春 3月~4月、5月中旬ごろ

ヒューケラ

ヒューケラは通常葉を観賞する植物ですが、4-5月頃には花も咲きます。小さな花が一本の茎に沢山つきます。細い茎ですがちゃんと長持ちしてくれます。交配が進み37品種もあるらしいです。

レモンリーフ

レモンリーフと呼ばれますが、英国ではサラル Salalもしくはゴーテリア gaultheriaと言わないと通じません。北米東部が原産。アレンジメントにブーケに万能な葉です。皮のようなザラザラ感が特徴の葉です。葉物としてほぼ一年中入手可能です。晩春に白やピンクのスズランのような花をつけるそうですが、花付きのレモンリーフはまだ見たことがありません。

プリムラ・ジュリアン

プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリエ (P. juriae) との交配種。草野総一作出。1972年(昭和47年)に坂田種苗(現:サカタのタネ)より発売。(Wiki)
コンパクトで背丈も最大で10㎝位。切り花としては流通しにくいのですが、庭に植えておけば毎年必ず咲いてくれます。庭から取る花はいつも新鮮で、一週間くらいは楽しめます。ステムが弱いためアレンジメントに入れる時は少し慎重に扱いましょう。

ラナンキュラス

1つの枝に一つの花としましたが、実際には分岐して蕾が3つくらいつく事もあります。あまり小さすぎるものは咲かなかったり、あるいは咲いても長くはもちません。黄色にオレンジや赤紫の淵が入りちょっと野性味ある種類です。花瓶の水は多めに。

ラナンキュラス 'エータ'

ラナンキュラスにしてはアネモネのような姿で珍しく、美しいと思いましたが、数日後には無残な姿になってしまいました。ギフトアレンジメントの中に入れなくてよかったと今思います。品種改良は必ずしもよい所がでるとは限らず、むしろリスクと背中合わせという事を実感させられた一本です。

宿根スィートピー

イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。とてもよい香りの花です。ぷっくりとしたやや肉厚の花弁の宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。可憐そうですが意外にも丈夫です。花だけの短いタイプでしたが、太くて立派な茎付も出回っています。蔓性植物で、カールした蔓もまたユニークです。一年草として扱われる園芸種とは花が違いますので間違わないように!

フリージア

アフリカ南東部、ケニアから南アフリカのケープ州の原産 花びらはシングルかダブル、色は白、クリーム、オレンジ、赤、ピンク、赤紫、ラヴェンダーや紫など様々。現在の一般的なフリージアは、19世紀に F. refracta and F. leichtliniiとの交配種を基にして掛け合わせたものです。芳香もあり一つ一つ順番に花が開花するため一週間くらい楽しめます。萎れたフロレットはすぐに切り取りましょう。

この種類は開花すると白地に先端がピンクとなり変わった種類でした。

ワックスフラワー ダンシングクィーン

オーストラリア西部原産。現地では4mにも達します。この花を入れるとナチュラル感がアップしますので、私はとてもよく使う花です。uncinatumはラテン語で「引っかかる」という意味で、細い葉が絡まりどこかに引っかかりやすい事からとの事です。また蕾がつややかでまるでワックスがかかっているような花からワックスフラワーともよばれます。花びらはシングルかダブル、白、ピンク、ベージュなどあります。しっかりと水揚げすれば10日は長持ちしてくれます。南半球からの輸入のため夏の間は入手できませんが、秋から春まではちょうど現地が暖かくなるためクリスマス時期はとても重宝してくれます。独特の匂いがありますが、それも魅力と感じます。

ネモフィラ

カナダ西部、アメリカ西部、メキシコ及びアメリカ東南部に分布。草丈10-20㎝ 柔らかくデリケートな茎ですが、花もちがよく小さく可憐なブーケにはとてもハンディです。ムラサキ科ネモフィラ属