一年中

ミニガーベラ バナナ

ガーベラは鋏についた雑菌が入らないように生産者さんは手でねじりながら収穫します。入手した段階でも鋏やナイフは消毒し花を長持ちさせる努力をしています。もともと丈夫な花ですが、そのひと手間でさらに美しさが増すと思っています。

ガーベラは最初の水揚げで花首がしっかりしたら少な目の水で管理をするとよいです。花瓶の水替えをする時に茎を斜めに切り戻しリフレッシュさせてください。花は新鮮な水が命!

御年96歳のアーティストの個展開催のお祝い用のバスケットアレンジメントに入れました。「常に前進」という素敵な花言葉を持つこのお花もセレクトしました。

ルコキキョウ アンバーダブルモヒート

強気のライムグリーンです。一枝に4つから5つもついており、なお花自体もそれほど大型ではなかったためこちらにしました。いかにも長持ちしそうな雰囲気です。ブーケホルダーを使ってティアドロップシェイプのブーケを作る目的でしたので、沢山ある花数がとても助かります。オレンジの花と合わせて使いました。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。アレンジメントにもブーケにも向きます。

水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。もともとは初夏のお花ですが、今は栽培により一年中入手が可能です。

 

スプレーマム カリメロ オレンジ

菊類は周年入手できるお花です。サイズは直径約1㎝でコロンとしたくるみボタンのような形で可愛いらしく、その小さなお花が一本の茎から沢山出ています。今回はブーケに使用する目的で入荷しました。イギリスではマムの利用が多く一般的にもとてもポピュラーなお花です。最近はとても素敵なマムが沢山出ています。お値段もお手頃で何よりもとても長持ちするのがお得感につながります。

水揚げは手折でも、斜めにナイフでカットでも。元気な菊はどのような方法でも水は簡単に上がります。花瓶に入れた場合のお手入れは切り戻し、そして無駄な葉を取り除く事です。

シロタエギク ダスティミラー

ダスティミラーと呼ばれるときもあります。シルバーリーフというよりもかなり白いリーフで、葉の表面は白い毛に覆われているようです。質感はざらつきがあり独特です。庭の花の間に植えられているのをよく見ますが、キク科の為とても丈夫で長持ち。春は黄色い花が上がってきますが、目立つ花ではないため利用を見た事はありません。写真では切れ込みがはいっていないリーフばかりを集めていますが、切れ込みが美しい葉も出ます。また最近は大型で南米チリ産のエンジェルウィングスという種類もあります。

花瓶で楽しむ場合は、水替えの度に茎を切り戻し表面をリフレッシュして下さい。

 

カラー マニラ

苞の外側はくすんだライムグリーンで、内側はほんのりとピンク色のカラーです。サイズは小さめ。今回は小さなブーケを作るため丁度良いです。

すらっとした茎でモダンな雰囲気の花です。高めにアレンジしたい場合は太い茎を選びましょう。給水フォームに挿す時は、予め木の枝などで穴をあけておくとよいです。

カラーも一度水が上がれば浅水が相応しく、ご自宅では切り戻しをかけながら管理して下さい。気温が高くなるとどうしてもバクテリアの発生により茎が柔らかくなって傷むものがあります。もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。なかなか購入時にはその見分けもつかず難しい所です。モノによっては2週間楽しめるものもあります。

どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。