春 3月~4月、5月中旬ごろ

スプレーカーネーション/ダイアンサス カルミナ

スプレータイプ(sp) のカーネーションは、アレンジメントに向くよい花材です。枝分かれしているため切り分けて使え、花にはたいてい蕾が付いているためボリュームアップが簡単にできます。甘い香りも魅力なうえ大変長持ち。お値段もお手頃でメリットしか見つかりません!アレンジメントを習う方はまずこのお花から押さえておくといいと思います。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。

ブルニア シルバースプレー

とても小粒のブルニアです。大きなサイズはよく購入するのですが、今年はこの小さなサイズのブルニアも入れてみました。乾燥してもそのままの形で残るため、リースにスワッグ、アレンジメントでも万能です。輸入業者によるとスプレーブルニアと名前がありましたが同じだと思います。

アルストロメリア

なんと2か月連続でこの花を購入していました。一本で華やかさが出てコスパ抜群のお花です。

散形花序、頭頂で5つから7つに分かれひらひらとしたデリケートな花が咲きます。本来は春の花ですが流通は通年で、切り花としては季節に関係なく開花期間が長く、とても楽しめます。雄蕊は花が完全に開ききってしまったころに取り除くと水替えの時など服につく心配がありません。

アマリリス ルイ メレンゲ

剣咲のアマリリス。原産は南米、交配により美しい品種が沢山あります。本来はヒッペアストラムというべきですが、日本ではアマリリスとして昔から流通しています。なお本来のアマリリスは南アフリカ原産のネックドリリーと呼ばれるベラドンナの品種です。

茎は空洞の為、補強のため棒を入れて飾る事もできますが、こちらの花はやや小ぶりで茎も十分耐えられるくらいです。高嶺の花で普段のアレンジメントにはなかなか入れられませんが、お届けのお花で購入しました。エレガントな花がゆっくり開花。

品種名ですが、'ルイ・メレンゲ' なのか 'メレンゲ'なのか不明です。

キンギョソウ アスリートレッド

キンギョソウも色が増え、黄色、薄ピンク、濃いピンク、赤など青以外の色はいろいろと見られます。庭先では春から夏にかけて咲きますが、花屋の店頭では12月から並びます。ステムも長く大きく飾る事もできます。水替えの時に茎を切りながら管理すると長持ちします。

食用(エディブルフラワー)でも流通があります。

ユーカリ エクゾティカ

ちょっと尖がった3mmくらいの小さな実が沢山ついており、一見変わった植物。調べてみるとイタリアで栽培、オランダ経由で入ってきたのではないかと思います。葉は細長で美しく葉付も魅力的です。市場では実だけの束で販売されていました。ドライフラワーでも流通があるようです。

実は蕾から大量の花粉が落ち、花粉によるかなりひどいアレルギー症状。部屋を何度も掃除しましたが、2日くらい鼻水は収まらなかったです。ユーカリで花粉症を発したのは初めて。ご注意ください。

ラナンキュラス

気温も落ち着きラナンキュラスをつかうにはベストなシーズンが到来しました。やわらかでデリケートな花びらに注意しながらブーケを組みました。ブーケに入れる時は他の花と組み込むため、茎が太いと安心感があります。今回はちょっと細かっただっただけに慎重に扱いました。

水につかる部分の葉は全部カットし、しっかりと水揚げ。その後は茎を切り戻すだけ。水の温度注意です。
 

シンビジューム あかね

’あかね’という名前。まさに今時の空のあかね色です。ネーミングもぴったりです。

シンピジウムはネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きお正月に用意したいお花の一つです。花が多く付きすぎていると水の上りが悪く難しい時があります。ファレノやシンピジュウムなど立派なラン程花が多く付き水揚げが悪いものです。万が一花が萎れてきてしまった場合は、下の花数個を切り落とし、思い切って短く茎をカットしてください。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

徳島県が日本一の生産地です。ref: シンピジューム

花言葉ref: https://hananokotoba.com/cymbidium/

アストランチア マヨール ローマ

人参と同じセリ科に属します。この 'ローマ'は落ち着いた色ながらも、優しい明るめのピンクです。湿地を好みヨーロッパの山間の森などに広く分布。A.マキシマ、A.マヨールなどはお馴染みで、白い花を付ける A,マヨールのアルバ、赤い花のA.ムーランルージュ, 薄いピンクと白の上品なコンビネーションのA.ルビークラウドなども美しいです。

冬は一週間以上持ちます。付きすぎている小さな蕾はカットしてしまうと水分がそれだけ大きな花に集中してくれます。セリ科の花粉に弱い方はご注意ください。

Ref: https://hort.extension.wisc.edu/articles/astrantia-astrantia-major/

ファレノプシス ミディタイプ

最近は胡蝶蘭でも変わった品種が増えています。なにかレアの物を中心に置こうと考えていましたので目に留まりました。名前の記載がなかったのですが素敵です。ミディタイプはレギュラータイプより小さくハンディなサイズです。今回のミディタイプはレギュラーサイズ並みに大きく立派でした。

コチョウランのブーケ