周年

カラー エアーブラッシュ

中心は紫色、外側に向かって色が薄くなり苞の外周は白の複色です。一瞬 Z. 'Picaso’ と見まがう程よく似ています。茎を長く使うデザインでしたのでこのお花に決めました。思い通りのアレンジメントが出来ました。

カラーは茎に凹凸もなく葉もないため、清潔なナイフか鋏で茎の先端を切り落とし、綺麗な花瓶に入れて下さい。茎は柔らかめですので一般の方は鋏のほうが扱いやすいと思います。一度水をしっかり吸っていれば浅水OKな植物です。状態を見ながら調整してください。尚他のお花は斜めに茎を切る事を推奨していますが、このお花は茎が柔らかい事がありますので真っすぐに切っても大丈夫です。南アフリカマラウイ地方原産の球根植物です。春に花をつけますが周年出回っています。

花言葉ref https://hananokotoba.com/calla/

ヒペリカム ココミックス ホワイト

真っ白なヒペリカムは初めて使います。あまりにも綺麗でしたので気になるくらいならと思い購入です。周年出回るためその気になればいつでも手に入り季節感がなくなってしまった植物の一つです。便利なのですがちょっとだけ違和感残ります。

ヒペリカムは一年中流通するつやつやとした実物で、色も薄いピンク、クリーム、ライムグリーン、赤、そして深い茶色や白までバラエティ豊かです。欧米の方はコーヒービーンズなどとも呼びます。沢山の水を必要とするため、大きな葉は処理しやや深水で管理すると長持ちします。初夏に黄色い花をつけ、夏から秋まで実をつけますが一年中栽培されておりいつでも入手可能です。

薬草としてヒポクラテスの時代(紀元前460-370)から神経痛の緩和などに利用されていました。ちなみに薬草に使われる種類はHypericum Perforatum 別名St. John Wort。もう一つの呼び名はTutsan、フランス語ですべてが健康という意味のToutesaineからきています。

Ref: https://www.holex.com/flowerwiki/hypericum/

アスナロ

アスナロもイタリアンルスカス同様、うろこ状のちょっと変わった形の常緑樹です。独特で目を捉えるためいつも入荷しています。

岩手から中部地方、および九州の山地や湿地に分散する日本原産の樹木。ゆっくりと成長し樹形は円錐形。平べったく鱗片のような葉が十字対生に付きます。表は深い緑でつややかで裏はシルバーグレーです。葉のは樹に対しても水平ぎみに広がり、下部の枝は匍匐し地面に接するとそこから根を出すとの事。ごわっとした手触りがなんとも言えず2021年に初挑戦して以来毎年手にするようになりました。このテクスチャーが何とも言えず美しいです。コノテガシワの仲間です。

ref: https://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?taxonid=254017

ref: https://matsue-hana.com/hana/asunaro.html

イタリアンルスカス/ダナエ

常緑でマル葉ルスカス同様驚くほど長く持ちます。クリスマスシーズンでコニファーを多く使う今の時期ですが、少しだけ違った形の葉を入れるとアクセントになるため、緑が濃い常緑の葉を用意しています。

イランやアナトリア半島(小アジア: 黒海、エーゲ海、地中海に挟まれた地域)に広く分布する植物でアシバガート・トルクメニスタンが原産。6月頃花をつけ晩秋頃から赤い実がなりますが、フローリストたちは葉の利用が主です。

手入れはいたって簡単。水も汚れませんが、他の花の水を替えるタイミングで茎を切り戻し、花瓶も清潔にしておきましょう。適切に扱えば1カ月以上持ちますが、最近の輸入もの(2025年秋から)はそれほど頑張れないかなという気がしています。

ref: https://www.marcheaozora.com/?pid=132191984
ref: https://identify.plantnet.org/k-world-flora/species/Danae%20racemosa%20(L.)%20Moench/data

イトヒバ スイリュウ

ヒノキの園芸変種。葉が糸のように下がるためとても美しいです。色も黄金色になりクジャクヒバの代用として入荷しました。趣が異なりとても素敵なキッシングボールが出来上がりました。日本が原産国ですが今は北半球のいたるところで見られるとの事です。市場に出るのは珍しく即買いでした。

学名はChamaecyparis obtusa Var. pendula

ref: https://jujien.com/region/1/wood/367

モミノキ

モミの木 日本の秋田・岩手より南に広く分布する常緑針葉樹、コニファーの一種。 日本原産ゆえにJapanese firと呼ばれる。クリスマスツリーの木で、欧米では大量に出回ります。今年はとても美しいモノが入りました。為替が円安のままでお値段張りましたがクオリティには満足です。モミは太くて大きいので、小枝は束ねる用に、太い部分はフォームに挿しこんで使うとよいです。シルバーグレーが大変美しく、これが一本あるだけでクリスマスのムードが高まりますのでマストアイテムです。

サワラ ブルバード

コニファーの中でも青がかったグレイ。葉は柔らかくモコモコふんわりです。明らかに他のコニファー類とは違い、見た目も美しく機会があればよく選んでいます。乾燥にも強くそのままでもかなり長く楽しめますので、テクスチャーを活かすクリスマスリースには美しくよく使うコニファーです。

アリゾナスギ ブルーアイス

北米アリゾナ州あたりが原産。ブルーかかった美しいシルバーグリーンのコニファーです。あればかならず購入してしまうほど好きな品種で、香りも抜群!グリーンと赤の定番クリスマスカラーもよいのですが、シルバーグリーンとナチュラルな木の実のコンビネーションは大人シックな雰囲気です。今年はオーダーのリースに使用いたしました。宅急便の配達のお兄さんまでがいい香りがしますと言って届けて下さったそうです。

クジャクヒバ

Chamaecyparis obtusa cv. Filicoides aurea ヒノキ科ヒノキ属 フレッシュなライムグリーンからビビットな黄金色のグラデーションが美しいエバーグリーンです。日持ちも抜群で本当にいつまで持つのでしょうと言うくらいです! 赤いビビットなリボンと合わせたいのでこのヒバを選びました。