秋 

10月~11月中旬ごろ

スカビオサ アンダルシアII

とても深いワインレッドです。私にはアルハンブラ宮殿で切なく哀愁のたっぷりのフラメンコを踊る女性のイメージに感じます。地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。本来夏の花のようですが、日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。でもちょっと目立つお花ですので注意しましょう。

グレビリア ジョンエバンス 

枝も細く繊細なのでは思いましたが、可愛いながらもワイルド感が出ていて、おもわず購入してしまいました。ヤマモガシ科ですので最初の水あげで持ちも違ってくるため、細い枝の側面を2方向からナイフでそぎ落としました。使う目的もなく買ってしまいましたが、ナチュラルアレンジメントのベース部分に入れました。オーストラリア原産の植物ですので、ワイルドフラワー系と合わせたほうがよくマッチします。今回はヘデラと一緒に使いましたので、ミスマッチ感が否めません。

バラ サムライ08

この花が出回った時から好きでした。パーフェクトな形と色。花もちもよく素晴らしい品種です。名前がちょっとゴツイのですが、そのくらいの強いい気持ちとの表れという事でいいのではないでしょうか。

茎が長いほどコンディショニング(みずあげ)も時間がかかりますので、葉をさばいてからじっくりと時間をかけて水を吸わせてあげてください。水揚げ中も飾っているときも風と直射日光に当てないこと!
 

2009-10年ジャパンフラワーセレクション最優秀賞受賞品種

バラ フレグランスレッド

フレグランスレッドという赤いバラです。咲き方はカップ咲きで咲き方をみると優しくエレガントなイメージです。手元に残りませんでしたので最後まで見届けていないのですが、最初からボリューミーに蕾がほどけてきました。茎はやや細めでしたがトゲが少ないないのが特徴です。ジャパンフラワーセレクション2021-2022入選のバラです。微かな香りが鼻孔をくすぐります。

アストランチア スターオブファイヤー

人参と同じセリ科に属します。この 'スターオブファイヤー'は茎が黒っぽく、また中心部分の花の周りに着くガクの先端にも黒がみられる種類です。写真は明るく写っていますが実際はボルドーのように深い色です。湿地を好みヨーロッパの山間の森などに広く分布。A.マキシマ、A.マヨールなどはお馴染みで、白い花を付ける A,マヨールのアルバ、赤い花のA.ムーランルージュ, 薄いピンクと白の上品なコンビネーションのA.ルビークラウドなども美しいです。

冬は一週間以上持ちます。付きすぎている小さな蕾はカットしてしまうと水分がそれだけ大きな花に集中してくれます。

Ref: https://hort.extension.wisc.edu/articles/astrantia-astrantia-major/

 

ヴァンダ オーキッド

お正月用のお花として入荷。東南アジアやオーストラリアの一部で気温も湿度も高い国の出身ですので寒くない環境が好ましいです。たくさんの品種がありますが、一般的によく見るのは青紫系です。薄いバイオレットもありますがいずれもブルーベースのお花とよくマッチします。蘭は花が付きすぎて元気がなくなる場合があります。下から花を数個切り取り、茎も深く斜めに切り様子を見て下さい。水がしっかりあがれば色も形もそのままで数週間お楽しみいただけます。

大きくなる植物ですが、着生植物のため天井からつるして栽培してみたいです。

アカバセンニチコウ / アルテルナンテラ・デンタタ

美しいボルドー色の葉に魅せられて購入しましたが、水がうまく上がらずついに一枝も使いませんでした。調べてみるとヒユ科でアマランサスのファミリー。中南米原産ですので、やはり暖かい気候を好むのだと思います。寒さにやられたかな??

英語名ではたくさんの呼び名があります。indoor clover, Joseph's coat, joy weed, large purple alternanthera, metal weed, parrot leaf, purple alternanthera, purple joy weed, purple joyweed, ruby calico plant, ruby leaf, ruby leaf alternanthera
これだけあるのは珍しいと思いました。

Ref: https://mikawanoyasou.org/data/akabasennitikou.htm
mikawanoyasouさん 詳細でいつも拝見しています。

 

バラ カルピデューム

花びらが肉厚で淵に少しフリンジが出る素敵なバラです。開花すると華やかで万人を幸せにしてくれるように感じます。お花を知り尽くした方でしたが、これならきっと気に入って下さると思いました。バラは購入する前には必ずガクが下に落ちている事を確認します。若すぎると十分に開花しません。葉や茎も痛みがないか確認です。よい花はやはり頂いて嬉しいものですから!

バラ 'カルピデューム' のブーケ
バラ 'カルピデューム' のブーケ

 

スカビオサ スィートチェリースクープ

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を出すにははとてもいい花材です。