7月~8月

カラー レッドチャーム

Zantedeschia rehmanni 'Red Charm' 丈はせいぜい40㎝、深紅で夏に開花。日本の今は冬の時期ですが南半球はちょうど夏。葉はやや細長くスポットの入る美しいタイプです。茎は茶色で個性ある素敵な花です。

カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

グレビリアの葉

入荷時には'ブーリンベータ'とだけ記載されていました。Grevillea 'Ivanhoe'の葉の形状が一番近いかなと思いますので、'Ivanhoe'の情報を載せます。

切れ込みがとても深い全裂状の細長い葉。オーストラリア東部原産のグレビリア。花はおなじみの赤いブラシのような花。赤い部分は総苞。実際の花は見たことがなくわかりません。春から夏にかけて咲きます。ハミングバードが好んで蜜を吸いに来るとのこと。庭にあると幸せな木ですね。ここ数年秋が深まる頃クリスマス時期に向かって出回ります。高価なためレッスンではなかなか使うのをためらっていましたが、今回はオーダーでしたので思い切って入荷。深い緑でわずかに赤がかかり一つあるだけでも魅力的で目をとらえます。輸入時の状態がとてもよかったのだと思います。一か月たっても状態に変わりはなくとても長持ちしそうです。

アカバセンニチコウ / アルテルナンテラ・デンタタ

美しいボルドー色の葉に魅せられて購入しましたが、水がうまく上がらずついに一枝も使いませんでした。調べてみるとヒユ科でアマランサスのファミリー。中南米原産ですので、やはり暖かい気候を好むのだと思います。寒さにやられたかな??

英語名ではたくさんの呼び名があります。indoor clover, Joseph's coat, joy weed, large purple alternanthera, metal weed, parrot leaf, purple alternanthera, purple joy weed, purple joyweed, ruby calico plant, ruby leaf, ruby leaf alternanthera
これだけあるのは珍しいと思いました。

Ref: https://mikawanoyasou.org/data/akabasennitikou.htm
mikawanoyasouさん 詳細でいつも拝見しています。

 

アンスリューム オリビアス

引き締め役としてのアンスリューム。作品に静かなエリアをどこかに仕組みたかったので、抑えた色をさがしていたところ、こんなにも珍しい色のアンスを見つけました。アンスリュームはどちらかと言うと夏のお花ではありますが、最近は生産者さんの努力で一年中流通しています。しかも国産!ありがたい限りです。

アンスリューム ユタ

ワインレッドの大人色。いつもは主役ですが、雰囲気が甘い時に少し引き締め役にも使います。アンスリウムはビジュアル的にも華があります。切り花としてはとても長く持つお花です。実際の花は中心部に小さく付きます。色のついている部分・つやつやとしていて光沢のあるハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼ばれ葉の一部、真ん中から突き出ているものが小花を密につけた肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)と呼ばれます。

冬でも入手可能なお花ですが暖かい場所がお気に入りです。

グズマニア エメラルダ

葉の一つとして購入しました。実は先端に小さな花もつけます。メキシコや南米原産の着生植物です。樹などに付いて、葉の基幹に雨水を蓄えそこから水や養分を吸います。今回はグリーンでしたが、赤、オレンジ、クリームなど様々な色があります。びっくりするくらい長持ちします。あまり寒すぎると葉の色が悪くなりますのでリビングなどあたたかな場所でお楽しみください。

ジュズサンゴ

鮮やかな赤い小さな実がとても美しく、今年の発見でした。アメリカ南部、フロリダ、カリブ諸島や南米アルジェンチン パラグアイなど森の湿った土地に分布。ハーブでエディブル、染料としても利用されるとの事です。栽培されているものは農薬を使用されている可能性がありますので食用でない場合は絶対に食さないように。葉も少し赤みかかかり実は繊細に見えますがとても強く切り花としても長く楽しめます。

ref: https://flowers.hasma.jp/family/petiveriaceae/

ユリ コンペティション

世界中に分布。品種は100種類以上となっています。日本沖縄原産のロンギフローラム系、アジアテックハイブリッド、オリエンタル系ハイブリッドなどチョイスも広がりましたが、年代により流行もあります。種類についてはリリープロモーション・ジャパンに詳しく説明が載っています。

晩秋のこの時期、わずか数束出ていた花ですが大当たりでした。オリエンタルリリーの品種で、次から次へとよい香りの花を開花させ、気温が低いためにとても長く楽しめました。水替えの度茎を切り戻し、枯れかかった葉や花はすぐに処分してください。今の時期は枯れた葉はありませんので手間いらずでした。花粉は服に着くと取れません。開花し花の色が出てきたら直ちにリムーブしてしまいましょう。

オンシジューム ハニーエンジェル

メキシコ、ブラジルなど中南米の熱帯地方に300種類も分布。白、バーガンディー、茶色と白の複色など色も様々。ハニーエンジェルはスポットレスの鮮やかな黄色です。冬の今の時期にブライトな黄色で部屋が明るくなります。終わった花の部分は散りますので早めに処分し、茎の切り戻しをすれば寒い時期は2週間くらい咲き続けてくれます。