7月~8月

ハンギングアマランサス / ヒモゲイトウ

垂れ下がって花を付けるアマランサス。今回は大変小さいサイズです。私たちは花材として観賞用の利用ですが、メキシコでは既に10,000年前から種が食料として流通していました。最初の水揚げでしっかりと水を吸わせてしまえば、切り花としてでも一週間程度日持ちします。アフリカ、インド、南米などの熱帯地域の植物ですが、秋口の涼しくなってからの利用がお薦めです。

ニカンドラ

ニカンドラ・オオセンナリもしくはクロホオズキなどと呼ばれています。夏に青、紫や白の花を付け、秋になるとこんな姿に。ホオズキにもにていますが、属が事なります。南米ベルーやアルゼンチン北西部原産のナス科のです。種から育つので自宅で楽しむ方も多いようです。ちょっと個性的ですね。

アメリカ南部では葉と根からとる液をミルクと混ぜ皿に置いておくと、ハエが好む餌となり捕獲できるそうです。

Ref: https://plants.ces.ncsu.edu/plants/nicandra-physalodes/

ククミス

キュウリの仲間で夏の暑さに強い蔓性の植物です。そのため我が家ではグリーンカーテンとして植えました。色が濃いうちに切り取り保存すれば綺麗なグリーンが残ります。

コチョウラン

白の胡蝶蘭は気品があり、なおかつとても長持ちしてくれるお花です。最近は小さくご家庭でも気軽の楽しめる様々な色のミディサイズも鉢モノで出回っています。

今月はコサージュとヘッドドレスのレッスンのために入荷。高価な花ですので一輪一輪大切に使いました。

蘭の花は本来とても長持ちしますが、花が沢山ついている場合など全体的に元気がなくなる事があります。そんな時は、茎をナイフで斜めに切落し深水で管理。それでも水が上がらない場合は花を数個処分してください。花の置き場所は直射日光とエアコンの風のあたらない場所が好ましいです。

モカラオーキット ブルーボーイ

モカラは人工的に交配されてできた品種です。栽培は東南アジアの国々が盛んです。蘭は花が付きすぎていると水上がりが悪く、茎についているすべての花の元気がなくなる事が多いです。そんな時は思い切って下の花2-3個、あるいはダメージが大きい花を切り落とし、茎もナイフで切り戻しをし深水で様子を見て下さい。本来蘭の花はとても丈夫で水さえうまく上がれば2週間くらいは持つお花です。切り取った花もお皿に水をはり、花を浮かべ違ったスタイルで楽しめます。 よいお花を上手に手入れして楽しんで下さい。

ヘクソカズラ

アカネ科ヘクソカズラ属 どこにでもある蔓性の雑草。夏に白く小さな花を沢山つけ、秋口には青い実がなります。名前が示す通り花や実をつぶしたりするとメルカプタンの臭いにおいがします。英語でもスカンクの蔓という名前です。日本語の別名はヤイトバナ(灸花)。日本をはじめとする東アジアに分布。レッスンではフレームに這わせたり垂らしたり蔓の特徴を見せました。まだ若く青い実が暑さの名残を感じさせ、9月の季節が伝わります。秋が深まるにつれて実はだんだんと茶色くなります。