Asteraceae

キク科

フジバカマ

秋の七草の一つ 薬草として古くから用いられていました。花はとても小さな花が密集して茎の先端に付き、開花と共にシベが出ます。あまり目立つものではありませんが、対生につく深く3裂の葉は美しいです。桜餅のような香りがあり、平安時代には干した茎や葉を洗髪に用いたり、防虫、芳香剤としての利用があったとの事です。

今回入荷した物は斑入りもあり、紫の花に混じり白の花もありました。他の菊類同様比較的長く楽しめる花ですが、私は様々な花粉症があるため別の部屋に置きました。
 

マム/一輪菊 ロサーノエリザベス

中心部がグリーンで開花している花びらはわずかに淵にライムグリーンが残るサーモン。まだ暑さが残る時期に少し爽やかさも加えてくれるようなイメージです。葉のグリーンも濃く中輪のよい品種です。

やはり菊はもう少し秋が進んだ頃がよいように思えます。これからの季節が本領発揮です!

スプレーマム フェリー

小菊とまではいかないスプレーマムです。中心部がグリーンかかり爽やかなイメージです。85㎝もあり枝分かれした分花も多く立派なのですが茎が弱く安定しません。束にまとめられているとなかな一本一本確認できないのでちょっと残念です。年々進んでゆく温暖化のせいで9月にはいっても気温が高く、少し早い段階の出荷だったのでしょうか。

マム/一輪菊 アナスターシャ

8月のお盆のお花としてご用意。向日葵ではあまりにもカジュアル過ぎてしまうためやはりマムとなりました。スパイキーな花弁はとても人気のようです。花もちはよいと思いますが手元に残らなかったため時間の経過による葉や茎の状態が確認できませんでした。それにしても菊は日照時間に左右される秋の花、真夏に出荷するのは大変な努力だと思います。

 

スプレーマム セイサットン

群馬県吾妻産のスプレーマム。真夏のこの時期にこんなに立派なスプレーマムが入手できるのはありがたい事です。丈は約80㎝、2週間毎日切りもどしをかけても60㎝あります。毎日水替えをしていますが、水に浸かっている茎にぬめりを感じる事はありませんでした。分岐しているストークも長くアレンジメントや大振りのブーケにも活躍しそうです。吾妻産はまたチェックしてゆきたいと思います。

ガイラルディア

とても野草的でワイルドな趣の花です。米国のオレゴン州、ユタ州やコロラド州の乾燥した土地に広く分布。使用した時の気温にもよるのかもしれませんが、日持ちはしませんでした。ただ今回は乾燥に耐える植物のアレンジメントでしたので枯れた姿も自然な雰囲気が出てきますので、むしろ私にとってはよい材料でした。赤い花の品種もあるそうです。葉には産毛がはえているとの事、花は茎の状態での入手でしたので確認できませんでした。

Ref: https://www.wildflower.org/plants/result.php?id_plant=gaar
写真 https://www.wildflower.org/gallery/species.php?id_plant=gaar