春 3月~4月、5月中旬ごろ

ラナンキュラス ラックスアリアドネ

ラックス(Rax) シリーズは花びらが通常のラナンキュラスより少なく、一重咲あるいは少な目の八重咲で、見た目にも軽いお花です。ラックスシリーズは色も豊富でギリシャ神話からとった素敵な名前の品種が沢山あります。品種改良に携わった綾園芸さんの解説によると、花びらには光沢がありラナンキュラス+ワックスでラックスと命名との事です。'ラックスアリアドネ'は白地に中心がピンク外側に向かって白にグラデーション。開花が進むと色が薄くなるのが特徴で、数日すぎるとほぼ白です。その変化の過程も楽しいものです。茎のかなり下から枝分かれしている為、花のサイズにバリエーションがあり大変使いやすかったです。水はやや多めに管理し、給水フォームでアレンジする場合は水切れさせないようこまめにチェックをしてください。先端に行くにつれ茎は柔らかいためフォームを使うときは優しくお取り扱いです。

相場は高めなのですが、長期に咲き続けている事、スプレー咲きですので花の量もそこそこあります。メリットを考えるとご自宅で飾るのでしたらお得なのではないでしょうか。

ref: http://www.ayaengei.com/plant/rax.html

ラナンキュラス エムクリーム

ラナンキュラスのエムシリーズのクリーム色です。ぽってりとしていて重みがありますのでしっかりとしたみずあげと管理が必要です。とは言っても特別な事はなく、他の花同様にきれいな花瓶環境を保ち、鋏の消毒と切り戻しです。茎をフレッシュにしてあげると水も上がりやすくなります。

エムシリーズは首だけが曲がり落ちたりしませんと、いつだったか説明に書いた事がありますが、今回キープしていたものを水落ちさせてしまい、購入から1週間でくてっと首から折れてしまいました。もし脇から枝分かれして小さな花をつけていたら思い切って切り落としましょう。中心の一輪に栄養を集中させ最後までそのお花を楽しみましょう。ブーケにもアレンジにも万能です。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。(←こう書いているのに花瓶の水があっという間に少なくなってしまっていました。)

ラナンキュラス シャルロットローズ

ラナンキュラス 'シャルロット'より色が濃く、ペタルに白いパターンが入らないお花です。アネモネ咲きとよばれるバタフライタイプ(英)の種類です。一般的な幾重もの薄い花びらが重なって丸く咲くラナンキュラスとは異なり、軽さを感じます。開花すると大きく華やかですのでギフト向きのお花です。茎が40㎝と短くお手頃感ありましたので購入しました。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸のやや湿り気がある場所が原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば極めて丈夫です。水を多く吸いますので購入した直後は水を多めに管理するとよいでしょう。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花です。さらに少しの手入れでかなり長く咲いてくれます。

コデマリ

枝物の部類ですのでやや水揚げが悪いですが、丁寧に処理すると一晩で先端まで水が上がります。もし元気がないようでしたら、もう一度茎を切るか木槌などで茎の先端を軽くたたき深水で管理して下さい。花も葉も沢山ついているため他の葉の代用にもなります。長い茎を利用して動きのあるアレンジメントやブーケにしてはいかがでしょう。

バラ スペード+

近々バラにも革命が起きてくると感じていましたが、予感は当たりです。店舗に納入した黄色いバラの 'スペード’ でしたが、常時暖房の効いたきわめて乾燥した環境で2週間経っても花瓶の中で生き残っていました。もちろんオーナー様のお手入れもありきの事ですが、素晴らしいです。また巡り合えたらリピ買いです。

生産者:大沢園芸 様

バラ ラプソディ+

エレガントで大変ノーブルなバラです。白バラの’ブルゴーニュ’と共にウェディングの注文品の余剰分でした。11月に使ったものより少し色目が濃く出ています。生徒さんもすぐにこのお花をピックアップしていましたほど美しい!

バラ スィートアヴァランシェ+

大輪で茎も立派です。かなりよい物でしたが外側のペタルに傷があり少しお安く買えました。ブーケに使うため傷んだ外側のペタルは外してしまいますので問題はありません。花を高く持ち上げるデザインですので首がしっかりしている事がとても大事でした。

購入時は花に痛みがないか、葉に白いスポットがないかよく確認してください。また萼が蕾にぴったりとついているものは咲きません。十分に下がっている事も選択のポイントです。もっとも最近はそんな未熟な花を出荷する所はなくなりましたが、海外からの輸入ものに限っては可能性も無きにあらずです。バラは花の中でも短命ですのでよい物を選ぶとそれだけ長持ちにつながります。以前冬の時期でしたが約一か月咲き続けたバラもありました。観察力もトレーニングしてゆきましょう。

スプレーストック マリンカルテット

スプレータイプのストックの代表品種です。青みかかった薄紫色。春らしい優しい色合いで、どんなお花にも合わせやすく、幸せなほど香るお花です。いつも数本は手元に置き自分自身も楽しんでいます。春は芳香のある花がたくさんありますね。長いまま使う時は多きなブーケなどに向きます。またアレンジメントには枝を切り分けて使えますのでとても重宝です。フラワーデザイナーにとってはオールラウンドに使える優れたお花です。他にも濃いピンクから薄いピンク、黄色に淡いオレンジや濃い紫色などがあります。

お正月にはとても手が出なかったのですがやっとピークシーズンになりお値段落ち着いてきました。バレンタインデー用に赤いバラと合わせるとなかなかよい感じになります!

花瓶の水を変えるたびに斜めに切り戻してください。葉は絶対に水につけないよう切りもどした時に要確認。

ラナンキュラス 恋てまり

ペタルにフリンジがあり、重さも感じるため気温が上がるとビロ~ンと開きそうな感じです。今週はやっぱりピンクに目が行く!

水に浸かる部分の葉はすべて取り除きましょう。鋏と花瓶はいつも清潔に。花瓶の水を替える時に茎を斜めに少し切り戻ししてください。少しの手入れでお花は長持ちします。

花言葉 ref: https://hananokotoba.com/ranunculus/