早春
早春 1月下旬~2月頃
ガーベラ
ブルーベースで青みかかっているピンク色です。茎は太くしっかりしていますが、名前の記載がなく残念。愛知県渥美町からのお花です。
一度水が上がれば浅水で管理。水替えの際茎を斜めに切り落としましょう。
ガーベラ スリ
赤いガーベラです。中芯は黒。はっきりとしているので目を捉えインパクトが出ます。多色を使い多くの種類の花と一緒にアレンジしたかったので、あえて小ぶりを選びました。
一度水が上がれば浅水で管理。水替えの際茎を斜めに切り落としましょう。
パラレルブーケ 平行に束ねる
アイリス レティキュラータ ペインテッドレディ 球根付
早春に咲くアイリス。水彩画のような優しい色合いから 'Painted Lady'と名前がついています。ペティキュラータはアイリスの小さな種類で、コーカサス山脈周辺のトルコやイラン、イラクやロシアの原産。耐寒性が強くまだ寒い春先の丁度スノードロップやチオノドクサ(シラーの仲間)やクロッカスなどの咲く頃に開花します。淡い水色とレモン色が目に優しくビビットな花の色が多い今に時期はとても珍しく新鮮に感じます。新種との事です。
球根植物を飾る時は根が水に浸かっていれば長く鑑賞できます。球根がどっぷりと水に浸かってしまうと、温度の高い部屋ではあまりよくありません。甘やかさない程度がちょうどいいです。
チューリップ ストロングラブ
子供たちのお絵かきにでてくるような典型的な赤いチューリップ。膨らんでくるとそこそこ大きなサイズになり、’ビッグラブ’という名前がぴったりです。花言葉や花自体の名前を利用し、「愛」を伝えるバレンタインデーの贈り物にも良いかもしれません。
中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。
チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!レッスンではナイフで葉をきれいに落とす方法もご紹介しています。
春 桜とチューリップ
春 香るお花の幸せブーケ
春 香るお花の幸せブーケ
ギンヨウアカシア / ミモザアカシア
オーストラリア東南部のNew South Walesの島の限られたエリアが原産。少量の水でも育つ...という事は根が大きく張り家の基礎を壊してしまう可能性もありますので注意が必要です。ラテンのAcacia baileyanaはオーストラリア出身のボタニストFrederick Manson Bailey氏に由来します。冬から早春にかけて香のある花を付けます。葉は繊細で、細かく切れ込みの入った羽状複葉で色はシルバーグレー。
鮮やかな黄色い花をつけますが、私は花粉症で苦手です。できるだけ蕾の状態の物を選び葉としての利用にとどめています。ガサガサしてボリュームのある葉はブーケや給水フォームを使わないアレンジメントなどにとても有効的です。水上りはさほど良くないため、あまり長い枝は途中でカットしてコンディショニングしています。暖房の効いている部屋では特に注意しましょう。