秋 

10月~11月中旬ごろ

ヴァンダオーキッド

豪華な花でお値段も高値でした。そんな時は3人で一本を分けて使うと手の届く範囲になります。紫色が強くどんな花に合わせても間違いなく主役となるため、ハロウィンのアレンジのメインの花として使用しました。黒の唐辛子やセロシアなどと合わせて少し個性的な花合わせを楽しんでみました。皆さんのハロウィンアレンジメントはどんなイメージでしょう?

マム/一輪菊 イトカエデ

蕾の状態ですと小ぶりの普通の菊に見えますが、ゆっくりと開花するとスプーン状の花弁が伸びてきて外側に反るように開花してきます。菊展では見ますが切り花での利用は初めてです。花びらに特徴がありチューブ(管)のような形をしています。日本では菅モノと言われます。英語ではクモの意のスパイダーのグループだと思います。しっかりと線引きされているわけではないので、デコラティブとする方もいらっしゃるかもしれません。

秋が旬のお花です。葉が多い場合は少し整理して水揚してください。水替えの時に茎を切り戻をするとよいです。暑い時期は一度水揚げさせたら少し少な目の水でもちゃんと咲いてくれます。葉が沢山ついている場合は水が下がりやすいので、毎日よく観察してください。

ダリア

沢山のフロレットで構成され、ボリュームもあり大変美しい花です。それだけに目を惹き、人気のお花です。水揚げは完璧に、風に当てない事。なるべく触らない事! 束の間の命ですので大切に扱いましょう。

キク科です。花が開くと花粉も飛びます。花粉症の方はご注意下さい。

カラー カントール

南アフリカの西から東ケープ州マラウイ地方が原産です。カントールは限りなく黒に近い、葡萄の巨峰の皮のような色です。茎も長く花も艶やかでとても美しかったのですが、入荷した週はとても気温が高く、私が使おうと思った頃にはアウトでした。(遅すぎ..)

すらっとした茎が特徴でウエディングに人気の花です。茎が少し柔らかめですが、ご家庭で花瓶に入れるのでしたら問題ありません。切り戻しをかければとても長持ちしてくれます。ただしカラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃、もし水がすぐ汚れるようでしたらすべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

 

トルコキキョウ フリンジブルー

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。尚、真夏は茎がぬめります。こまめに水を取り替え茎を切り戻してください。

リンドウ しなやかハイジ

9月に入荷したリンドウとあまりにも似ていました。偶然ですがこのピンク色を選んでしまったようです。

リンドウは夏から秋にかけて出回ります。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かしてグルーピングして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく花が終われば、つぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

竜胆の種類 http://ashiro-rindo.com/rindo_kaikaziki.pdf