Fabaceae/Leguminosae

マメ

宿根スィートピー ブライトイエロー

びっくりするくらい鮮やかなレモンイエロー。なぜこの花を手にしたかは自分でも不思議でしたが、鮮やかな色の強烈アピールに押されて購入してしまったのだと思います。色が飛びぬけて元気な分、他の花と合わせるのは少し難しかったです。こんな明るい色は花束やアレンジメントの中心部に入れてみて下さい。

ぷっくりとしたやや肉厚の花弁を持ち、蔓が伸び何かに絡みついて長く伸びるタイプのピーです。丈が長い物ですと、葉付でやや平べったい茎から枝分かれしその先端にも花が花がついていますので、切り分けて使います。絡みつく蔓もまたユニークです。さわやかな香りも楽しめますのでお値段の価値はあります。

イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。可憐そうですが丈夫です。宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。

ルピナス パールピンク

かなり茎が太く丈も長いルピナスです。葉も大きくバサバサしていましたので水あげの段階で1つか2つ残す程度にしました。ルピナスなどマメ科は水あがりがそれほど良くないためです。 'パールピンク'というネーミングがぴったりで上品です。ルピナスの特徴は花穂がゆったりとカーブする点です。日持ちは5日~1週間程度なのですが、このルピナスは見事に咲きかなり長く楽しめました。下から順に咲き始め花が終わると零れ落ちてしまいますが、トップの花までちゃんと開花してきますので茎を切り戻しリフレッシュさせてください。ブーケを組む生徒さんの目にとまり素敵な作品となりました。

ブルーのルピナスもあります。こちらはアメリカテキサス州に分布するものが有名です。

宿根スィートピー ピンク

ぷっくりとしたやや肉厚の花弁を持ち、蔓が伸び何かに絡みついて長く伸びるタイプのピーですが、今回入手の物は花の部分のみで丈は20~30㎝程度です。いつも利用する丈が長い物ですと、葉付でやや平べったい茎に一本に沢山の花がついています。アレンジメントに切り分けて使います。絡みつく蔓もまたユニークです。さわやかな香りも楽しめますのでお値段の価値はあります。

イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。可憐そうですが丈夫です。宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。

 

ギンヨウアカシア / ミモザアカシア

オーストラリア東南部のNew South Walesの島の限られたエリアが原産。少量の水でも育つ...という事は根が大きく張り家の基礎を壊してしまう可能性もありますので注意が必要です。ラテンのAcacia baileyanaはオーストラリア出身のボタニストFrederick Manson Bailey氏に由来します。冬から早春にかけて香のある花を付けます。葉は繊細で、細かく切れ込みの入った羽状複葉で色はシルバーグレー。

鮮やかな黄色い花をつけますが、私は花粉症で苦手です。できるだけ蕾の状態の物を選び葉としての利用にとどめています。ガサガサしてボリュームのある葉はブーケや給水フォームを使わないアレンジメントなどにとても有効的です。水上りはさほど良くないため、あまり長い枝は途中でカットしてコンディショニングしています。暖房の効いている部屋では特に注意しましょう。

スィートピー アスカ

スィートピーは香りのする春のお花の一つですが、先週から見かけています。軽さを出したかったので数量が多かったのですが購入に至りました。ギリシャのクレタ島、イタリアのシシリアなどが原産です。原種は黄色だけがなかったようですが、今の園芸種は何でもありです。ただし人工的に色を吸わせてある物はあまり美しさを感じません。沢山の数を購入せねばならず、ご近所の皆さんにお求め頂きました。ご協力ありがとうございます。

三角葉アカシア

三角の特徴ある葉に目が行き、購入。アカシア、いわゆるミモザの仲間。春に黄色い葉が咲きます。ミモザはみずあげが難しい花。まだ水が十分上がりきらないうちに枯れてきてしまう現象が起きました。慌てて短く切ってみたものの、この暑さのため乾燥が早かったようです。庭木としては暑さと乾燥にに強いとの事ですが、切り花としてのアカシア類は気を付けなければならない植物のようです。

ルピナス テキサスブルーボネット

米国テキサス州の州花ともなっているルピナス。現地ではブルーボネットの愛称で呼ばれています。マメ科の植物で昔は土壌の肥料としてすき込まれていたそうです。この植物自体は寒さに強くとても丈夫、やせた土地でもちゃんと栄養を吸収して花をつけるそうで、そんな習性から狼の花などともよばれるようです。

切り花の水あげは深水、一度水が上がれば切り花でもジャスト1週間で花がすべて終わりますので、捨て時が分かりやすい花です。ただし暑さに弱いため使うならまだ気温の上がらない時期がいいです。天狗が持っている団扇のような葉がモサモサと伸びていますが、水の消費が激しいため適度に切りましょう。

アカシア ゴグナータ

とても細長い葉、枝には小さな蕾が沢山ついています。黄色い花のようですが咲く前に枯れてしまいました。カサカサした肌ざわりでどこかユーカリにもにていましたが、水揚げはそれほど良いほうではありません。アカシア独特の雰囲気があります。背丈は1.5m前後とそれほど大きくならないアカシアのようです。

写真を撮り忘れたようですので、こちらをご参考に。https://malleedesign.com.au/the-weepiest-of-them-all-acacia-cognata/

スイートピー ブルーベルベット

タリア南部シチリアやクレタ島原産。色は白、ピンク、黄色、紫などが主ですが、たまに染められていてライムグリーンやオレンジなども見られます。普段は宿根ピーが好みなのですが、20本束と少ない本数でしたので購入に至りました。それにしても真の青を出すのは難しいのですね。名前にブルーがついていても実際は紫です。香りもよく、少し贅沢にスイートピーだけを花瓶に入れて楽しむのもよいと思います。花言葉は「門出」。卒業式によく使われるお花です。

 

ギンヨウアカシア / ミモザ

ミモザには花粉のアレルギーがあり、花は咲かない状態での利用を念頭に仕入れました。葉がシルバーかかった優しいグリーン、また切れ込みの多いデリケートな羽片が茎にびっしりと螺旋状に互生してついていますので、長い茎のどこを切ってもアレンジメントに使えます。この花のピークは3月、一般家庭のお庭でも多くみられます。ドライになりやすいため、しっかりと水あげし、絶対に風の当たらない所で管理。逆にこの性質を利用してドライのリースやスワッグなども作る方が多いですね。花の色も鮮やかな黄色でドライになっても色は抜けにくいのが特徴です。

3月8日の国際女性デーのシンボルの花でもあります。