春
春 3月~4月、5月中旬ごろ
ローズマリー
肉料理に使う強い香りを持つハーブです。西アジアから地中海沿岸の南ヨーロッパ、アフリカなどが原産地ですが、乾燥と寒さに強くいたるところで帰化種がみられます。太く葉も沢山ついているのですが、ちょっと主張が強く使いにくい所がありますが、今月は香りの花束 'Tuzzy Muzzy' を作るためハーブ類の一つとして入荷しました。切り花になると蒸れに弱く、しっかりとウォーターラインの葉を落とさないとあっという間に傷んでしまいます。少しのびのびとした空間のあるブーケにはよいと思います。紫色の小さな花が早春になるとびっしりと茎につきます。
ウエストリンギア / ウェストリンギア フルティコサ
オーストラリアの南部ニューサウスウェールズの海岸エリアが原産。乾燥や海からの潮風にも暑さにも強い植物で25種類ほど現地では自生しているそうです。ただし水揚げはかなり悪く短くしなければ難しいです。ローズマリーによく似ているためオーストラリアローズマリーと呼ばれますが、ローズマリーはマンネンロウ属となり属が異なります。葉も茎も繊細でシルバーグレーがとても美しいです。花は茎の頭頂に数個付きます。アレンジメントよりブーケに向きますが、最初の水揚げがとても重要です。
ナイフでシャープに茎をそぎ切りします。初回で水が上がらなければその後は厳しいです。
ギリア・カピタータ レプタンサブルー
野の花のイメージで何かないかと探していたところ、背丈40㎝程の小さな丸いギリアを発見しました。以前は目に留まらなかったのですが、ナチュラルなアレンジメントに使うため購入に至りました。北米西部からメキシコあたりまでに分布しているそうです。暑さや蒸れが苦手との事ですので、今頃が使い時ですね。ギリアには吸う品種あり、トリコロール種、レプタンサ種というのがあるようです。
水に浸かる部分の葉を取り除き、茎を斜め切り。週に数回切り戻すとますます綺麗に開花し、約一週間持ちました。意外にも強いお花でした。