花の色 白

デンファレ シンガポールホワイト

原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

南国の花ですので暑さには強いのですが、気温が25度を超える頃には水をこまめに替え、都度茎を切り戻してください。茎の色が変わったら水中のバクテリアが増えますので、色の変わった所から切り落とし短くしてしまいましょう。

レックスベゴニア

美しい葉を観賞する植物。インド北部アッサム地方が原産、交配により現在は2000種以上もあるとの事。乾燥を好みますが、切り花として使う場合は当然水は必要です。大きい葉の場合は水揚げが良くないため、よく観察し状態のよくない葉は切り戻しをかける必要があります。裏と表の色が違い独特な趣です。

ユリ シベリア

世界中に分布。品種は100種類以上となっています。日本沖縄原産のロンギフローラム系、アジアテックハイブリッド、オリエンタル系ハイブリッドなどチョイスも広がりましたが、年代により流行もあります。種類についてはリリープロモーション・ジャパンに詳しく説明が載っています。

梅雨時に一般のご家庭でも大きな花を咲かせているのが見られます。花も四方に広がり華やかで一輪あるだけでも甘い香りが広がります。季節ものですので年に一度は楽しみたいものです。水替えの度茎を切り戻し、枯れかかった葉や花はすぐに処分してください。花粉は服に着くと取れません。開花し花の色が出てきたら直ちにリムーブしてしまいましょう。

レースフラワー / アンミヴィスナガ グリーンミスト

わさわさとした細かい切れ目の入った人参のような葉、重たく垂れ下がる半球状に咲く花も魅力の一つとして取り入れました。セリ科の仲間で香ある薬草です。素敵なのですがやはり日持ちが悪くアレンジメントでは3日が限度でした。アンミ・ヴィスナガとして紹介されていますが、購入時にはレースフラワーと記されていました。

ワイルドオーツ グリーンスケール

グリーンスケール (直訳緑のウロコ)などと呼ばれる麦です。巨大化したコバンソウのようですが、ぺらっと平べったい植物です。袋を開けないで写真を撮ったのは私自身イネ科の植物にアレルギーがあるためです。アレンジする時はなるべく動かさないように使うという展開でした。結果花を付けていない状態でしたので全く問題ありませんでした。北米原産。ふわふわと風に揺れて夏の雰囲気で素敵です。

Ref: 草木図譜

タラスピ グリーンハート/ グンバイナズナ

和名ではグンバイナズナ。いわゆるペンペン草の一種ですが、大きく栽培されており60㎝はあります。花ではなく実際は実を観賞しますので春の終わりから夏限定の植物です。ちょっと独得な香がありマスタードと同じアブラナ科でエディブルです。英語名もpennycres、苦いので火を通したほうが無難らしいです。でも流通しているのは観賞用ですので食用としての販売ではありません。食べないほうがいいと思います。長持ちしますが水につかっている部分にぬめりが発生しますので、アレンジメント向きです。

ref: The Kew

ギボウシ

ギボウシの名は花のつぼみの部分が神社・寺院の橋の廻縁の高欄や橋の欄干の飾りに使われている擬宝珠ににている事から呼ばれるそうです。リュウゼツラン亜科 Agavoideae
ギボウシの花 この植物の流通名の由来
英語ではオオバコユリ plantain lilyと呼ばれますが、これはキボウシの葉がオオバコの葉に似ている事からきているとの事です。日陰を好みイギリスでも大人気の植物です。 葉からは粘りのある液がでますので、切ってから数日はこまめに水を取り替えて下さい。

スズラン

4月末から5月初旬に小さな白い花を付けるスズラン。花自体は切り花にしてしまうと3日程度しか持たないのですが、それでも部屋に飾り清々しい香りを楽しみたいものですね。スズランの青々とした葉はちょっと丈が短いのですが実はとても長持ち。小さな花束を作るのにはとてもお薦めです。

 

トルコキキョウ エンゲージグリーン

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。