春 3月~4月、5月中旬ごろ

ファレノプシス ミディタイプ

小ぶりの胡蝶蘭の種類をミディと呼んでいますが、この色が可愛く今回のオーダーのイメージでした。花の名前がついていなかったのが残念です。お花の名前は次回のリピート買いには非常に役立ちますのでぜひつけていただきたいものです。

時々この花も水落ちする場合があります。原因は花が沢山付きすぎている事だと思います。下の花の数個カットし、茎をざっくりと大きく斜め切りし水揚げをしてください。このひと手間で違ってきます。お試しを!

英語ではモスオーキッド、蛾が羽を広げているような所からそのニックネームが付いたらしいですが、それにしてもエレガントな蛾ではないですか.....

アルストロメリア

まだ試作品との事で花の名前がありませんが、かなりよいと思います。茎は真っすぐで申し分ないくらいに太く、茎の先端から散形花序の部分も長く、アレンジメントにも小さなブーケにも使いました。まだ一週間目ですが花はとても元気です。

散形花序、頭頂で5つから7つに分かれひらひらとしたデリケートな花が咲きます。本来は春の花ですが流通は通年で、切り花としては季節に関係なく開花期間が長く、とても楽しめます。雄蕊は花が完全に開ききってしまったころに取り除くと水替えの時など服につく心配がありません。

 

ワックスフラワー テラコッタ 染め

テラコッタ、いわゆるくすんだオレンジ色に染められたワックスフラワーです。水にも少し色が出ますが気にならないレベルです。素敵な色でしたので、この季節にはぴったり! どのアレンジメントに入れてもしっくりときました。香りはほとんどありません。水揚げも悪くよい状態はあまり長続きしませんでした。何度か茎を大きく斜めにかっとして水をキープしようとしましたが残念でした。

オーストラリア西部原産原産、蕾の状態がまるでワックスがかかっているようにテカテカしている事からワックスフラワーと呼ばれています。

現地では4mにも達します。小花ですがちょっとワイルド感がありナチュラルな枝ものなどによく合います。uncinatumはラテン語で「引っかかる」という意味で、細い葉が絡まりどこかに引っかかりやすい事からとの事です。花びらはシングルかダブル、白、ピンク、ベージュ、そして最近は黄色などもあります。しっかりと水揚げすれば10日は長持ちしてくれます。南半球からの輸入のため夏の間は入手できませんが、秋から春まではちょうど現地が暖かくなるためクリスマス時期はとても重宝してくれます。独特の匂いがありますが、それも魅力と感じます。

ラナンキュラス シャロン

オフホワイト/クリームにうっすらとしたピンクがかかりなんとも表現のしようがないくらい可愛いラナンキュラスです。小ぶりですがとてもノーブル。11月初旬、まだ出てきたばかりの走りです。可愛い方へのプレゼントとの事で、いろいろ集めた花材の一つです。今年はまだ気温が高くちょっとこの花は使うのが早かったかな。

ラナンキュラス ディーニュ

毎年11月になるとラナンキュラスがボチボチ出てきます。しかしちょっと早い気がしています。大好きな花ですので入れてみましたが、今年はまだ最高気温21℃もあり、水があがると同時に満開状態!やっぱりもう少し遅い時期のほうがよろしいようです。

水につかる部分の葉は全部カットし、しっかりと水揚げ。その後は茎を切り戻すだけ。水の温度注意です。

 

ガーベラ ヒマリア

中心部がグリーンで花びらがピンクの品種です。大きくしっかりとしています。茎も線やよれもなく大変良質です。やっぱりよき生産者さんは安心のクオリティです。

一度水が上がれば浅水で管理。水替えの際茎を斜めに切り落としましょう。

ミニガーベラ レイアー

ミニと呼べないほどの大きさです。サイズは2L 茨城県産のガーベラはとても丈夫。こちらかもう一人の生産者の方の花を買うようにしています。春に咲く花ですが、一年中入荷が可能です。気温が低ければ花もちも格段にちがってきます。浅水で管理、花瓶の水を替える事に切り戻しをかけましょう。これだけ花がおおきいと水も必要です。

エリカ フォーシスターズ

エリカは荒地という意味のヒース(heath)とも呼ばれる低木で可愛い筒状の花が鈴なりにつきエリカ属に含まれます。フォーシスターズという品種は花の先端が4裂となる事からつけられました。日本で育つエリカ/ヒースは冬の間かなり長く咲いてくれます。とても似ている品種でカルーナ(Calluna)もしくはヘザー(heather)があります。カルーナ属は夏の間に開花します。ともにツツジ科なのですが、葉の形にも違いがあり、エリカ/ヒースは針のようにとがった葉があり、一方のカルーナ/ヘザーはフラットでウロコ状の葉です。両方とも乾燥には強く、多湿にしない事と過剰な栄養を避ければほぼメインテフリーで楽しめます。エリカ/ヒースは背丈30㎝位なのに対しカルーナ/ヘザーは背丈60㎝位まで育つとの事。でももっと大きな木を見かけた事があります。いずれにせよ育ちはゆっくりで他の花を脅かす事はないようです。

https://www.gardenia.net/plant-variety/about-heaths-and-heathers