中国

中国原産・分布

クサレダマ 草連球/草礼玉

草木で’クサレダマ'というとても変な名前です。マメ科の木「レダマ(連玉)」に似た草花であることに由来しています(ref)。黄色で中心部が赤い花を穂状の茎につけています。時々脇から出ている枝にも花が沢山ついていますのでスプレータイプとしました。海外では水辺の草の扱いで、夏から秋までいくらでも伸び広がると事が書いてありました。私は今回がこの植物の利用は初めてです。どことなく風情があり、ちょっと品も漂いなんとなく好みかなと思い購入しました。次々と小さな黄色い花が開花してにぎやかになりました。フィラーとして他の花のサポートに使うとよいです。また茶花のようにシンプルに一輪だけ使うのもよいかもしれません。背は高く60cmはありました。茎もすらりとして水を汚さずいい感じです。ジャスト一週間で花が散りだしました。真夏に一週間持ってくれれば良しだと思います。

ref: https://www1.ous.ac.jp/garden/hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/primulaceae/kusaredama/kusaredama.htm

ベロニカ スカイラーピンク

水がしっかりと上がると穂先まで真っ直ぐに伸びます。脇から小さい花穂が出ていますが水あげがあまりよくない植物ですので、葉とともに思い切って処分してしまいましょう。青紫、白などの色もあります。すらっと伸びる形は他の花とはまた違った趣です。和風にも洋風にも、ブーケにもアレンジメントにも向くお花です。日の経過とともに垂れ下がってきますがその姿も風情があります。以前はゴマノハグサ科に属していましたが、オオバコ科に変更となりました。7月に入ってからは大きく育ったよいお品が出回ります。

オオバコについてはよいサイトがあります https://flowers.hasma.jp/family/plantaginaceae/

シャクヤク バンカヒル

4月下旬にはもう芍薬が出回りだしました。通常ピークの5月に入れていますが、今回はシャクヤクともう一種類程度をごく少ない数で使う予定ですので、思い切ってお値段高めのものを買いました。生産者さんの前処理技術が飛躍的に進化しており、また湿度も気温も上がっていない天候でしたので、なんと2週間近くも楽しめました。花は深いピンク色、サラベルに似た咲き方で綺麗に開花、花びらが2週間経っても落ちる事なくドライになってきました。他の代表的な芍薬がこちらに乗っています。P. 'バンカヒル'を使ったアレンジメントはこんな感じになりました。「花瓶と竹ひご」

茎が長く花にもボリュームがあるため水揚げが難しい植物です。私は蕾の時に色が出ていて少し開きかけた花を買い、かならず深水で水あげをします。葉が多く付いている場合は水につかる部分を処理し、湿らせた新聞紙にくるんで葉からの乾燥を防ぎながら水あげをするのもよいです。また茎を炭化するまで焼きすぐに水につける方法や化学処理もありますが、新鮮なものは特別な処理は必要ありません。

リキュウソウ / 利休草 / ステモナ

いつもは6月頃に使いますが、下の葉は大きく上にゆくにつれ美しいライムグリーンの茎が少しカールしています。この形状をアレンジメントにそのまま使いたく持ち帰る事にしました。茎は細く葉の付きもまだ成長過程の段階で、まだちょっと早かったかなと感じます。

先端は蔓状になりますが、蔓のようになるのは先端だけで茎はまっすぐです。葉は2枚と3枚が交互に段差になって付きます。江戸時代中国から渡来。分布は中国上海付近、インドネシアと日本。優雅な姿で茶花として広く用いられていました。グリーンのグラデーションも美しく葉は優しく長いまま使っても切り分けても使いやすいです。春の終わりごろからピークを迎え夏になると小さな花が咲きます。繊細ですがかなり丈夫です。途中切り戻しをいれると長く楽しめます。

シモクレン / カラスモクレン

白モクレンより少し遅く咲く、濃い赤紫色のモクレンです。ハクモクレンは大木になりますが、シモクレンは4~5mくらいとの事です。ハクモクレンの花弁は8枚に対し、シモクレンの花弁は6枚、枝についている花が少し小ぶりに見えるのはそのためです。原産は中国中部から東南のエリアです。日本へは平安時代に渡来。もともとはその蕾が漢方薬の「シンイ 辛夷」として扱われていたとの事です。日本ではカラスモクレンなどと呼ばれるようで、実際に市場でつけられていた名前がそれです。

ref: https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-172

ref: https://plants.ces.ncsu.edu/plants/magnolia-liliiflora/

 

コデマリ

4月になるとこの花も葉が成長している事が多く、水のあがりが悪いです。余裕のある方は葉を少し間引いて深水で一晩じっくりと時間をかけてみて下さい。枝の長い物は水がしっかりとあがれば長持ち花もしっかりと開花します。花も葉も沢山ついているため葉の代用にもなりボリュームアップにはとても良いアイテムです。

花言葉ref: https://hananokotoba.com/kodemari/

ヒガンサクラ 彼岸桜

3月中旬から、ソメイヨシノに先駆けて咲く桜。蕾の時はうっすらと赤みがかかり、その姿もまた美しいです。以前日本原産と書きましたが英国王立Kewのデーターベースによると、中国の朝鮮半島に近いエリアと台湾・香港に近い福建や広東エリアが原産のようです。でも今は日本を象徴する代表的なお花となっていますね。木肌も美しく樹齢もとても長い品種だそうです。ヒガンサクラは長野県伊那市にある高遠固有のものとされています。花後に実がなるとの事です。学名がはっきりわかりませんが、Prunus subhirtellaとしている所が多いですが、今回はKewの情報から取りました。

春分の日に購入しましたので、今が本当に見ごろの花です。気温が低いのにも関わらず入荷翌日には花が開いてきました。ほんのりピンクで美しく愛おしく感じます。

ref: https://powo.science.kew.org/taxon/

ref: ref: https://hanakotoba-note.com/sakura_7/

コデマリ

水あげがあまりよくない植物ですが、アーチ状に柔らかく曲がる茎がエレガントで時々使用しています。葉も花も大量についているため少し整理して深水で水あげするとよいでしょう。茎を割ったりナイフでシャープに削ぎ切りしたりいろいろと試してみて下さい。また茎が長すぎる場合もありますので、思い切り切ってしまうのもよいと思います。今回トライアンギュラーのツインアレンジメントの足元を覆うグリーンの代わりに入れようと思いましたので、丈は短く切っています。

姫アスター ステラトップブルー 

背丈は50㎝あるかどうかですが、よく分岐して沢山の花を付けています。少しにぎやかすぎますので水あげする段階で小さすぎる蕾、あるいは中心あたりですでに長くさいているであろうと思われる花を整理しています。それでもかなりのお花でボリューム感があります。トランジショナルとして使いますが、まとめてそのまま小さなブーケに使うのもよいかもしれません。色は濃いピンクや赤など強い色が多いです

菊類は強いのである程度整理されていれば水あがりは良好です。水に浸かる部分の葉は絶対に取り除き、花瓶の水を替える時はかならず斜めに茎をカットしましょう。少しのメインテで今の時期はかなり長く咲いてくれます。

マム チブリア

スパイダー咲の薄紫色の菊です。ディスバッドと記載がありましたので、脇芽をすべて摘んで一つの花が付くように栽培されている品種です。寒くて完全に開いていない状態でしたが2日暖かい所で管理すればほぐれてくると思いました。

キク科はとても長く咲いてくれます。特に冬の時期は、適切に管理されていれば暖かい部屋でも2週間は華やかなお花を楽しむことができます。