花の色 橙 オレンジ

バラ ケンジントンガーデン

花びらの外側はやや強めのオレンジ、内側はシャーベットのような薄いオレンジですが、開花すると色は完全に優しいオレンジに変化します。ひらひらとしたウェービーなフリンジの花びら、平べったく咲く形もお気に入りです。バラは品種にも生産者さんにもよりますが、だいたい5日位の日持ちです。今回は茨城県の生産者さんのモノ、なかなか長く楽しめました。

葉に艶があり思い頭を支えられるくらいの太い茎を選びましょう。私は農薬へのアレルギー反応が出るため、葉に白い粉がのっているようなものは絶対にX。ご参考までに。

アスクレピアス

一つ一つの花にクラウンを持つオレンジの可愛い花です。茎を切ると白い液が出てきます。水あげの際、液が付いた茎を洗ってから花瓶に入れます。キョウチクトウ科の植物は毒性のある物とされますので口に入れないように。

枝わかれしてスプレー咲きとなっている場合が多く、水が十分あがるととても長持ちするお花です。葉を落とし深水で水揚げ、その後は15㎝の深さもあれば十分です。同じような白い液がでる植物はフウセントウワタ、同じ科に属しますがフウセントウワタ属(ゴンフォカルファス)に分類されます。ブルースターも同じ科属で、白い液が出ます。似たようなシードポットを付けます。

暑さに強い花。南米原産の為日本では冬が越せないそうです。夏の庭では重宝しそうですね。今回はなかなかの高値でしたが、10日以上も花が咲き続け、さらに蕾まで開花してくるとなると楽しみは倍増、価値は十分あると思います。

コスモス オレンジキャンパス

ふわふわと風に揺れるコスモス、少しくすんだ薄オレンジから中心にかけてピンクが見える品種。今とても人気のお花です。ステムが長いため、シャープに斜め切りし水を吸う切り口を大きくとるとよいでしょう。水に浸かっていないと弱い花です。深水でしっかり先端まで水あげしてしまいましょう。

キク科で花粉は激しく飛びますのでご注意下さい。水につかる葉はすべて取り除き、水替えの度切り戻しは必ずかけて下さい。

ガーベラ バレーゼ

お気に入りの生産者さんのガーベラの到着が遅く、他の生産者さんのモノを購入。花びらがパスタのようですので、パスタと呼ばれる品種です。'バレーゼ'はとても強いオレンジ色、黒と合わせるともうこれだけでハロウィンのメッセージが伝わってきます。

ガーベラは水揚げ後は浅水で管理して下さい。特に気温が25度以上の時は毎日茎を切り戻してください。尚、茎がいびつな物は傷みやすいので購入するときはよくチェックしましょう。

クルメケイトウ 久留米鶏頭 オレンジクィーンインプ

留米ケイトウは日本で交配された品種として流通しています。花は半球状の種類です。赤、ピンク、黄色、サーモン、オレンジなど様々な色があります。夏の花なのですが、切り花としては気温がぐっと下がってからがお薦めです。

この花は花瓶の水を頻繁に取り替えて下さい。水に浸かりっぱなしの茎は柔らかく腐りやすいため、必ず切り戻しをかけ管理してください。短くアレンジメントに使うのもよいと思います。

カーネーション/ダイアンサス リフレッシュ

今回は国産のカーネーションを購入しました。お花は小さめですが品よく開く品種です。ありがたい事に1週間経ってもきれいに咲いています。カーネーションは一年中あるのですが、やはりちょっと季節はずれ。本来は春のお花ですのでその季節に購入するのがベター。今回の物はとてもお手頃だったため茎が貧弱で花瓶にいれると曲がってしまい、アレンジメントで短くして使いました。それなりにお金を払えばもっと良質なものも入手できると思いますが、なかなか物価高で思うようにはゆきませんね。

カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間です。節の上で切っても水は吸いません。エチレンガスに弱いので、果物のそばや朽ちた花のそばにはおかないようにしましょう。

カラー キャプテンオデオン

まだ気温が高いのですが、大きな頭にすらりとした茎をアレンジメントに使いたかったので仕入れました。11月位からとてもよいカラーが出回ります。'キャプテンオデオン'は、仏炎苞ー色のついている部分は内側は明るいオレンジ色、外側は赤の強いブラッドオレンジ色、苞の端に行くにつれて外側の強い色がかかります。

カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつも清潔に保ちましょう。

スプレーマム セイリポルペールオレンジ

写真はまだ開いていない時ですが、開花すると優しいオレンジ色、花びらはシングルとダブルの間くらいで、デージー咲で、典型的な小型の可愛い菊の形です。色も可愛い、形も可愛い、それに中心が茶色ではなく緑色のため、私の好みなのです。今回はお配りのお花としてお届けに使いました。夏から秋にかけ出回る品種との事ですが、暑さの影響がここにも出ているようです。次の週はもっと元気のよいマムに出会えるといいです。セイリポルペールオレンジ 長い名前ですが、英語ですと'SEI RIPOLL PALE ORANGE' セイリポルの薄オレンジ品種という所でしょうか。

水揚げは手折でも、斜めにナイフでカットでも。元気な菊はどのような方法でも水は簡単に上がります。花瓶に入れた場合のお手入れは切り戻し、そして無駄な葉を取り除く事です。まだ暑さが残りますが、一週間はだいじょうぶだと思います。

 

カラー

気温の高い時期のカラーはハズレの場合もあります。市場で品定めをした時はとてもよいと思ったのですが、5日目には茎が溶けてしまい途中からおれてしまったのが大半でした。お配りしたお客様、大変申し訳ございませんでした。

一般的に手入れは簡単です。数日おきに茎を切り戻すだけです。葉もないため管理は非常に簡単、なおかつ長く楽しめるお花です。花瓶と鋏はいつもきれいにしておきましょう。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

アルストロメリア ティンクル

とても小さなサイズのアルストロメリアですが、オレンジかかった色に惹かれ足が止まりました。咲いてくるとオレンジかかったピンクになりました。細身で小さいサイズですので、最近のハイブリッドだと思います。もともとは初夏に咲くお花、この夏の厳しい気温ではちょっとしんどかったと思います。日持ちは5日程度でした。本来は一週間くらいは大丈夫な花です。残暑が厳しすぎです。やはり花も旬の季節に使うのがベストかな。

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドが多く色も豊富。柔らかい花びらではあるがとても丈夫。花は散形花序・茎の先端に沢山の花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。関東地方でも、庭で5月頃から初夏にかけてよく咲きます。長く持つ花ですが、高温の状況では花びらが早く落ちます。