初夏

5月中旬~6月

カンパニュラ チャンピオンライラック

カンパニュラは5月頃から出回りだし6月中旬まで見られるお花です。ベルフラワーと呼ばれおおよそ2400品種もある大きなグループです。カンパニュラは下向きに咲く花が多い中、最近はチャンピオンシリーズという上を向いてくつ品種が多く出回っています。ベル状のやや大き目な花が穂にほどよい間隔で付くためどこか涼し気です。このように長い穂に付く花は下から咲いてくるのが一般的なのですが、カンパニュラは先端から咲いてきます。大きなブーケやアレンジメントで先端に色がある花を持ってくると華やかさが増します。ユリやグラジオラスなどと比べても軽く、蒸し暑さを感じる季節にはぴったりかと思います。実際今月は3回目の利用です。気温が高くても湿度があっても一週間の花持ちは大変ありがたく感じます。

フランス南部からイタリアにかけてが原産地だそうです。本来は冷涼な気候を好むとの事で、日本での栽培は東北地方が多いです。最近は四季咲の庭の花として人気で種が出回っています。色は白系、ピンクに紫、濃い紫色、今回入荷のラヴェンダー色もあります。広い庭が欲しいですね! 他の花同様水に浸かる葉はすべて取り除き、茎を斜めに切ってください。お水を取り替えるたびに切り戻しをかけましょう。

ーお知らせーー

スプレーカーネーション ラフィーネ ピア

これほどまでに小さなスプレーカーネーションは使った事がありません。蕾がぎっしりついていましたので、アレンジメントの目的で購入、重たくしたくなかったので水あげの段階であまりにも小さい蕾は整理しましたが、すべて開花するとの事です。白地に紫の絞りが入る素敵なカーネーションです。暑い日々が続いているのにも関わらず一週間以上綺麗に咲いていてくれます。

スプレータイプのカーネーションは花と花を繋ぐ役目があり、アレンジメントには切り分けて使えとても重宝するお花です。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。

ーお知らせー

英国フラワースクール フラワーデザイン・オブ・ブリテン
ウッドランドコース 
2025年9月22日-26日

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トルコキキョウ アンバーダブルモヒート

6月はライムグリーンの花に目が行き、トルコキキョウをよく使っています。'アンバーダブルモヒート'はその中でもグリーンは濃い目に感じます。枝分かれしているためアレンジメントにはとても重宝します。今回は同種類の花を沢山使う基本形のホリゾンタルアレンジメントに使用しました。軽くて使いやすい事も理由です。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。もともとは初夏のお花ですが、今は栽培により一年中入手が可能です。

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カンパニュラ チャンピオンピンク

カンパニュラは5月頃から出回りだし6月中旬まで見られるお花です。ベル状のやや大き目な花が穂にほどよい間隔で付くため、どこか涼し気です。蒸し暑さを感じる梅雨時にはぴったりかと思います。気温が高くても湿度があってもやっぱり一週間は長持ちしてくれますのでありがたいですね。

フランス南部からイタリアにかけてが原産地だそうです。最近は四季咲の庭の花として人気で種が出回っています。色は白系、ピンクに紫、濃い紫色もあります。広い庭が欲しいですね! 他の花同様水に浸かる葉はすべて取り除き、茎を斜めに切ってください。お水を取り替えるたびに切り戻しをかけましょう。

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モルセラ/カイガラソウ

一本の長い穂にライムグリーンの平べったいカイガラのような形をした苞が密集して付く姿です。花は中心部にリップがある白い部分です。一年草で園芸種との事で初夏から夏にかけて見かけます。通常は50cmから70㎝位の大型の花ですが、サイズ30㎝のかなり小ぶりな物を見つけました。ライムグリーンの花が欲しかったので入荷しましたが、大きな物と比べると弱く長持ちはしませんでした。

ref: https://mikawanoyasou.org/data/kaigarasou.htm

ref: https://www.hana300.com/moruse.html 花言葉

 

レースフラワー ダウカス

細かいレースのような花のため、レースフラワーと呼ばれています。色は白、ピンクに深いワインレッドと様々です。レースフラワー アみより花は密集して付きます。イギリスなどヨーロッパ北部から地中海あたりが原産。北米やアジアにも広く分布が見られます。現地ではこぼれ種で増えるため雑草扱いです。冷涼を好み暑さが苦手。梅雨の今が使い時と判断しました。セリ科の為花粉症がある方はご注意下さい。