初秋
9月
デンファレ ミスティーン
花弁の先端に向けてピンクが濃くなってゆくエレガントなデンファレです。花付きもよく茎も十分しっかりしていました。タイからの輸入品です。個体差が大きく、5日でダメになってしまったのもあれば切り戻しをかけながら2週間美しく咲いている花もあります。毎日の水替えそして茎の切り戻しはこの時期は花を扱う私たちのお約束です!
蕾が早い段階で黄色く変色してしまった場合は咲きませんので茎ごと切り落としてしまいましょう。蕾だけ切り落としても先端に水が行き渡っっていないため茎もすぐに痛んできます。悪い部分はさっさと切落し今ある花を楽しむようにして下さい。
ソラナム
ナス科の植物は非常に多く100属2500種があり、トマトピーマンジャガイモからタバコもナス科 中南米原産でアルゼンチンの5200万年前の地層から化石もある。真夏の切り花として用意しましたが、水が汚れますので数日飾った後はドライにしてしまったほうが簡単です。赤い色がいつまでも続きますので秋まで飾れます。品種名の記載がなかったのですが日本、中国、インドに分布するヒヨドリジョウゴSolanum lyratumに似ています。
Ref: http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/syokubutsu/SogoZukan/hishi/nasuka/index.html
リンドウ
オーソドックスな濃いブルーのリンドウですが、白やピンクなどもあります。花が開花するタイプと開かないタイプがあるとの事です。このニューHB安代は花の形がスマート(細い)で、長い茎にすらりとした花の姿が素敵です。
リンドウは夏から秋にかけて様々な種類が出回ります。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かしてグルーピングして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく花が終われば、つぼまった状態で茎に残るためそのままほったらかしでも大丈夫です。
竜胆の種類 http://ashiro-rindo.com/rindo_kaikaziki.pdf
ガイラルディア
とても野草的でワイルドな趣の花です。米国のオレゴン州、ユタ州やコロラド州の乾燥した土地に広く分布。使用した時の気温にもよるのかもしれませんが、日持ちはしませんでした。ただ今回は乾燥に耐える植物のアレンジメントでしたので枯れた姿も自然な雰囲気が出てきますので、むしろ私にとってはよい材料でした。赤い花の品種もあるそうです。葉には産毛がはえているとの事、花は茎の状態での入手でしたので確認できませんでした。
Ref: https://www.wildflower.org/plants/result.php?id_plant=gaar
写真 https://www.wildflower.org/gallery/species.php?id_plant=gaar
リモニウム キノレモン
ひと昔前はスターチスとよんでいましたが、現在はリモニウムと呼ばれています。萼片に色があり、ドライになっても色は褪せずに残ります。夏から初秋の花ですので、水が多いと茎がぬめりますので、できるだけ少な目に管理しましょう。
ワイルドオーツ グリーンスケール
グリーンスケール (直訳緑のウロコ)などと呼ばれる麦です。巨大化したコバンソウのようですが、ぺらっと平べったい植物です。袋を開けないで写真を撮ったのは私自身イネ科の植物にアレルギーがあるためです。アレンジする時はなるべく動かさないように使うという展開でした。結果花を付けていない状態でしたので全く問題ありませんでした。北米原産。ふわふわと風に揺れて夏の雰囲気で素敵です。
Ref: 草木図譜
シンフォリカルポス
カナダや北米東部のカナダに近いエリアが原産。 白い実はスノーベリーと呼ばれます。ピンクもありこちらはコーラルベリーという愛称です。ぷっくりとした柔らかい実が枝につきます。
実が柔らかく傷みやすいので、扱いには注意が必要です。実はジューシーですので床に落ちたものを踏まないように!
トウガラシ
南米メキシコなど熱帯のエリアが原産。現地では多年草ですが、日本では一年草として扱われます。真っ黒な種の袋が上を向いて付くので使いやすいです。
センニチコウ
色も褪せずドライとしても使えます。水揚げをしっかりと!