今年の色はオレンジとピンクの中間位にあるとても優しい色です。色の説明にはこんなサブタイトルが付いていました。「思いやりがあり何かを育むような、温かい優しさを伝えるソフトなピーチの色合い」真っ先に頭に浮かんだのはポピーのひらひらとした薄く軽やかなお花です。繊細、リラックス、和やかさや温かみを感じるようなイメージですね。様々な事が起きる今日。戦争や天災、あるいは身近にあるよからぬ出来事から一瞬どこか平穏な世界へ心を導いてくれるような気がします。私自身オレンジはとても好きな色です。濃い目のオレンジ色ははつらつとして元気をもたらし、このピーチファズのような淡くソフトな色は和やかな調和が生まれやすいです。子供の頃食べた甘いシャーベットもこんな感じの色だったと記憶がよみがえります。
紹介文ではアパレル・ヘア&ビューティ、そしてインテリアなどの分野に分けての色の使い方のヒントがあります。まずアパレルの世界では、贅沢で心地よい柔らかな手触りのスエード調やベルベット調、キルティング、毛皮のようなテクスチャーから得られる触感の良さ。ヘア&ビューティでは肌を生き生きさせ、目と唇、頬に柔らかな温かみを加え、使う人をより健康的に見せます。ネイルに使えば優しさのメッセージを表現し、ロマンチックで無邪気、そしてスウィートとありました。ホームデコとインテリアではすべてを包み込むような特質が心と体、魂を豊かに。花の世界はどうとらえましょうか。私なりに考えてみた花の世界では、大きな展示会などでは、明るく明度の高い花たちは人々の目を捉え、ひときは輝きを放ち、だれもをハッピーにしてくれるようなデザインにつながると思います。そしてコマーシャル・リテールの世界でもデイリーやカジュアル使いの花束に、あるいはエレガントさを前面に出したウエディングブーケなども素敵だと思います。
ref: https://www.pantone-store.jp/download/COY_2024_Press_Release_JP.pdf
さてさて我がフラワーリストを探してみたところ、なんとなく近い色はありますが、花自体は結構ボリュームがある物が多く、この色の軽いイメージがなかなかみつかりませんんでした。もうすぐ春だからそろそろシフトを替えゆこうかな!ピーチファズの色合いに近いお花たちです。今年もフラワーアレンジメントを楽しんでゆきましょう!
能登半島で起きている大地震による被災者の方々、心よりお見舞いを申し上げます。2日に発生したJAL機と海上保安庁の救援物資を載せた飛行機との大事故には本当に心痛みます。命を落とされてしまった方々へただただご冥福をお祈りするばかりです。
- コメントを投稿するにはログインしてください