南ヨーロッパ

南ヨーロッパ原産・分布

カーネーション/ダイアンサス リフレッシュ

今回は国産のカーネーションを購入しました。お花は小さめですが品よく開く品種です。ありがたい事に1週間経ってもきれいに咲いています。カーネーションは一年中あるのですが、やはりちょっと季節はずれ。本来は春のお花ですのでその季節に購入するのがベター。今回の物はとてもお手頃だったため茎が貧弱で花瓶にいれると曲がってしまい、アレンジメントで短くして使いました。それなりにお金を払えばもっと良質なものも入手できると思いますが、なかなか物価高で思うようにはゆきませんね。

カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間です。節の上で切っても水は吸いません。エチレンガスに弱いので、果物のそばや朽ちた花のそばにはおかないようにしましょう。

カーネーション/ダイアンサス エルメス

誰からも好まれるレモンイエロー。いくら秋の始まりとは言え、今年は暑くこんな爽やかな黄色が魅力的でした。

暑い時期はこの花ですら茎が溶けてしまう危険性があります。購入したら一気に水あげし、花が開花したら水をできるだけ少なく保ちます。水替えは毎日行い都度茎を斜めにナイフでカットするとよいでしょう。カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間です。節の上で切っても水はすいません。

このお花はコロンビア産のようです。

カーネーション/ダイアンサス シュピカ

季節的にもライムグリーンが美しく、迷わずこの色をチョイスしました。実は白に他の濃い色を繋ぐにはライムグリーンはとても使いやすいんのです。毎年の母の日のプレゼントはいつもピンクとおっしゃっていたお客様にもとても好評でした。

カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間を斜めに切りましょう。花瓶で楽しむのでしたら水替えの時にまた斜めに切り戻すと持ちが違います。

キンギョソウ ネオバタフライ

黄色、薄ピンク、濃いピンク、ピーチに赤など、色のグラデーションが美しい物が多く、青以外の色があります。庭先では春から夏にかけて咲きますが、花屋の店頭では12月から並びます。日持ちは1週間としましたが、花瓶に入れて切り戻しをかければもう少し長く楽しめます。暖かくなっても花持ちはあまり変わらず一週間楽しめます。茎が太く全体的に力強くしっかりしたものを選びましょう。

食用(エディブルフラワー)でも流通があります。

 

ルピナス テキサスブルーボネット

米国テキサス州の州花ともなっているルピナス。現地ではブルーボネットの愛称で呼ばれています。マメ科の植物で昔は土壌の肥料としてすき込まれていたそうです。この植物自体は寒さに強くとても丈夫、やせた土地でもちゃんと栄養を吸収して花をつけるそうで、そんな習性から狼の花などともよばれるようです。

切り花の水あげは深水、一度水が上がれば切り花でもジャスト1週間で花がすべて終わりますので、捨て時が分かりやすい花です。ただし暑さに弱いため使うならまだ気温の上がらない時期がいいです。天狗が持っている団扇のような葉がモサモサと伸びていますが、水の消費が激しいため適度に切りましょう。

カーネーション/ダイアンサス エルメスオレンジ

カーネーションには珍しいブラッドオレンジ。こんな名前を付けていいのかと思いましたが、イメージぴったりではないでしょうか。ネーミングはなかなか上手です。手元にのこりませんでしたので、またチャンスがあれば購入してみたいと思います。

カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間を斜めに切りましょう。花瓶で楽しむのでしたら水替えの時にまた斜めに切り戻すと持ちが違います。

カモミール

マトリカリアをさらに小さくしたような花が付きますが、茎は柔らかく葉もまた切れ込みが深く細かい羽状複葉が付きます。紀元前2千年のバビロニアでも薬として使用され、今でも精油やハーブティーの利用があります。

キク科ですのでやはり長持ちします。私はキク科の植物の花粉が苦手で、ラップをはずさず写真を撮っていますが、植物は切り花となっても呼吸をしていますので、必ず包装は外して花瓶に入れて下さい。ほのかなリンゴのような香りもお楽しみ下さい。

ref:  https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/detail/003480.php

シレネ アルメリア サクラコマチ

花の色はとても薄いピンク、ヨーロッパ原産で宿根草です。現地では夏の花ですが、日本は花期が少しだけ早いようです。可憐な姿で花と花の間を埋めるフィラーとして活躍します。花のすぐ下の茎が少しぺちょっとした触感。このため英語ではムシトリナデシコとのニックネームで親しまれています。カーネーションと同じ科ですので丈夫で長持ち!節もありますので、茎をカットする時は節と節の間で斜めにすかっと切り落としましょう。

スプレーストック マリンカルテット

スプレータイプのストックの代表品種です。青みかかった薄紫色、春らしい優しい色合いです。幸せなほど香るお花です。いつも数本は手元に置き自分自身も楽しんでいます。春は芳香のある花がたくさんありますね。長いまま使う時は多きなブーケなどに向きます。またアレンジメントには枝を切り分けて使えますのでとても重宝です。フラワーデザイナーにとってはオールラウンドに使える優れたお花です。他にも濃いピンクから薄いピンク、黄色に淡いオレンジや濃い紫色などがあります。

花瓶の水を変えるたびに斜めに切り戻してください。葉は絶対に水につけないよう切りもどした時に要確認。

スイートピー ブルーベルベット

タリア南部シチリアやクレタ島原産。色は白、ピンク、黄色、紫などが主ですが、たまに染められていてライムグリーンやオレンジなども見られます。普段は宿根ピーが好みなのですが、20本束と少ない本数でしたので購入に至りました。それにしても真の青を出すのは難しいのですね。名前にブルーがついていても実際は紫です。香りもよく、少し贅沢にスイートピーだけを花瓶に入れて楽しむのもよいと思います。花言葉は「門出」。卒業式によく使われるお花です。