初秋

9月

ヒメガマ ガマの穂

夏の水辺ではよく見られる植物。す~っと背が高く茶色いキリタンポのような形のシードポットが目印です。葉はすらりとスムーズで長いのですがベアグラスの類とは違い、手を切る心配がありません。市場で出回るのは初夏限定の為、編み込んでランチョンマットにしたり、ちょっと違った形に活用し季節ものを楽しみたいものです。今回は直線的な植物を探していましたのでぴったりです。

穂は茶色い皮をかぶっていますが、夏も終わりに近ずくと熟成し綿状の種が一気に舞います。かってはすだれを作ったそうです。その名残で別名は御簾草(みすぐさ)というそうです。

「蒲黄(ほおう)」と呼ばれる生薬でもあり、「古事記」には怪我をした因幡の白うさぎが大国主命(おおくにぬしのみこと)の指示でガマの穂にくるまり、その花粉で止血して傷を治したという記載があるらしいです。
ref: https://www.hana300.com/gama00.html

 

 

ダリア ルル

うっすらとピーチが乗った白地、花びらのサイド部分に赤のラインが入る'ルル'。上品でおとなしい色です。切り花のダリアは比較的花持ちが悪いのですが、華やかさがとても魅力で人気です。

ダリアはもっとも栽培品種が多くRHS(英国王立園芸協会)での現在の登録数は5万7000種以上との事です。

ref: https://mikawanoyasou.org/data/daria.htm