周年

トルコキキョウ アンバーダブルモヒート

6月はライムグリーンの花に目が行き、トルコキキョウをよく使っています。'アンバーダブルモヒート'はその中でもグリーンは濃い目に感じます。枝分かれしているためアレンジメントにはとても重宝します。今回は同種類の花を沢山使う基本形のホリゾンタルアレンジメントに使用しました。軽くて使いやすい事も理由です。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。もともとは初夏のお花ですが、今は栽培により一年中入手が可能です。

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英国フラワースクール フラワーデザイン・オブ・ブリテン
ウッドランドコース 
2025年9月22日-26日

ガーベラ レンブラント

ガーベラは一晩かけてゆっくりと水揚げします。その後は浅水で大丈夫。特に気温の高い時期は7㎝あれば十分です。花瓶の水を変えるタイミングで茎を斜めにカットしメインテすれば、モノが良ければ2週間も楽しめる事があります。オランダではロックウールで水栽培され、日本でも同じように栽培されているのが多々ありますが、やはり畑で育ったほうが力強く頼もしいです。お値段は手ごろで一年中入手可能なのも嬉しいです。ガーベラを購入する時はいつも生産者さんを確認しています。トップの方のガーベラは水揚げの段階から状態がよく、お配りしても安心感があります。生産者さんとフラワーショップ、ショップとお客様ともに信頼関係でつながると思います。だからいつもよいお仕事です!

様々な色と大きさがあり、咲き方も多様なガーベラ。茎には葉がなくすらりと長いのですが、滑りにくくブーケにもアレンジメントにも万能です。形がはっきりとしているためメインの花としても活躍してくれます。最近は種類も豊富、表情も違いとても楽しいです。このガーベラは光と影の巨匠レンブラントの名前です。オランダで彼の作品を見たときはインパクトが強くとても衝撃的でした!

生産者:林園芸 様

ガーベラ ビーバー

小ぶりのガーベラで中芯は黒、花びらの中心部はピンク外側は白の複色です。このピンクの色合いは一緒に使おうと思っているバラにも同じような色があります。同じ色をいくつかピックアップするとコーディネーションしやすくなります。春のお花ですが、通年栽培されていて入手しやすいお花です。キク科ですので長くお楽しみいただけますが、夏の暑さは苦手です。もしガーベラを夏に頂いたら花瓶の水は10㎝以下で管理しましょう。こまめに切り戻しをし(2日に一回程度)、切り口をリフレッシュしましょう。少しは花持ちが違うと思います。