北米

北米原産・分布

ジュニパー / 西洋ネズ

シルバーグレーの葉にシュガーフロストしたような実が枝にびっしりとつくコニファーです。原産はクロアチアやスェーデンなど大変寒い地域、アメリカの北部、さらにはメキシコの北部にも分布しています。耐寒マイナス39度くらいまで。実はジンの香り付けにされます。クリスマスの飾りにはいつも使いたいアイテムです。

アリゾナサイプレス ブルーアイス

米国メキシコからアリゾナあたりのやや暖かいエリアが原産。乾燥に強くまた直射日光にも強い、シルバーグレーのしっかりとした針葉樹。木には密集して葉が付くためとても美しです。芳香も針葉樹の中では抜群によく、クリスマスのアレンジメントにお薦めしたい花材です。ボリュームも出て扱いやすいため5つ星です。

パンプキン/南瓜 ジェームス

飾り南瓜のジェームス。何とも言えない色とホリの深い姿がとても魅力的です。南瓜にしては素敵なお名前!こちらは観賞用ですので食べません。

野菜や果物も時々アレンジメントに取り入れますが、南瓜はハロウィンのテーマには欠かせないアイテムで、小さなものから白いタイプなど毎年いろいろ試しています。今年は食用の南瓜を使ってみました。写真を撮ってからは花を別な器にアレンジし、南瓜はその日のうちにホットサラダ、次の日はスープで。余ったものは小さく切って冷凍保存。天婦羅や煮物などで後々楽しめます。フードロスはしたくないので、生徒の皆さんもさっさと料理なさったようです。ちなみに昨年はジャックオーランタンにしてみました。

トルコキキョウ フリンジブルー

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。尚、真夏は茎がぬめります。こまめに水を取り替え茎を切り戻してください。

ガイラルディア

とても野草的でワイルドな趣の花です。米国のオレゴン州、ユタ州やコロラド州の乾燥した土地に広く分布。使用した時の気温にもよるのかもしれませんが、日持ちはしませんでした。ただ今回は乾燥に耐える植物のアレンジメントでしたので枯れた姿も自然な雰囲気が出てきますので、むしろ私にとってはよい材料でした。赤い花の品種もあるそうです。葉には産毛がはえているとの事、花は茎の状態での入手でしたので確認できませんでした。

Ref: https://www.wildflower.org/plants/result.php?id_plant=gaar
写真 https://www.wildflower.org/gallery/species.php?id_plant=gaar

トルコキキョウ パピヨンブルー

花弁がシングルタイプのトルコキキョウです。脇役で使いたい時など目立ちすぎずに重宝です。沢山蕾がついていますがかなり落として使いました。写真は蕾を落とした後です。生産者の方もこれだけ小さな蕾が付けばそれは大変ですね。本来は長持ちする花でしたが、やはり蕾が沢山ある分栄養も足りないようです。次回はもう少しすっきりとした枝を選びたいと思います。北米原産

ワイルドオーツ グリーンスケール

グリーンスケール (直訳緑のウロコ)などと呼ばれる麦です。巨大化したコバンソウのようですが、ぺらっと平べったい植物です。袋を開けないで写真を撮ったのは私自身イネ科の植物にアレルギーがあるためです。アレンジする時はなるべく動かさないように使うという展開でした。結果花を付けていない状態でしたので全く問題ありませんでした。北米原産。ふわふわと風に揺れて夏の雰囲気で素敵です。

Ref: 草木図譜

エキナセアパープレア チェリーフラッフ

北米の草原やや湿った土地を好む植物。キク科で本来は丈夫なはずなのですが、大変デリケートな花びらで大切に柔らかく包んで持って帰ってきました。水揚がりがとても悪く焼きを入れ丈をかなり短くしました。触れば触るほど痛んでしまい3日と持ちませんでした。夏に咲く美しい花、そしてお値段もそれなりに高価だった花だけに残念です。2017年の改良品との事。生産者の説明ではとても元気で丈夫な花との事。途中で何かあったとしか思えませんので、またチャレンジしてみたいと思います。

ルドベキア プレーリーサン

北米原産のルドベキア・ヒルタ この品種は中心部のディスクがグリーンで花自体もはっきりとしていてとても目を引きます。ナチュラルブーケにと思い購入。購入時には湯あげ(水揚げのテクニックのひとつ)されていましたが、なかなか思うように水があがらず、ついに3日後にはクテクテ状態。やはり草原で咲いているのがベストなのでしょうか。