Proteaceae

ヤマモガシ科

リューカデンドロン アヨバスカイ

もうリューカデンドロンが出回る時期になってしまいました。11月から12月にかけてアフリカから輸入されます。乾燥してくるとしっかりと実物になりますので、花瓶に残っても捨てないように! フレッシュで良質なものほど茎が柔らかくナイフがよく入ります。水は一日おきくらいに取り替え、常に綺麗な状態にしておくことが肝心です。これはどの花にも言える事ですね。余分な葉は処理すると水揚げもよくなります。

リューコスペルマム スーパーゴールド

南アフリカケープの東側が原産。同じヤマモガシ科にプロテアがあり、プロテアの原産地とほぼ同じです。こんもりと茂り枝の先に花が付きます。木に着いたままにしておけば春から4か月もの間さきつづけるとの事です。花の形はユニークで、針が沢山刺さった針山のようで英語ではピンクッションという名前がついています。

学名であるリューコスペルマムは’白い種’という意味があります。これはその実が光沢がありスムーズな実が白っぽい色をしているからです。この実が熟成しはじけると種がこぼれます。蟻により蟻の巣に運ばれ火事などの天災あるいは捕食者から逃れているようです。

花の色は爽やかなレモンイエロー。彩度がキリリと高く鮮やかさが目を捉えます。短く使いましたが、今回の枝も40㎝はありました。せっかくの植物、敬意を払って葉のついている茎もしっかりと使いました。まだ若く願わくばもう少し開いた状態の物が欲しかったです。

リューカデンドロン コアラブラッシュ

’コアラブラッシュ'で探してみたのですが、みつかりませんでした。 先端の葉先に可愛いピンクがのっています。この様子からブラッシュという名前になったのだと思います。'L.discolor 'が似ていますので、この品種としてご紹介します。南半球は季節が反対、日本の秋口はオーストラリア・あるいはアフリカの春先となります。季節的に春先の若い枝ではないかと思います。ちょうどシュートが出てその先端が黄色である場合が多いです。いずれにせよリューカデンドロンは83品種もありますので、その一つとしておきます。

こんなに丈夫な植物ですが、今回に限っては暑さは厳しく下の葉から枯れてゆきました。ですが約一週間、さわやかな色を十分楽しませていただきました。

ref: ttp://pza.sanbi.org/leucadendron-discolor

グレビリア ジョンエバンス 

枝も細く繊細なのでは思いましたが、可愛いながらもワイルド感が出ていて、おもわず購入してしまいました。ヤマモガシ科ですので最初の水あげで持ちも違ってくるため、細い枝の側面を2方向からナイフでそぎ落としました。使う目的もなく買ってしまいましたが、ナチュラルアレンジメントのベース部分に入れました。オーストラリア原産の植物ですので、ワイルドフラワー系と合わせたほうがよくマッチします。今回はヘデラと一緒に使いましたので、ミスマッチ感が否めません。

プロテア シルビア

プロテア susannae と プロテア eximia の交配種。シルビアのスペルは P. 'Sylvia'。かわいらしいピンク色。花期は11月から2月頃まで。色の出ている苞はつややかで葉に痛みのない物を選びましょう。水はあまり必要としないとの情報もありますが、それは根があっての事。むしろサイズが大きい分お水はたっぷり必要です。水あげは丁寧に行い、開花を確認してから出荷です。開いてしまえば2週間はフレッシュな状態で楽しめます。茎はシャープに斜め切りです。ナイフを使いましょう。

写真はブーケを組んで直後です。一緒に使ったカラーと競り合ってしまいましたが、開花が進むとサイズも大きくなり迫力も出てきますので、プリマドンナとしての主役をしっかりと務めてくれます!

ref: https://www.smgrowers.com/products/plants/plantdisplay.asp?plant_id=2350

 

プロテアは3億年前には存在したとされ、もっとも古い花の一つとされています。余談ですが、蓮の花は約1億4000万年前から地球上に存在していたとされています。

グレビリアの葉

入荷時には'ブーリンベータ'とだけ記載されていました。Grevillea 'Ivanhoe'の葉の形状が一番近いかなと思いますので、'Ivanhoe'の情報を載せます。

切れ込みがとても深い全裂状の細長い葉。オーストラリア東部原産のグレビリア。花はおなじみの赤いブラシのような花。赤い部分は総苞。実際の花は見たことがなくわかりません。春から夏にかけて咲きます。ハミングバードが好んで蜜を吸いに来るとのこと。庭にあると幸せな木ですね。ここ数年秋が深まる頃クリスマス時期に向かって出回ります。高価なためレッスンではなかなか使うのをためらっていましたが、今回はオーダーでしたので思い切って入荷。深い緑でわずかに赤がかかり一つあるだけでも魅力的で目をとらえます。輸入時の状態がとてもよかったのだと思います。一か月たっても状態に変わりはなくとても長持ちしそうです。

コルダータ

南アフリカ先端ケープの西側の木のバークが沢山ある所や岩場に生えるヤマモガシ科(プロテア)の植物です。ハートの形をしている葉はコルダータと呼ばれ、この葉も該当しています。ザラザラした触感でまさにプロテアの葉そのものです。若い葉は美しい紅色でやや柔らかくちょっと扱いにくいのですが、成長するにつれモスグリーンの肉厚のしっかりとした葉になります。10日もすると形を保ったまま茶色の美しいドライとなります。今回はドライにしてゴールドを塗りました。花は小さなピンク色、プロテアの形をしています。
Ref: http://pza.sanbi.org/protea-cordata