7月~8月

ヒマワリ/ヘリアンサス レモネード

八重咲のレモンイエロー。ボリューム感もあり季節感抜群!その上流通も多くお手頃です。実はもう一つこの花を選んだ理由があります。キク科は花粉が飛ぶため少しでも芯の部分が小さい物を選びました。'レモネード'は花びらの数が多くほぼ中心部が隠れて見えないくらいです!

特別な手入れはいりませんが、やはり暑い季節ですので花瓶の水はこまめに替え、茎を切り戻しリフレッシュをかけましょう。水に浸かる葉は絶対に残さないように!

北米原産、種は可食でき、種から絞ったおいるはサンフラワーオイルです。花屋が扱うものは観賞用としてのハイブリッドです。

モナルダ

ベルガモットとも呼ばれます。北米原産のハーブで爽やかな香りの葉をお茶にして飲んでいたとの事です。紅茶のレディグレーなどの香りづけにされるとの事。夏はハーブが大活躍!花は赤や白もありますが、白は見た事がないです。花びらがすぐに落ちてしまうのがちょっと残念。

リキュウソウ / 利休草 / ステモナ

先端は優しいライムグリーンで蔓状になりますが、蔓のようになるのは先端だけで茎はまっすぐ。葉は2枚と3枚が交互に段差になって付きます。江戸時代中国から渡来。分布は中国上海付近、インドネシアと日本。優雅な姿で茶花として広く用いられていました。グリーンのグラデーションも美しく葉は優しく長いまま使っても切り分けても使いやすいです。春の終わりごろからピークを迎え夏になると小さな花が咲きます。繊細ですがかなり丈夫です。途中切り戻しをいれると長く楽しめます。

アスパラガス スプレンゲリ

大きなアスパラガス スプレンゲリーを見つけました。暑さも気になるこの頃ですので、少し軽めの葉を探していました。葉は細かく茎に沢山ついています。下の方には棘がありますのでナイフで手を入れてから使います。葉に見える部分は茎が平らに変化した葉状茎との事です。軽めではありますがボリューム感も出ます。かなり昔に庭にあったので記憶がありますが、今まであまり市場で目にしなかった(あるいは気が付かなかったのか)アスパラガスです。使ってみてわかりましたが、他のアスパラガスより短命で、ボロボロと落ちやすいのが難点です。

クラシカル ラインアレンジメント

クラシックとは永遠に変わらない完成されたという意味で使われます。ラインアレンジメントではありますが、茎は緩やかなラディアル(放射状)となっています。またボトムに入れるグリーンは下向きに入れるテラッシングというテクニックも使っています。詰めすぎず少しラフなくらいに入れてゆくと今回の花のボリューム感とバランスがとりやすくなります。

今回はニューサイランという葉が見つからず、急遽クロコスミアの花の葉で代用しました。葉を利用したかったため色は赤、目をつぶって購入してきましたが、結果all right!  彩度の強いアクセントカラーになり、夏の雰囲気が出てきました。季節の花材もお楽しみください。