南ヨーロッパ

南ヨーロッパ原産・分布

スプレーストック マリンカルテット

スプレータイプのストックの代表品種です。青みかかった薄紫色。春らしい優しい色合いで、どんなお花にも合わせやすく、幸せなほど香るお花です。いつも数本は手元に置き自分自身も楽しんでいます。春は芳香のある花がたくさんありますね。長いまま使う時は多きなブーケなどに向きます。またアレンジメントには枝を切り分けて使えますのでとても重宝です。フラワーデザイナーにとってはオールラウンドに使える優れたお花です。他にも濃いピンクから薄いピンク、黄色に淡いオレンジや濃い紫色などがあります。

お正月にはとても手が出なかったのですがやっとピークシーズンになりお値段落ち着いてきました。バレンタインデー用に赤いバラと合わせるとなかなかよい感じになります!

花瓶の水を変えるたびに斜めに切り戻してください。葉は絶対に水につけないよう切りもどした時に要確認。

シレネ アルメリア サクラコマチ

花の色はとても薄いピンク、ヨーロッパ原産で宿根草です。昨年11月に一度入荷しましたが、ヨーロッパでは夏の花ですが春が本来の季節です。可憐な姿で花と花の間を埋めるフィラーとして活躍します。花のすぐ下の茎が少しぺちょっとした触感。このため英語ではムシトリナデシコとのニックネームで親しまれています。カーネーションと同じ科ですので丈夫で長持ち!節もありますので、茎をカットする時は節と節の間で斜めにすかっと切り落としましょう。

セイヨウテマリカンボク/ビバーナム・スノーボール

いつもは5月位に使うお花ですが、もう市場には並んでいますと昨年書いていました。もう2月の出荷は定番になりつつあります。小さな枝でしたが地産地消はやはり強く、リビングに置いてもゆっくりと開花し10日間以上楽しませてくれました。今の時期はどの花も長持ちしますのでその分のお値段と捉えています。

流通名はビバーナム・スノーボール。こんもりと花が密集して若枝の先につきます。蕾の状態はライムグリーン、開花が進むと白になります。ガマズミ属の植物の花は白やピンクが多く香る物もあります。花が終わると赤い実をつけます。しかしこちらのV.ロゼウムに関しては実はつきません。ブーケなどにいれるとふわふわと揺れ爽やかなライムグリーンの色と共に初夏を感じさせるお花です。水揚げがやや難ですが、上がれば長持ちしてくれます。小さな花は茎が柔らかくアレンジメントには扱いにくいです。

清潔なナイフでシャープに切り込み、花瓶の水を替える時にさらに切り戻しをして楽しんで下さい。クロンキスト体系等の旧分類ではスイカズラ科に属していました。

ストック アーリーアイアンマリン

香よし姿よし、そして花もちも大変よいお花です。すくっと長い茎を持つラインフラワーの分類になります。大きく長い花を使う練習で左右非対称のトライアンギュラーシェイプを作りました。様々の花を扱いそれぞれの特徴などを覚えてゆきましょう。経験を積めば葉を見ただけで科属名がわかるようになります。そうなると植生も繋がり各々の特徴を生かしたアレンジメントができます。

花瓶の水を変えるたびに斜めに切り戻してください。葉は絶対に水につけないよう切りもどした時に要確認。

キンギョソウ レジェレモネード

月初に使ってとても好評でしたので色違いをリピ買いです。かなりよいお品ですが、年末価格はちょっと行き過ぎです。香りのするストックを探していましたがよい物がなかなか出てこず、スナップドラゴン 'レジェレモネード' というレモンイエローのラインフラワーに決めました。とても綺麗なお花です。寒いので先端までは咲かないと思いますがそれでも一週間はお楽しみいただけると思います。 茎は斜めに消毒したナイフで深くカットし水に浸かる葉は取り除いてください。

キンギョソウ レジェピンク

黄色、薄ピンク、濃いピンク、ピーチに赤など、色のグラデーションが美しい物が多く、青以外の色があります。最近は色のバリエーションが増え中間色同士の複色も美しいです。庭先では春から夏にかけて咲きますが、花屋の店頭では12月から並びます。日持ちは1週間としましたが、花瓶に入れて切り戻しをかければもう少し長く楽しめます。ですがあまり寒すぎる環境はどうも苦手なようです。暖かくなっても花持ちはあまり変わらず一週間は楽しめます。茎が太く全体的に力強くしっかりしたものを選びましょう。やっぱり今年もストックが高値のためスナップドラゴンが大活躍です。

食用(エディブルフラワー)でも流通があります。

スプレーストック ハイカルテットチェリー

まだ時期的に早いかなと思いつつも、もう心は冬を超えて春。ちょっと勇み足すぎですね。やはり旬にお求めください。

花瓶の水を変えるたびに斜めに切り戻してください。葉は絶対に水につけないよう切りもどした時に要確認。切り戻しをかけ茎をリフレッシュすると暖かいお部屋でも10日位持ちます。

シレネ アルメリア サクラコマチ

花の色はとても薄いピンク、ヨーロッパ原産で宿根草です。なぜ今の時期に出回るのかとおもいましたが、この可愛いさに負けて思わず手にしておりました。ヨーロッパでは夏の花ですが、いささか日本では花期が早いようです。可憐な姿で花と花の間を埋めるフィラーとして活躍します。花のすぐ下の茎が少しぺちょっとした触感。このため英語ではムシトリナデシコとのニックネームで親しまれています。カーネーションと同じ科ですので丈夫で長持ち!節もありますので、茎をカットする時は節と節の間で斜めにすかっと切り落としましょう。

カーネーション/ダイアンサス

優しいライムグリーン地に中心部にライトオレンジが集まる複色のカーネーションです。ニュアンスカラーの優しい色を探していましたので、このお花にしました。茎は細く節の間が長かったため、花の重みでが曲がってしまう花もありましたが、短く使う分には問題ありません。

カーネーションは節がありますが、切る時は節と節の間を斜めに切りましょう。花瓶で楽しむのでしたら水替えの時にまた斜めに切り戻すと持ちが違います。水に浸かる葉はきれいに取り除きましょう。

宿根スィートピー 白

今の時期はよく出回ります。今回はアレンジメントに入れるため、蔓が絡まない花だけの部分を入手しました。イタリア南部シチリアやクレタ島原産の花。ぷっくりとしたやや肉厚の花弁の宿根タイプは春本番桜の咲く頃から出回ります。可憐そうですが意外にも丈夫です。蔓性植物で、カールした蔓もまたユニークです。とても清楚で高貴さも感じ上品なお花です。小さい花ですのでグループにして使うのがよいでしょう。スズランなどと一緒に小ぶりのブーケに仕立てるととてもエレガントなウエディングブーケができます。

茎は丁寧に切りましょう。