西アジア

西アジア 原産・分布
イラン、イラク、トルコ、キプロス、シリア、レバノン、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン、イエメン、パレスチナおよびエジプトの一部。黒海とカスピ海の間にある(コーカサス山脈の南側)旧ソ連のアゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア(グルジア)も含むエリア

チューリップ プリティウーマン

花びらの先がちょっとカールする赤いチューリップ 'プリティウーマン'。目にすると手にしてしまう品種です。別枠でキープしてしまう先生です。生徒の皆さん、もしこの品種を使いたい場合は予めお知らせください。先生のヘビロテアイテムです。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!レッスンではナイフで葉をきれいに落とす方法もご紹介しています。

菜の花

灯火の原料として平安時代に到来。明治になると食用のセイヨウアブラナ(Brassica napus)がドイツより入ってきたとの事。学名にあるBrassicaはラテン語でキャベツ=食べられる葉の事で、それが野菜の花とされ、「菜の花」の名前となっています。もともとは西アジアの高原に自生、地中海で栽培が始まり広まったようです。上巳の節句のお花の一つとして桃の花と共に入荷しました。いやいや市場に並ぶとなかなかのよい値がついていました!需要が集中しますのでこればっかりはしょうがないですね。今年は今の時期寒かったのですぐには花が咲かず5日遅れで開花。

学名のBrassica napus L.とBrassica Campestrisは同じ種です。西アジア 北ヨーロッパ原産
Brassica napusはセイヨウアブラナです。北ヨーロッパ シベリア原産

ラナンキュラス ラックスピュタロス

ラナンキュラスラックスシリーズの一つで大変鮮やかな黄色です。ひらひらとしたデリケートな花びらで蝶が舞うような軽さがあります。寒い時期は2週間位咲き続けます。他の色はクリーム地にピンクや優しいオレンジが乗るもの、ちょっとだけしぶいオレンジ系など豊富になってきました。葉も大きく茎も太い物を選んでください。先端の蕾までじっくりと時間の経過とともに咲いてきます。軽さが欲しい春のアレンジメントやブーケには本当にぴったりな花材です。

ラナンキュラス ラックス(Rax) シリーズは花びらが通常のラナンキュラスより少なく、一重咲あるいは少な目の八重咲で、見た目にも軽いお花です。ラックスシリーズは色も豊富でギリシャ神話からとった素敵な名前の品種が沢山あります。品種改良に携わった綾園芸さんの解説によると、花びらには光沢がありラナンキュラス+ワックスでラックスと命名との事です。

花のサイズにバリエーションがあり大変使いやすいのですが、小さな蕾が付きすぎている時があります。そんな時は今咲いているお花に栄養を集中するため、ある程度整理してしまいましょう。水はやや多めに管理し、給水フォームでアレンジする場合は水切れさせないようこまめにチェックをしてください。先端に行くにつれ茎は柔らかいためフォームを使うときは優しくお取り扱いです。

ラナンキュラス アベロン

レモンイエローの上にオレンジが強く出るピンクの複色です。色には個体によりかなりばらつきがありますがそれでもレッスンではOKです。蕾の段階ですでに大きいためきっと大きくなると思います。あっという間になくなりました。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば極めて丈夫です。もし脇から枝分かれして小さな花をつけていたら切り落としましょう。ブーケにもアレンジにも万能です。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。

ラナンキュラス シャルロット

茎が弱い春の花を束ねるレッスンがあり、ちょうどよい花材として入れました。通常はできるだけ茎がしっかりしている物を選びますが、今回はとても茎が柔らかく花瓶の中でもしっかりと自立できないくらいです。その理由から特価で売られていました。アドバンスレベルは枝物を使いますので多分うまくまとめてくれるでしょう!

花びらが少ないバタフライタイプのラナンキュラスです。本当に人気で市場でも目にした時に素早く手にしないとすぐになくなります。茎の太さもチェックポイントにしています。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば極めて丈夫です。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花です。さらに少しの手入れでかなり長く咲いてくれます。

タラスピオファリム / 西洋ナズナ

ペンペン草などと呼ばれどこにでも生える雑草ですが、花屋で扱うのは栽培されているものです。そのため細くてもかなり日持ちします。ブーケやアレンジメントにフィラー(空間を埋めるための花)で使うと、やわらかな雰囲気になります。小さな白い花が咲いていますが、日が経つとその花もいつの間にか小さな実になっていたりします。長く形を保ってくれるため重宝しますのでお勧めです。寒いのであまり花はついていませんでした。

アブラナ科でマスタードと同じ部類との事ですが、農薬を使っている可能性があるため食べないほうが無難です。ヨーロッパ原産、比較的冷涼な気候を好みますが、出回る頃は春か初夏、水切れさえしなければ問題ありません

クリスマスローズ ジョーカー

ヘラボレス・ニゲル/ニガー/ナイガー 冬咲で12月頃から白い花が横向きに咲く背丈が低い品種です。ヨーロッパアルプスの東端からイタリア・ドイツ・オーストリア・旧ユーゴスラビアに分布。原種系は一本の茎に一本の花が付くのですが、’ジョーカー’は交配種の為、一本に2本から3本の花が付いています。H.ニガーはちょうどクリスマスの頃から咲き始めるためクリスマスローズとも呼ばれ、もう30年も前からイギリスでは大流行、日本でも大人気です。茎は地面から直接出てきて開花する無茎種。色のついている部分は萼弁で、花は中心部の蜜腺の部分です。中心部の花の部分が落ちると周りの萼片の色がピンクかかった色に変化します。古代ヒポクラテスの時代より薬草として利用されており、江戸時代末期には日本へ渡来していたようですが有毒植物です。茶花としても人気で和名もありました。

湯上げをし花に水が行き渡るようやや深水で管理します。ご自宅の庭から採った場合は水あげで十分です。水が上がれば普通の花と同じで、花瓶の水を替える時に少し茎を斜めにカットしましょう。清潔な鋏はマストです。しっかり消毒してから使って下さい。切り花にすると水が下がりやすいため、花束や試験管などを使うアレンジメントでお楽しみ下さい。

ラナンキュラス キティラ

'キティラ'は鮮やかなレモンイエロー。2月はいつも目に鮮やかな色が使いたく反対色の濃い紫のムスカリと一緒に入荷しました。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば、極めて丈夫です。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。

ラナンキュラス ビクトワール

'ビクトワール'は真っ白なラナンキュラスです。白の花だけのウィンターアレンジメントのために用意しました。ゆっくりとほぐれ球状に綺麗に開花してきます。サイズは小ぶり~中輪。大きいと試験管に入りませんから、あえて小さな蕾を選びましたが、なんだか大きくなってしまいました!

ナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば、極めて丈夫です。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。

ムスカリ シベリアンタイガー

アワード受賞が多いの白いムスカリです。蕾の時はライムグリーンで開花すると真っ白になります。アルメニアカムの交配品種と思われます。葉はその従妹品種のアルメニアカムほど細長くはありません。ライトブルーの品種 'マウンテンレディ’によく似ています。球根付きの花の場合は十分な栄養を蓄えていますので、わずかな水分があれば背丈は20㎝前後まで伸びパワフルに咲いてくれます。
ref: https://www.plantcetera.com/products/muscari-grape-hyacinth-siberian-tiger

ムスカリはベル状の小さなフロレットが一本の茎に密集して付きます(総状花序)。トルコの松の森が原産。球根付ですので根が水に浸かっていれば楽に1週間~10日は持ちます。色は紫・濃いブルー・白などでどれも素敵。茎も美しく濃い色でしたら小さなアレンジメントやブーケにアクセントカラーとしてのご利用もお勧めです。

小さな花が密集している形が葡萄のように見えるためグレープヒヤシンスとも呼ばれます。交配種がほとんどで、水色や白との複色など様々あります。

ムスカリの代表品種