初夏

5月中旬~6月

アリウム サマードラマー

購入リストにはなかったのですが、帽子をかぶったネギボウズの姿が可愛くて、思わず手にとってしまいました。アリウムはニンニクやギガンチウム、チャイブなどのネギの仲間ですが、サマードラムはネギ属の中でも背が高く2mくらいまで伸びるそうです。そうとは知らず頭だけ切って使ってしまったのを今更後悔と反省の嵐デス。次回はちゃんと素敵な茎まで見せるようなデザインにしましょう。

アリウムは日々成長し丸いボールを形成してゆきます。切り花にしてもとても開花期間が長いのも特徴です。また球体の形は目を捉えやすくインパクトも出ますので、今の時期は大いに取り入れたいですね。ただし、ネギ特有のにおいがします。茎まで切って使ってしまいましたので、周りに迷惑なくらいネギの臭い。3日もたてばおちつきますが、その間ちょっと我慢です。

アジアからヨーロッパまで、またアフリカ北部地中海沿岸や北米にも広く分布。暑さも寒さも強い球根植物です。見つけたら庭で育ててみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

リモニウム 金春

スターチス、チース、リモニウムなどいろいろ呼び名がありますが、和名はハナハマサジ花浜匙です。ドライな環境を好み、暑い時期は特に少ない水で管理しないと、茎の一部が溶け出します。花と花を繋ぐ花として活躍します。色はピンク、クリーム、紫、複色など豊富。ハイブリッドが進みより小さく細かい品種もあり、使いやすいと思います。

ただこの植物で花粉アレルギーを発祥する方もいますので、注意が必要です。

アマドコロ/ナルコラン

ナルコランとも呼ばれますが、斑入りのアマドコロです。初夏の季節に流通し、葉の淵にクリーム色の覆輪が入るアマドコロの園芸種です。ぱりっとした茎、水揚げのよい葉は使い勝手がよく、アレンジメントやブーケに爽やかさを添えてくれます。葉は約一週間で茶色くなってきます。庭で育てたいと思っていますがなかなか苗が見つかりません。品種はヴァリエガタム 'Variegatum'

ファレノプシス ミディタイプ

ミディは小さめのサイズの総称です。茎も花も小ぶりです。茎が短いため花瓶に入れた時花の重みでひっくり返らないよう注意が必要です。花が多い場合はそれだけ水を多く必要とします。もし花に元気がなくなるようでしたら、咲いている花を下から1-2輪切り取り、茎もシャープに斜め切りにし深水で管理して下さい。咲きそうもない先端のつぼみを最初から切り落とすのも有効です。

母の日前日の市場は大混雑で、この花もあっという間になくなります。運よく入手できた事に感謝です。

バラ フラクタルヴァーズ

真ん中の蕊の部分が盛り上がるユニークな形のバラです。色もソフトなベージュ。今回ははっきりした色よりも少しくすんだ色の花を入れたかったのでこちらのバラに決定。市場でも大人気、出ると瞬時に完売。運よく一束手に入れる事が出来ました。願わくばもう少し花持ちがいいとよろしいのですが.....

シャクヤク 三礼加(ミライカ)

昨年も全く同じ時期にこの花を購入していました。豪華な八重咲の白品種。蕾の時はわずかにピンクが見えとてもエレガントな品種です。甘い香りもする季節のお花です。開花期間が限られているため花の定期便をご利用の方向けに入手しました。ご自分ではなかなか購入しないとの事でとても好評でした。

芍薬も茎が長く花にもボリュームがあるため水揚げが難しい植物です。私は蕾の時に色が出ていて少し開きかけた花を買い、かならず深水で水あげをします。葉が多く付いている場合は水につかる部分を処理し、湿らせた新聞紙にくるんで水あげをするのもよいです。また茎を炭化するまで焼きすぐに水につける方法や化学処理もありますが、新鮮なものは特別な処理は必要ありません。