秋 

10月~11月中旬ごろ

リンドウ マイフェアレディ

花はぷっくりと大振りなのですが、丈が短く少し曲がっています。最近の花の価格上昇はすさまじく、レッスンやご家庭で使う花はすべてが特級ではなくてもよいので、購入に至りました。曲がっていてもそれをうまく利用すればよいだけですし、アレンジメントに使う場合はほとんど切り分けてしまうので問題ありません!今回は背が高く、花と花の間が空いている'スーパームーン'と丈が短めで花と花の間隔が詰まっている'マイフェアレディ'を入荷。どちらも同じような優しくエレガントな色あいです。

リンドウは夏から秋にかけて出回ります。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かしてグルーピングして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく花が終われば、つぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

竜胆の種類 http://ashiro-rindo.com/rindo_kaikaziki.pdf

バラ サムライ08

暑い時期のバラは小ぶりで繊細。このサムライ08に限っては咲き方が美しく、他といろいろ比べても最終的な選択支に残ります。

 

過去にも 

quote~ この花が出回った時から好きでした。パーフェクトな形と色。花もちもよく素晴らしい品種です。名前がちょっとゴツイのですが、そのくらいの強い気持ちの表れという事でいいのではないでしょうか。

茎が長いほどコンディショニング(みずあげ)も時間がかかりますので、葉をさばいてからじっくりと時間をかけて水を吸わせてあげてください。水揚げ中も飾っているときも風と直射日光に当てないこと!
 

 

スカビオサ ラヴェンダースクープ

茎も長く丸い花にしては重さがないためいつも入荷しています。今回は初夏らしく薄いラヴェンダー色にしてみました。湿度と温度に弱い花です。6月は5日程度楽しめれば十分と思います。

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。本来夏の花で日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。でもちょっと目立つお花ですので注意しましょう。

ミスカンサス

ミスカンサス 細長くやわらかな葉で手を切る心配もありません。カールさせて動きを出すこともできますので、ブーケにはとても重宝します。東南アジアや南アジアの暖かなエリアに生息します。イネ科ではなくキジカクシ科(ユリ科)の仲間です。属名はギリシャ語でophis 蛇 とpopon 髭の意味だそうで、日本語でもジャのヒゲなどど呼ばれそのまま「ジャノヒゲ属」となっています。

アニゴザントス/カンガルーポー

花は産毛で覆われており独特なテクスチャーです。オーストラリア西部原産で地下茎を持つ植物です。花は管状/筒状でチューブが枝から直接ぶら下がっているようです。横から見るとカンガルーの前足のようにもとらえられ 'kangaroo paw’ と呼ばれるようになったようです。枝の長さも十分にありますので、ブーケにもアレンジメントにも使えます。乾燥にも寒さにも耐えられるとの事ですので、もしかしたら庭に飢えられるかもしれません。ポピュラーな色は黄色ですが、外側が黒、内側がグリーン、赤やピンク、あるいはグリーン等も見たことがあります。