秋 

10月~11月中旬ごろ

バラ スィートアヴァランシェ+

春のバラは寒さを越えて勢いもあり豪快さがありますが、秋バラはやや小さめ、楚々としていて趣が違います。基本レッスンも中盤の生徒さん終盤の生徒さん、花の扱いもかなり慣れてきましたので少しばかりの贅沢でバラを使用する事にしました。見栄えのする素晴らしい作品が出来ました!

アヴァランシェはバラの中でも比較的長持ちする品種とされています。生産者さんにもよりますがフローラルフォームの水がしっかり足りていれば6日位行けるはずです。いかがでしたでしょう?

水につかる部分の葉はすべて落とし、消毒したナイフで茎を斜め切り。深めにいれると水あがりが良いです。花瓶の水替えの度に切り戻しをかけると切り口がリフレッシュされ水分も保たれやすくなります。フォームを使う時は水切れさせないようにチェックして下さい。

リンドウ 初冠雪2

リンドウは毎年次々と新種が流通し、私のフラワーリスト*でも様々な名前の竜胆を目にする事が出来ます。一本の穂に花が付くラインフラワーで、長い丈をそのまま使うもよし、切り分けてアレンジメントに使う事もできる万能なお花です。流通量も多く夏の終わりから11月初旬まで入手が可能です。特別な品種はお値段張りますがそれでも手に届く範囲です。

ほとんど手入れも不要で、茎は斜めに切るだけ、水も汚れないため手もかからずです。ご家庭で飾るのにはとてもお勧めのお花です。花もちもよく、花が終わればつぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

*フラワーリストでは検索ができます。年号と月を選んでください。季節のお花の名前と写真を載せています。
 

バラ オートクチュール

普段はレッスンではなかなか手にできないバラ’オートクチュール’。でも今回は生産者がとても信頼できる所のB級品。首がまがっていたり花びらに傷がついていたりと難ありのロットでした。おそるおそる値段を確認して購入してきました。こんなノーブルなお花が入手できてとても嬉しいです。花弁の淵にうっすらとグリーンがかかり、全体的にもわずかにライムグリーンが残る白です。

水につかる部分の葉はすべて落とし、消毒したナイフで茎を斜め切り。深めにいれると水あがりが良いです。花瓶の水替えの度に切り戻しをかけると切り口がリフレッシュされ水分も保たれやすくなります。フォームを使う時は水切れさせないようにチェックして下さい。

アニゴザントス/カンガルーポー ゴールドフィーバー

10月のリピ買いです。気温も下がり秋色が妙に恋しくなるこの頃です。色は黄色、橙、赤、茶色など複雑に混ざりこの一種類で秋の演出ができます。オーストラリア産で春のお花、現地からの輸入ですので今の時期に多く出回ります。

花は産毛で覆われておりふんわりとした独特なテクスチャーです。オーストラリア西部原産で地下茎を持つ植物です。花は管状/筒状でチューブが枝から直接ぶら下がっているようです。横から見るとカンガルーの前足のようにもとらえられ 'kangaroo paw’ と呼ばれるようになったようです。枝の長さも70㎝と長く、ブーケにもアレンジメントにも使えます。乾燥にも寒さにも耐えられるとの事ですので、もしかしたら庭に植えられるかもしれません。ポピュラーな色は黄色ですが、外側が黒、内側がグリーン、赤やピンク、あるいはグリーン等も見たことがあります。茎がとても長く水揚げに時間がかかるために、適当な長さに切ってから処理をしたほうがよさそうです。初日に水がしっかりあがらないと長持ちしません。

花瓶で飾る場合は何度か切り戻すと先端に水が届きやすいのでよいと思います。

花言葉ref: https://hanakotoba.net/kangaroopaw/