南ヨーロッパ

南ヨーロッパ原産・分布

スズラン

4月末から5月初旬に小さな白い花を付けるスズラン。花自体は切り花にしてしまうと3日程度しか持たないのですが、それでも部屋に飾り清々しい香りを楽しみたいものですね。スズランの青々とした葉はちょっと丈が短いのですが実はとても長持ち。小さな花束を作るのにはとてもお薦めです。

 

セイヨウテマリカンボク/ビバーナム・スノーボール

流通名はビバーナム・スノーボール。こんもりと花が密集して若枝の先につきます。蕾の状態はライムグリーン、開花が進むと白になります。ガマズミ属の植物の花は白やピンクが多く香る物もあります。花が終わると赤い実をつけます。しかしこちらのV.ロゼウムに関しては実はつきません。ブーケなどにいれるとふわふわと揺れ爽やかなライムグリーンの色と共に初夏を感じさせるお花です。水揚げがやや難ですが、上がれば長持ちしてくれます。小さな花は茎が柔らかくアレンジメントには扱いにくいです。

ニゲラ パピローサ アフリカンブライド

50cm - 90㎝にもなるニゲラです。この種はスペイン原産。一般のニゲラは西アジア、地中海沿岸、もしくはアフリカ北部です。ニゲラパピローサは白地に濃い赤紫のスタメンが上がりやがて種の入った袋が膨らみ、日毎にグリーンから濃い紫色に変化してきます。花の部分が終わったその後の変化が楽しい花だと思います。花が散っても捨てないで観察してみて下さい♡

宿根スイートピー

イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。とてもよい香りの花なのですが、今回のピーはそれほど香ませんでした。ぷっくりとしたやや肉厚の花弁の宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。可憐そうですが意外にも丈夫で長持ちです。下の花から枯れてくるため枯れた花を切り、茎も切り戻しをかけると水も汚れず楽しめます。尚、枯れた花をそのままにしているといつの間にか小さな豆のさやができます。蔓性植物で、カールした蔓もまたユニークです。一年草として扱われる園芸種とは花が違います。

キンギョソウ

黄色、薄ピンク、濃いピンク、赤など青以外の色は見られる。庭先では春から夏にかけて咲きますが、花屋の店頭では12月から並びます。今シーズンは2回目の利用です。花の色が微妙でとても美しいです。日持ちは1週間としましたが、花瓶に入れて切り戻しをかければもう少し長く楽しめます。やはり春先の寒いころの方がしっかりしているような気がします。

食用(エディブルフラワー)でも流通があります。

 

 

宿根スィートピー

イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。とてもよい香りの花です。ぷっくりとしたやや肉厚の花弁の宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。可憐そうですが意外にも丈夫です。花だけの短いタイプでしたが、太くて立派な茎付も出回っています。蔓性植物で、カールした蔓もまたユニークです。一年草として扱われる園芸種とは花が違いますので間違わないように!

スプレーストック チェリーカルテット

この花があると部屋中が香りとても幸せになります。枝別れしていて、しかも花がたくさんついているスプレータイプのため、フラワーデザイナーにとってはオールラウンドに使える優れたアイテムです。春の花として一月から出回り4月中旬ごろまで活躍です。暖かくなるとお値段もお手ごろになります。色はうす紫色とピンク、優しい黄色もありいつもどの色にしようか迷ってしまいます。多すぎる葉を整理してすっきりさせ、茎はシャープに斜め切り。花瓶のお水を取り替える都度切り戻すととても長く楽しめます。