秋 

10月~11月中旬ごろ

バラ ラプソディ+

エレガントで大変ノーブルなバラです。白バラの’ブルゴーニュ’と共にウェディングの注文品の余剰分でした。11月に使ったものより少し色目が濃く出ています。生徒さんもすぐにこのお花をピックアップしていましたほど美しい!

バラ スィートアヴァランシェ+

大輪で茎も立派です。かなりよい物でしたが外側のペタルに傷があり少しお安く買えました。ブーケに使うため傷んだ外側のペタルは外してしまいますので問題はありません。花を高く持ち上げるデザインですので首がしっかりしている事がとても大事でした。

購入時は花に痛みがないか、葉に白いスポットがないかよく確認してください。また萼が蕾にぴったりとついているものは咲きません。十分に下がっている事も選択のポイントです。もっとも最近はそんな未熟な花を出荷する所はなくなりましたが、海外からの輸入ものに限っては可能性も無きにあらずです。バラは花の中でも短命ですのでよい物を選ぶとそれだけ長持ちにつながります。以前冬の時期でしたが約一か月咲き続けたバラもありました。観察力もトレーニングしてゆきましょう。

カラー ラウラ

ピンク地に白がうっすらと広がるカラーです。’マニラ'と似ていますが、ピンクは少し濃いです。茎の先端が5本ずつフローラルテープで巻かれて保護されていました。これなら痛みも少なく安心です。生産者さんの努力は相当なものでお心遣いに感謝します。

すらっとした茎が特徴でウエディングに人気の花です。しっかりとナイフや鋏を消毒し茎を切りましょう。この花に限っては斜め切りよりも横真っすぐに切ってください。茎はデリケートですので先端を守るためです。

 

バラ ジュミリア

葉も大きく茎もしっかり、花は白地にピンクの縁取りで、剣弁咲きより少し花びらの反り返りが少ない半剣弁咲き。’ジュミリア’の花は開きすぎず綺麗な姿を長くとどめるバラです。花の寿命も一般的なバラよりも長く感じます。もっとも生産者さんがとてもよく、こちらの方のバラで外れた事はありません。よく使わせていただいております。

スプレーマム カリメロ イエロー

小さなくるみボタンのような花が一枝に沢山ついているマムです。カリメロシリーズはピンク、白など他の色もあり、数年前にオランダから輸入が始まりました。花付きがとてもよくまた日持ちもいいお花です。ウールのフレームに張り付ける方法で作るブーケの為に入荷しました。大きすぎると他の花が負けてしまうため、今回は小さなサイズを探していました。コスパ抜群です。

マム/一輪菊 フエゴダーク

花びらの内側は少し濃くて強いオレンジ、外側はライトなオレンジでもけっしてパステルではなくあくまでも深い色合いです。今時のトレンドはちょっとぼんやりくすみ系、来年はアースカラーがトレンド色、その中でこのパンチのある強い色は、目を惹きとても素敵に感じました。

マム/一輪菊 アナスターシャ グリーン

スパイダー咲きの緑の菊 名前がついていなかったのですが咲きかたは’アナスターシャ’だと思います。間違っていたらごめんなさい。水があがると美しく広がり、ここ数年人気のお花です。ライムグリーンはアレンジメントや花束を明るくする効果がありますので、濃いグリーンの枝物を使う時はとてもきれいに仕上がります。

マム/一輪菊 シベリア

中心部がライムグリーン、外側に向かってピュアーホワイトのピンポンマムです。秋のお花のマムは中国原産、ハイブリッドが進み多くの種類が出回っています。白は赤と合わせてお正月の華やかな場でもまた悲しみのお花としても活躍してくれる万能さがありがたいです。今年は全体的に少し茎が細いものが多かったです。首元までしっかりしていると安心感があります。最近は海外からの輸入も多いのですが、やはり地産地消にこだわりなるべく国産の生産者さんを応援したいと思います。