マメ科ルピナス属

ルピナス ラッセルルピナスは北米、中米、キバナルピナスは南ヨーロッパなど、品種の違うルピナスの原産地がある

ルピナス パールピンク

かなり茎が太く丈も長いルピナスです。葉も大きくバサバサしていましたので水あげの段階で1つか2つ残す程度にしました。ルピナスなどマメ科は水あがりがそれほど良くないためです。 'パールピンク'というネーミングがぴったりで上品です。ルピナスの特徴は花穂がゆったりとカーブする点です。日持ちは5日~1週間程度なのですが、このルピナスは見事に咲きかなり長く楽しめました。下から順に咲き始め花が終わると零れ落ちてしまいますが、トップの花までちゃんと開花してきますので茎を切り戻しリフレッシュさせてください。ブーケを組む生徒さんの目にとまり素敵な作品となりました。

ブルーのルピナスもあります。こちらはアメリカテキサス州に分布するものが有名です。

ルピナス テキサスブルーボネット

米国テキサス州の州花ともなっているルピナス。現地ではブルーボネットの愛称で呼ばれています。マメ科の植物で昔は土壌の肥料としてすき込まれていたそうです。この植物自体は寒さに強くとても丈夫、やせた土地でもちゃんと栄養を吸収して花をつけるそうで、そんな習性から狼の花などともよばれるようです。

切り花の水あげは深水、一度水が上がれば切り花でもジャスト1週間で花がすべて終わりますので、捨て時が分かりやすい花です。ただし暑さに弱いため使うならまだ気温の上がらない時期がいいです。天狗が持っている団扇のような葉がモサモサと伸びていますが、水の消費が激しいため適度に切りましょう。