは春に茎が赤い種類との事で、P. odoratum thunbergi (=japonicum)**となります。おそらく今手元にあるのは茎が赤いため固有品種名は‘Variegatum’ (Variegated Solomon’s-seal) だと思います。
特別な手入れは不要で、ブーケにもアレンジメントにも万能です。明るいグレーイッシュなグリーンが初夏を感じさせてくれます。
若芽は食べられ根はお茶にできるとの事ですが、黒くなる実は毒があります。この属には50品種もありますので食べないほうが無難。