7月~8月

リューコスペルマム スーパーゴールド

南アフリカケープの東側が原産。同じヤマモガシ科にプロテアがあり、プロテアの原産地とほぼ同じです。こんもりと茂り枝の先に花が付きます。木に着いたままにしておけば春から4か月もの間さきつづけるとの事です。花の形はユニークで、針が沢山刺さった針山のようで英語ではピンクッションという名前がついています。

学名であるリューコスペルマムは’白い種’という意味があります。これはその実が光沢がありスムーズな実が白っぽい色をしているからです。この実が熟成しはじけると種がこぼれます。蟻により蟻の巣に運ばれ火事などの天災あるいは捕食者から逃れているようです。

花の色は爽やかなレモンイエロー。彩度がキリリと高く鮮やかさが目を捉えます。短く使いましたが、今回の枝も40㎝はありました。せっかくの植物、敬意を払って葉のついている茎もしっかりと使いました。まだ若く願わくばもう少し開いた状態の物が欲しかったです。

グロリオサリリー サザンウィンド

ユニークな形をしたユリです。塊茎があり茎から伸びた蔓が何かに巻き付いて成長してゆきます。花ビラは反り返り独特な形です。花粉は色が十分出てからとりましょう。

アフリカの熱帯エリア、アジアも熱帯エリアに分布。これからの日本の夏も熱いと思いますので、この花を庭に植えておくのもよいかもしれません。ただ直射日光は苦手との事。半日陰を明るくしてくれるお花でしょう。薬用の成分があるとの事ですが、有毒と教えられました。ユリの根などと言って絶対に食さないように。

ヒマワリ/ヘリアンサス サンリッチマロン

真夏のイメージがある向日葵ですが、秋深くなっても関東地方では咲いています。レモンイエロー、カボチャ色、茶色に複色がありサイズも様々。今回の品種名は’サンリッチマロン' 秋を感じさせる名前で、花びらにはうっすらと茶色がのっています。すでにメインの花を決めていましたので、小さい花にしました。アレンジメントに入れるには小さめが使いやすいです。ぱっと見てわかるお花、色も強くインパクトも出しやすいです。北米原産、種は可食ですしまた種から絞られたオイルはサンフラワーオイルです。

向日葵は太陽の方向に向かって咲いていると言われますが、成長期に光に当たると光の当たっていない反対側の茎が伸び、太陽の方向に傾きます。でも日が沈むと今度は昼間とは反対側の茎を成長させます。生物の体内時計による現象です。

ref: https://biome.co.jp/biome_blog_129/

フウセントウワタ

ふんわりと風船のようにふくらみ、枝についているユニークな植物です。枝はしっかりしていますが、実自体は空気を含みとても軽いです。夏に下向きに咲く白い花からこんな実がなります。初秋ですがまだまだ暑さが残るので、ライムグリーンで少しでも涼し気に。個性が強い植物ですので、目を惹きますね。

旧ガガイモ科Asclepiadaceaeの為ガガイモ科としている事も多いです。

クルクマ パルビフローラ

30cm くらいの長さしかないクルクマです。小さいのですが色は透明感のあるピンク、南国のインドやタイ原産で、暑さにとても強いお花です。お値段張りますが小さくてもインパクトがありとても素敵です。ユニークな形で色のついている部分は苞となります。実際のお花はそのカップの間につきます。

お手入れはいたって簡単。花瓶をきれいにしお水を取り替えるたびに茎を少し切り戻して下さい。水が綺麗な状態がたもてれば10日くらい日持ちしてくれます。すらりとした茎も素敵ですのでわざわざ短く切って使うよりそのステムを生かしたデザインがよいと思います。暑い夏、お部屋を涼し気に飾ってくれる貴重なお花の一つです。

クルクマの根はターメリックとも呼ばれるショウガ科の植物で、カレーにかならず入る黄色いスパイスです。

アンスリューム ペルッツィ

この花が出た瞬間に掴んでしまいました。理由は目立つ花が欲しかったからです。少し吟味すればよかったと帰ってから反省です。この束はハズレでした。昨年の7月もこの花を購入していて、コメントを読んでみると肉穂花序が短くほとんどない物があったと書いています。写真に撮ったのはたまたまついていたもの。アンスの特徴である肉穂花序がどれも貧弱で短く魅力に欠けるものでした。茎も太く仏炎苞もかなり肉厚で申し分ないのですが花の容姿としては非常にアンバランス。生徒の皆様すみません。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

アンスリューム マキシマ

とても薄いサーモンピンクのグラデーションで先端のとがった部分だけが濃いオレンジ色。ツンとでている肉穂花序は白桃のようなベージュ。冷たく冷えたソルベのようで、どこか爽やかな雰囲気です。明度が高いせいでしょうか花を並べても一番に目を捉えます。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

アンスリューム サビア

ステムの色はブラウン 濃いピンクですが赤ほど強くなく程よい華やぎがあります。こちらの品種もやや細目の仏炎苞。肉穂花序はルージュにあるようなコーラルピンクです。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

クラスペディア グロボーサ

ニュージーランドやオーストラリア原産。乾燥した環境を好む植物です。福岡の生産者さんのお花ですが、状態がとてもよく入手する事にしました。水がしっかりとあがれば浅水で管理します。暑さも強いため長くお楽しみいただけます。比較的小さい球状の花ですので、グループでまとめて使うとインパクトが出ます。

私はキク科の植物にかなり強いアレルギーがあるため、水揚げ中もフィルムを軽くかけてなるべく動かさないようにして保管します。クラスではすべての空気清浄機を稼働させ、自分は厳重なマスク姿です。

 

ドラセナ サンデリアーナ

30年位前にかなり流行したミリオンバンブー。暑い時期でもなんとなく涼し気です。バンブーとついているので竹と勘違いする方も多いのですが、ドラセナ・サンデリアーナです。根が付いていますので、長いまま使う場合は根も残しておくといいと思います。私は後で鉢植えにしてみようと思います。
 

アフリカ原産の植物ですので、暑さにとても強くグリーンも爽やかです。スパイラルにツイツトして育てられていますので、スパイラルバンブーというタグもついていました。いずれにせよ個性的ですので目を引きます。フォーマルリニアのアレンジメントに使用予定でした。風水では幸運につながるよい植物として知られています。

ref: https://andplants.jp/blogs/magazine/luckybamboo