一年中

カーネーション

暑すぎた夏が終わり、やっとカーネーションも安心して使える時期になりました。国産でお手頃価格と思い購入しましたが、なにやらとても茎が柔らかくセキュアリングをしなければ使えないのもちらほら。節にもキズがあり明らかに2流品でした。キャリアは長いのですがまだまだ見定めが甘いようです。

カーネーションには一輪タイプとたくさんに枝分かれしたスプレータイプがあります。英語名のダイアンサスは流通名としても使われます。花屋でカーネーションを選ぶ際、葉や茎もぜひチェックしてください。葉はできるだけ丸まっていないもの、茎は傷がなくしっかりとしているもの。それでも節が弱く折れやすいものもあります。スプレータイプで蕾があまりにも付きすぎている場合は適当に落としてしまいましょう。切り花は少ない水と栄養を分けながら花を保っています。咲かない花、大きすぎる葉は不要です。

どの花もそうですが、カーネーションは特にエチレンガスに弱いです。絶対に果物の近くにはおかない事、そして一緒に使う花で、痛み出したモノは即処分!

ルスカス

艶やかな濃いグリーンでとても使いやすい葉物です。葉の部分は茎が平べったく変形した物で、葉の裏側に花が付いている場合があります。アフリカ北部のアルジェリア、モロッコ、チュニジア、スペインやシチリアやマルタ島、地中海沿岸原産。葉の色も変わりにくく大変長持ちです。
 

小ぶりサイズはブーケの中に入れても目立ちすぎず、花をしっかりとサポートしてくれます。長い物は切り分けてアレンジメントにも使えとても重宝します。葉のサイズも違いますのでそれぞれの目的に合わせて購入するとよいと思います。

Ref: The Kews http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:540453-1

カラー マニラ

こちらも限りなくディープで黒に近い赤紫。この花をつかんだのが先だったか豆のドリコスルビーが先だったかは覚えていませんが、今月のアドバンスクラスはこんな大人の色を使ってゆきます。ちょっと遊びを入れながらコンテンポラリーな作品にしようと思います。

すらっとした茎が特徴でウエディングに人気の花です。先月はカラーの茎が溶けてしまいましたので、今回はそれなりの品質を入れてきました。しっかりとナイフや鋏を消毒して管理しましょう。

尚、この色に限ってはカラーの花言葉は微妙にずれた感じがします。

 

ガーベラ ピンク色

中芯は黒、中心から外側に向かってピンクが薄くなってゆく品種です。名前がついていませんでした。

ガーベラは水揚げ後は浅水で管理して下さい。特に気温が25度以上の時は毎日茎を切り戻してください。尚、茎がいびつな物は傷みやすいので購入するときはよくチェックしましょう。