オフホワイト クリーム

花の色  オフホワイト クリーム

リューカデンドロン ピューベセンス

南アフリカのケープ北部及び東部に育つ植物。雌株と雄株があり、花は7月から10月頃まで咲き、種は10月に熟す。花は緑かかったクリームで雌株が大きく育ち4㎝位の実となる。苞葉にも花被にもシルバーグレーの毛がはえている。閉じている時はぽってりとしているが、開くとかなり個性的でインパクトがあります。 現地ではエディブルだそうです。写真グリーンキャビアのすぐ上のグレーの実です。

ref: http://pza.sanbi.org/leucadendron-pubescens

ユーカリ グロボラス

ユーカリの実グロボラスは白く固い実だけで葉もない状態で出荷されるのが特徴です。11月中旬ごろからよく出回りますが南半球からの輸入ですので夏に収穫されます。ユーカリも様々な種類がありますがどれもお値段は高価。ですがやはりユニークな形がクリスマス時期にはぴったりで私にとっても定番のアイテムです。初めはフレッシュなままアレンジメントに入れ、後ほどリースやスワッグなどに使用するといいと思います。稀にオフホワイトのボサボサとした花が開花する場合があります。購入した時には香りもありますので楽しめます。

2023年オーストラリアも暑いのでしょう。実が開花して花を付けた状態の物が多く、それでは使いにくくまた商品価値も下がります。水あげすると花が咲く可能性があるため、最初からドライにしてしまいました。結果All right!

バンクシア

オーストラリアやアフリカに分布。170品種もあるヤマモガシ科の植物。オーストラリアとアフリカは大陸がつながっていたとの説があるので、両方が原産地であると思います。山火事になると種を飛ばし種の存続をする面白い植物です。乾燥に強くドライフラワーになっても姿は変わりません。スワッグなどで楽しむとよいと思います。

バーゼリア アプラタノイデス

小さな小粒の実です。11月頃の物はまだ若く青い状態の時もありますが、12月にもなるとしっかりとモスグリーンやブラウンの色がついてきます。バーゼリアはこの実だけでなく葉も美しいため捨てるところがない優れもの! ドライにしても色はそのまま残り独特なテクスチャーも魅力です。輸入ものが為替のせいで高いですが、やっぱりマストアイテムです。

長い状態で入っている物は丈を短くすると水を吸い葉も柔らかいままの状態が持続します。空気がとても乾燥していますので、気が付くとドライになってしまいますが、今のフラワーデザインのスタイルはドライとフレッシュを両方使いますのでそれはそれでよいと思います。

シャリンバイベリー

クリスマスリースに使える黒い実を探していました。見かけた事はあるのですが、実際に使う機会は今回が初めてです。ビバーナムではすぐに水落ちしてしまいますが、この実は水あげもよく丈夫です。房になってみが付くため魅力的でもあります。梅の花のような可愛い花が5月頃に咲きます。とても丈夫との事で公園の植栽で見た事があるのではないでしょうか?

 

ヤドリギ

他の樹木に寄生しこんもりと丸く茂る植物です。日本、韓国では落葉樹のケヤキ、ブナ、ミズナラ、クワや桜類の樹々に見られます。冬に他の樹木が丸坊主になっても、この植物は鳥の巣のように半円形になり茂りますので、見た事があるのではないでしょうか。
独特なオリーブグリーンの葉と茎。葉は対生で倒披針形でぽってりと厚い革質。半透明で小さなジェルボールのようなモスグリーンやオレンジ色の実が沢山ついています。クリスマスの時期に出回りますが、古代ケルト人にとっては神聖な木、イギリスでは将来を誓う愛の樹などいろいろエピソードもあります。

高木についていますので、採取するのはとても大変。そのためとても高価です。今年は思い切って購入したのですが、なんと連れ帰ってきたその日から枝はパラパラと落ち全滅でした。着生していた樹の栄養状態の影響のようです。ちょっとめげてしまいましたので、今年はもう購入を見送ります。

白い実はセイヨウヤドリギ/オウシュウヤドリギとして流通。ヨーロッパの地中海沿岸、西インドやミヤンマー、ベトナムなどの原産。European mistletoe、Common mistletoeと呼ばれます。私のはオレンジの実でした。デリケートですので国産の物だと思います。

グレビリア バイレアナ/ゴールド

表側は深いグリーン、裏側はマットな質感のブラウンのリーフです。葉の形状は大きく切れ込みも深く入っています。個性的でとても人気です。ドライになっても美しくクリスマスのアレンジメントやスワッグなどに使いました。

花は8月から12月まで咲き、非常に甘い香りと密があるため昆虫や鳥たちが集まってくるそうです。

ref: https://somemagneticislandplants.com.au/white-oak 樹の写真があります。

ユーカリ ポリアンセモス

花の蕾はポポラスベリーとしてクリスマスの時期に流通します。オーストラリア西南部の原産。クリーム色の花は9月から12月頃まで、南半球ですので、ちょうど春の時期。今回入手はハートシェイプの葉で、葉も樹によってちょっと細長くなったり楕円形に出たりと様々なようです。英語の流通名'Red box'は木の幹についている皮の形状の事だそうです。

しっかりと茎を切り一気に水揚げしてしまいましょう。私は比較的深水にしています。乾燥すると葉の色が変わりドライでも楽しめます。香りも楽しめますが、フトモモ科のアレルギーの方は、実からこぼれる種に要注意です。

ユーカリ プルベルレンタ/銀世界 ベイビーブルー

青みのあるシルバーグリーンの丸い形の葉。銀世界という流通名が付いています。切り花としてもっとも流通量の多いユーカリの一つで、英語圏でもフローリストがよく使うシルバーの葉としての名前までついています。日持ちもよく香りも豊です。葉が大きくなると茎も太いため、用途によってサイズを選ぶといいでしょう。葉のオイルには毒成分があります。コアラがいつも緩慢な動きをしているのは、もしかしたら眠気をさそうような成分があるのでしょうか。最近は国産が鮮度もよくとても使いやすいです。

ユーカリは水を求めて地下深くまで太い根を延ばします。成長も早いため鉢での管理をオススメします。

野バラの実

小さめですが艶やかなバラの実です。ツマミと呼ばれ丈が短いため水あがりが早く、表面の張りも長持ちです。今の時期はマストアイテムです。