北米

北米原産・分布

キンバコデマリ / アメリカテマリシモツケ ルテウス

ライムグリーンのとても綺麗な葉が出ている枝物を見つけました。北米東部原産のシモツケの仲間で5月から6月に白やピンクのコデマリににた花をつけます。購入した物は太くて長いものでしたので、曲げて使う事はできませんでしたが、この真っすぐで美しいラインを利用しない手はないですね。植生的アレンジメントに加えました。過去にも使っていました。成長するとこんな感じの葉になります。アメリカテマリシモツケ ’ディアボロ'は銅葉。樹皮がむけるとの事で、浮き上がった樹皮の下には次の樹皮が見えるとの事で、ナインバーク(ninebark)と呼ばれるそうです。

 

ギリア・トリコロール

約1cmの小さなお花。中心部は濃い紫色、ペタルは少し薄い紫から完全に薄紫色まで様々。英語ではbird's eyeと呼ばれこの花の形容から来た名前だと思います。ワックスフラワーのような形ですが花びらは柔らかく、葉も細かく一瞬キンポウゲ科かと思いましたが、フロックスと同じハナシノブ科との事です。北米カリフルニア州が原産で広く分布。意外にも長持ち一週間しても交代で蕾が開いてきます。人気のお花です。春から夏まで、日本では蒸し暑いのできっと残ってもせいぜい5月下旬ではないかと思います。旬のお花は逃したくないですね。ギリア・カピタータという種類も過去に使った事があります。

水に浸かる部分の葉を取り除き、茎を斜め切り。週に数回切り戻すとますます綺麗に開花してきます。

センニチコウ グリム

センニチコウは夏の花という先入観はもう捨てなければならないかもしれません。いつもは9月に使うお花ですが、今年はもう数種類の、しかもかなり高品質なセンニチコウが出回っていました。我を忘れて一束掴んでいましたが、持ち帰ってしばらくしてあれ?季節感が完全にずれてしまいました。

すばらしい束です。茎はしっかりしていてしかも50㎝と長く、花もとても綺麗です。葉もモサモサと沢山ついていてこれほどのクオリティは夏にはお目にかかれないと思いました。購入した理由はここかもしれません。生産者の永野様お見事です!

センニチコウは色があせずドライにして飾れるお花の一つです。ただし最初の水あげはしっかりしないと首が曲がってきてしまい商品価値が下がります。一度しっかり水があがれば浅水で管理しましょう。

ビオラ 

パンジーは切り花としてかなり前から利用していましたが、よりサイズの小さいビオラを見つけました。フローリストが使うパンジーやビオラは丈が長く栽培されています。見つけた品種はバイカラーで上部は薄い紫色、下部は薄いレモンイエローです。今月は主張する強い色の花ばかりのセレクションでしたので一目で心奪われてしまいました。

ビオラもパンジーも大変デリケートなお花です。茎が弱くフォームには刺さりにくいし束ねて紐をかける時でもかなり神経を使います。ですが茎の下から次々と開花し、トップの花までちゃんと咲いてくれますので1週間どころか10日も咲いている事もあります。沢山付きすぎている葉は適度に処理をし、終わってしまった花もすぐにカット。すっきりさせて今とこれからの花を楽しみましょう。水あがりはよくコンディショニング(水あげ作業)は簡単です。茎を時々切り戻しリフレッシュしてあげましょう。

 

モミノキ

モミの木 日本の秋田・岩手より南に広く分布する常緑針葉樹、コニファーの一種。 日本原産ゆえにJapanese firと呼ばれる。クリスマスツリーの木で、欧米では大量に出回ります。今年はとても美しいモノが入りました。為替が円安のままでお値段張りましたがクオリティには満足です。モミは太くて大きいので、小枝は束ねる用に、太い部分はフォームに挿しこんで使うとよいです。シルバーグレーが大変美しく、これが一本あるだけでクリスマスのムードが高まりますのでマストアイテムです。

アリゾナスギ ブルーアイス

北米アリゾナ州あたりが原産。ブルーかかった美しいシルバーグリーンのコニファーです。あればかならず購入してしまうほど好きな品種で、香りも抜群!グリーンと赤の定番クリスマスカラーもよいのですが、シルバーグリーンとナチュラルな木の実のコンビネーションは大人シックな雰囲気です。今年はオーダーのリースに使用いたしました。宅急便の配達のお兄さんまでがいい香りがしますと言って届けて下さったそうです。

ジュニパー/西洋ネズ

シルバーグレーの葉にシュガーフロストしたような実が枝にびっしりとつくコニファーです。原産はクロアチアやスエーデンなど大変寒い地域、アメリカの北部、さらにはメキシコの北部にも分布しています。耐寒マイナス39度くらいまで。木肌は明るめの色でゴツゴツしているのが特徴。根本まですべて使いたい一本です。実はジンの香り付けにされます。クリスマスの飾りにはマストアイテムです。今年は入荷の時の状態も良く、乾燥させないようにしっかりとジップロックで管理しました。でも使ったのは先生だけでした!

 

パニカム ヴァーガタム

染色しているパニカムです。水あげの際手にも手に染料が付き、花瓶の水も青くなります。下から染料を吸わせているのか、染料にディップしているのか不明です。染めた花は好みではないのですが、レッスンの内容によりこの品種だけは時々購入します。エアリーでとても美しく使いたいと思います。北米東部のロッキー山脈の東側に多く分布しています。背丈は2mにもなり秋風にそよぎながらたなびく姿は美しいです。

アレンジメントやブーケにも使いやすく風情がでる花材です。私はイネ科の花粉症があるため倉庫で花瓶ごと出して管理しています。自分で使用する時は花粉が飛び散らないようヘアースプレーで事前処理しますが、それでも長くは置いておけません。

パンプキン/南瓜

ハロウィン用のオーナメンタルパンプキンです。実際に入荷したのは9月中旬です。輸入ものですのでタイミングよく買っておかないと種類が少なくなります。9月は気温が高く冷蔵庫の野菜室で保存していました。レッスンの日、これを出した時には引き出しは軽くなりスペースが広くなりやっと野菜を少し多めに購入できると心も軽くなりました。もう日本は秋の訪れが極端に遅く冷蔵庫での保存はマストですね。ハロウィンのテーブルアレンジメントの作品1作品2はそれぞれとてもユニークに出来上がりました。

ヒマワリ/ヘリアンサス プロカットレッド

今年の花の流行色は「モカムース」。優しいブラウン系です。そんな話題を書いていたら茶系の花が欲しくなってきました。深い茶色のヒマワリですが、もう秋口ですからたまには遊んでみようと入荷しました。偶然にも花粉が出ないタイプとの事です。秋は花粉症の方も多いので、よいかもしれません。固有品種名の通り光に当たると赤味が強いですが、日陰ではかなり深いブラウンです。

向日葵は太陽の方向に向かって咲いていると言われますが、成長期に光に当たると光の当たっていない反対側の茎が伸び、太陽の方向に傾きます。でも日が沈むと今度は昼間とは反対側の茎を成長させます。生物の体内時計による現象です。

ref: https://biome.co.jp/biome_blog_129/