南米

南米原産・分布 

チリ ブラジル

ブロメリア レッドパロマ

一見葉のようにユニークな形をしていますが、小さな青い花が出てくるはずです。(手元に残りませんでした) 南米エクアドル原産。ステムは長く80㎝もありブーケ、アレンジメントに重宝です。パイナップルと同じ属、チランジアも同じです。

ブロメリアは一生に一度だけ花をつける一回結実性植物、花が終わる前に何等かの形で子孫を残すとのことです。ブロメリア科(パイナップル科)はとても大きなグループで、8亜科58属約3200種くらいあるとのことです。ブロメリア科のポルテアの一種だと思いますが、詳細は不明です。

学名:Portea petropolitana (Wawra) Mez 、Portea petropolitana var. extensa の品種に限りなく近いです。
Ref: https://en.wikipedia.org/wiki/Portea_petropolitana

 

パンプキン/南瓜 ジェームス

飾り南瓜のジェームス。何とも言えない色とホリの深い姿がとても魅力的です。南瓜にしては素敵なお名前!こちらは観賞用ですので食べません。

野菜や果物も時々アレンジメントに取り入れますが、南瓜はハロウィンのテーマには欠かせないアイテムで、小さなものから白いタイプなど毎年いろいろ試しています。今年は食用の南瓜を使ってみました。写真を撮ってからは花を別な器にアレンジし、南瓜はその日のうちにホットサラダ、次の日はスープで。余ったものは小さく切って冷凍保存。天婦羅や煮物などで後々楽しめます。フードロスはしたくないので、生徒の皆さんもさっさと料理なさったようです。ちなみに昨年はジャックオーランタンにしてみました。

ダリア

沢山のフロレットで構成され、ボリュームもあり大変美しい花です。それだけに目を惹き、人気のお花です。水揚げは完璧に、風に当てない事。なるべく触らない事! 束の間の命ですので大切に扱いましょう。

キク科です。花が開くと花粉も飛びます。花粉症の方はご注意下さい。

アンスリューム エンジェル

小さなサイズのアンスリューム。主役ではなく脇役で使いたかったのであえてSサイズ。でも触感がテカテカしていてやっぱり目立ちます。色も明度が一番高い白ですので他の色とのミックスは難しいかもしれません。細い茎ですがやはりアンスはアンス。長く楽しめるお花の一つです。

アルストロメリア ホットペッパー

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドが多く色も豊富。柔らかい花びらではあるがとても丈夫。花は散形花序・茎の先端に沢山の花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。関東地方でも、庭で5月頃から初夏にかけてよく咲きます。長く持つ花ですが、高温の状況では花びらが早く落ちます。

センニチコウ

真夏に咲き続け、サルスベリ(百日紅)よりさらに長い千日を経ってもその色が褪せない事からセンニチコウと呼ばれています。南米のガテマラの原産。赤、ショッキングピンク、白など彩度の強い色が特徴の花です。この色鮮やかな部分は苞と呼ばれ葉に当たります。実際の花はその間にある小さな黄色い所です。尚、オレンジの苞にクリーム色の花を咲かせる種類はキバナセンニチコウ・センニチソウとよばれ、背丈約80㎝で一般のセンニチコウの品種より少し大きめ、そして原産地も北米です。エディブルではありますが、花屋が扱うセンニチコウは害虫消毒をしている可能性がありますので食さないようにして下さい。

センニチコウやアマランサスなどのヒユ科の植物は真夏の暑い季節に咲き続けるのですが、切り花になると、暑さが残る時期はとても傷みやすく一日で水が濁ります。気温がしっかりと落ち着いた頃からの利用が望ましいです。色鮮やかなのでドライフラワーで楽しむ方法もあります。お試し下さい!

 

ハンギングアマランサス / ヒモゲイトウ

垂れ下がって花を付けるアマランサス。今回は大変小さいサイズです。私たちは花材として観賞用の利用ですが、メキシコでは既に10,000年前から種が食料として流通していました。最初の水揚げでしっかりと水を吸わせてしまえば、切り花としてでも一週間程度日持ちします。アフリカ、インド、南米などの熱帯地域の植物ですが、秋口の涼しくなってからの利用がお薦めです。

ニカンドラ

ニカンドラ・オオセンナリもしくはクロホオズキなどと呼ばれています。夏に青、紫や白の花を付け、秋になるとこんな姿に。ホオズキにもにていますが、属が事なります。南米ベルーやアルゼンチン北西部原産のナス科のです。種から育つので自宅で楽しむ方も多いようです。ちょっと個性的ですね。

アメリカ南部では葉と根からとる液をミルクと混ぜ皿に置いておくと、ハエが好む餌となり捕獲できるそうです。

Ref: https://plants.ces.ncsu.edu/plants/nicandra-physalodes/

唐辛子 ブラックエース

唐辛子 南米メキシコなどが原産で沢山の種類があり、料理の辛味スパイスとして使用されています。 花屋で入荷するものは観賞用ですので、農薬を使用している可能性がありますので絶対に食さないで下さい。今回は入荷した頃に気温が高くなり、水に浸かっている茎が腐りいくら切り戻しをかけても一日でアウト! ドライでの利用もできます。秋深くなった頃の利用がよろしいと思います。