花の色 白

マム/一輪菊

菊のシーズンは本来は秋ですが、品薄の時は世界中から集める事ができます。原産は中国、仏教とともに伝来。高貴な貴族たちしか崇められなかった花でしたが江戸時代になり一般庶民にも広がったとの事。ぽってりとしてどこか愛らしさを感じる花の形です。控えめでほのかな香りもこの花のよい所です。

宿根スィートピー

暖かくなると益々茎も太く背丈も長くなってきたように感じます。宿根タイプは香がないとの事です。サマースィートピーと書いてありましたのでもしかしたら3月に使ったものとはタイプが違うのかもしれません。イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。ぷっくりとしたやや肉厚の花弁の宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。可憐そうですが意外にも丈夫です。蔓性植物で、カールした蔓もまたユニークです。とても清楚で高貴さも感じます。作品にいれると上品になります。

コリアンダー/香菜

コリアンダー 種はあまりにも有名なスパイスですが、花はとても可憐です。葉も花も根までも食用となるとの事です。葉はタイ料理や中国料理などに刻んで載せられますが苦手な人も多い独特な香です。花が付くころはそれほど強い香りではないにしろ、やはり触っただけで香ますの。小花ですが意外にも強く水もすんなりあがり、1週間くらい持ってくれます。

西アジア~地中海東部原産 独得な香の成分はカプリンアルデヒド

ニゲラ パピローサ アフリカンブライド

50cm - 90㎝にもなるニゲラです。この種はスペイン原産。一般のニゲラは西アジア、地中海沿岸、もしくはアフリカ北部です。ニゲラパピローサは白地に濃い赤紫のスタメンが上がりやがて種の入った袋が膨らみ、日毎にグリーンから濃い紫色に変化してきます。花の部分が終わったその後の変化が楽しい花だと思います。花が散っても捨てないで観察してみて下さい♡

クレマチス

大輪で茎の長い物は高嶺の花ですが、短い物でしたらなんとか手が届きます。(笑)仕入れから戻り真っ先に水揚げをするのがこのお花です。夜も慎重に上がり具合をチェック。ちゃんと水があがるとその後は約一週間楽しめます。ノーブルなお花ですので、花瓶も一番お気に入りで飾っています。

北半球に広く分布、特に中国では種類も多いとの事。

リューココリネ

真っ白で、丈は約60cmのなかなか立派なものでした。時期的に香が弱い気がしますが花もちは良かったです。

南米チリ原産の特有種 芳香があり白、紫、紫に赤などの複色もあり。こちらは交配品種。この交配品種はやはり香は弱いです。学名にあるLindl.は John Lindley 英国人の植物学者/蘭研究者(Orchidology)

ライラック

香がよい小さな花を枝の先に円錐状に沢山つけます。冷涼を好み北海道などに多くみられます。切り花としては水揚げが難しく、うまく上がれば1週間楽しめますが、水が少ないと一晩で萎れてしまうデリケートなお花です。花房が付きすぎる時、葉が多すぎる場合は整理すると水も上がりやすくなります。

色は白、紫とピンクです。白のリラのウェディングブーケはエレガントで、いつか作ってみたいです。
 

タラスピオファリム / 西洋ナズナ

ペンペン草でどこにでも生える雑草ですが、栽培されているもののため立派で日持ちもします。ふんわりとしたブーケなどフィラー(空間を埋めるための花)で使うときにとても重宝です。アブラナ科でマスタードと同じ部類との事ですが、食べないほうが無難です。冷涼な気候を好みますので日本の夏は苦手かもしれません。